※必読規約
※文字色一覧 □white □white2 □white3 ■Black
日記作成(表紙)には
【 使用C名をフルネーム(作品名) 】を使用してください。
】サイト移転・規約改正のお知らせ 一度上部の※必読規約からトップページへ目を通してくださいますようお願い致します。

スレ一覧
┗189.刃生行路(〆)(74-78/78)

||次|1-|||
78 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2023/01/19(木) 21:30

#

この一冊に触れてくれた皆へ、新年の挨拶と長らく世話になった礼を。
明けましておめでとう、昨年はどのような年であったろうか。良きこと悪しきこと、様々入り交じったことだろうが、新たな一年が恙無く過ごせるものであるよう、美濃の国の片隅より願っている。
所属本丸の移転に伴いこの帳面は終いとし、此処に残していくことに決めたが、新しい一室には既に真新しい一冊も用意している。一からではなく続きを綴る予定だ、その目に留まる日がきた時にはよろしく頼む。
また、クダギツネ便はこんのすけが動ける限り有効だそうなので、これもそのまま残していくことにした。
何かあれば、活用して欲しいと思う。

筆を握ってから五年弱、この部屋や訪れてくれる者、帳面を手にし目を通してくれる皆には大変世話になった。
縁のあった者は勿論、なかった者も含め、全ての朋の未来が笑顔と幸い溢れるものであるよう。


三日月宗近

[返信][削除][編集]

77 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/10/21(金) 03:26

#

夏を満喫しよう、夏季限定の美味いものをたらふく味わおう、祭りに花火、海も良い。…等々、思うばかりでいるうちに、布団が冬用になった。
そう言えば日の暮れるのも早くなったな、蝉の鳴き声が鈴虫の音に変わったのはいつ頃だったろうか。
素麺を口にする回数が減って梨や柿が並ぶようになり、風は熱を冷ますのではなく奪っていく。
金木犀を初めて見て嗅いだ刀達が愉しげであった、幾振りかは箪笥に入れておくのだと花を集めていたが、刀の付喪神ではなく木の精霊になってしまいそうだなぁ。
庭掃除が忙しくなったら焼き芋始めだ、今年の春以降に顕現した者達には初めての味と経験になるが、仕入れる芋の量が凄まじい事になりそうだ。

今日のおやつは南瓜のパイだったが、明日は栗羊羹らしい。
ハロウィーンにはもっと色んな菓子を用意してくれると聞いている、皆支度も順調なようで、今年も楽しみだ。

来年が迫ってきているなぁ。

[返信][削除][編集]

76 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/08/13(土) 21:06

#アイスを愛す

どれ程かと言えば、三食のうちのいずれかを置き換えても良い程に。

ここ暫く任務が忙しく、流石に給料分を上回っているのでは、と思っている。常の出陣は敵方の数が増えて夜戦部隊との合同戦闘も屡々、加えて書類仕事も幾らか請け負う事となり、中々に磨耗しているなぁ、と言う状況だ。本当に、アイスでも食わねばやっておれん。
今日の湯浴み後のアイスはメロン味のものだ、器もメロンで可愛らしく、味も良いので最近のお気に入りになっている。
あれはメロン以外の味もあったりするのだろうか。


さて、内容から見て俺宛てでは、と思ったので反応を返しておくぞ。違っていたら恥ずかしい事この上ないが、それもまた経験と言う事で目を瞑ってくれ。
まずは嬉しい言葉をありがとう。綴ってくれたのは、いつぞや宛名のない私信を送り合ったお主だろうか。であれば、また元気そうな姿を見られて嬉しく思うよ。帳面の主たる御仁とも仲の良い様子で、思わず頬が緩んでしまった。此方は相も変わらぬ蝸牛の歩みだが、のんびり付き合ってくれたなら幸いだ。

[返信][削除][編集]

75 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/07/19(火) 01:35

#この謎を解くのは困難ぞ

結局自力では解けなかった、と言う話。
ふたつ前の頁に残した問題について、同室の骨喰と南泉にも協力して貰った結果、二振りの誘導を受けてどうにか正解に辿り着く事となった。
暫く書き忘れていた為、遅くなったが答え合わせも兼ねて。

五人の武将の中に潜んでいた間者は、浅葉殿だそうだ。
考え方は今後新たな謎を提示された時用に、一応記しておく。また同じような謎とは限らんが、覚えて損はないだろう。

まず、五人の名を平仮名にすると、生き物の名が含まれていると言う共通点に気付ける。
生き物は犬、鯖、猫、馬、山羊となっており、更に四人は哺乳類、一人は魚類と分けられる。
哺乳類の中に混ざる魚類(浅葉=あさば=鯖)が仲間外れであり、間者である。

分かれば成程なあ、となるのだが、見方を変えるのは中々難しいものだと感じてしまうな。それが当たり前に出来たなら、様々な謎に応用が利きそうだが。
戦術の組み立てにも役立つやもしれんので、勉強しようと思う。


気付くのが遅くなったように思うが、この帳面を本棚に収めてくれたお主に感謝を。
背表紙に振られた番号は被りやすさもあって中々目印にせんのだが、たまにはそれで追ってみるべきだなあ。

お主ら、だな。異なる世界のお主にも感謝を。

[返信][削除][編集]

74 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/07/11(月) 04:21

#

連綿と続く営みの足跡の中、人の子に愛され慈しまれ、同様に人の子を愛し慈しんで、俺は神と付くものとなった。
注がれる眼差し、称える声、触れる温もり、語り継がれ書き残される逸話、鋼の身を支えるそれとはまた別の、俺を俺たらしめる芯。その、何と重く熱いこと。
神を作るのは人の子の思い、信ずる心。我らもまた、同様に。

などと、天井の木目とにらめっこしながらぼんやり考えていればもうこんな時間だ。朝だな。
中々寝付けず始まった思考の切っ掛けは、恋仲でもあった刀だ。今もあれは俺の傍に在るのだが、先日、酒に呑まれて正体をなくした。その際ぼろぼろ出てきた言葉があまりに、そう、あまりに神を祀る人の子を思わせるものであったから、もしかすると俺の芯を作るひとかけらは、これの信仰やもと思ってしまい。それから、神が神を作るかと、ひとりで可笑しくなった。

恋仲としては四周年を迎えるに至らず、けれど共に在るようになって六年目。
仮に人の子の記憶から俺の存在が消え去る事となったとて、あれがいる限り、あれが俺を祀る限り、俺はこうして在るのだろうなあと思う。



>>俺が再び帳面を作った暁にはきみの暴露話を投下しよう。決めた。


突然現れたと思ったら、とんでもない宣言を残していったな。

[返信][削除][編集]

||次|1-|||

[戻る][設定]

WHOCARES.JP