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┗1972.Corpse Reviver【〆】(16-20/248)

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20 :黒沼アラヒト
2020/12/11(金) 21:15

そろそろ次期陛下のクリスマスの装いについて討議しねぇ?オーバーサイズの白ニットワンピ…もしくは黒サンタ(ミニ)でどうよ。

肉奴隷に定番の赤サンタ(ミニ)を着せて城内を引き回す手もあるぞ。加え女体化なんぞして貰えたら、存分に可愛がってやるんだがな。

──さぁて、開幕だ。


「次期陛下のクリスマスの装い、
 或いは肉奴隷の処遇についての討議」



──……。…いいアイデアとは言えねぇな。俺の美しさに世界が狂ったらどう責任取りゃいい?議題から脱線してるぜ殿下、アンタの恰好の話だ。ミニが気に入らないならチャイナサンタって手もある。美脚が際立つぞ。


はは、全ての国を掌握して本物の創造主になってみては?…丈はどうだっていい。問題は“なぜ俺ばかり女物を着なければならないのか”ということだ。たまにはお前が着て見せろ、その長い脚にこそミニが似合う。何ならバニーで魅了してくれてもいい。

パンツ見えそうなの気にして恥じらう顔が見たいからだよ。…まあ、そこまで俺のパンツが見たいなら仕方ねぇ。(セパレート、タイトラインの赤サンタ服とハイヒールを身につけ仁王立ちで)さあ王子殿下、捲るなり潜るなり好きにしな。…ところでアンタ、ちょっとばかし縮んだ?

……。(うむ、俺が間違っていた…堂々たる立ち姿に真顔で固まり相対す。促される捲るも潜るもシュールな絵面、さてどうするかと思議したところへ落ちた科白は気に障り)──そう言うお前は態度までデカくなったな。(言うなり華奢な10cmヒールを足払い、倒れた腹に跨り組み伏せ。抗いなくば指を鳴らし彼を女人に変えようか)

(発声の間も無く背中を打ちつけ、次いで聞き覚えのある軽快な音が響いた時には)──げ、マジでやりやがっ…んん?(視界に豊かな膨らみ…引きつつも掴んで揉んでみて、不服げに顔を上げ )D…いや、Eか。なんでヨルクちゃんより小せぇんだよ。…まあいーや。んで、どう可愛がってくれんの。童貞君。

(経験不足がよもやサイズに反映されようとは…文句の声にしたり顔から眉を寄せ。触って大きさを測れるあたりも誹謗に加えてなお憎く)……俺の可愛がるは“愛でる”だ。(見下ろす頬へ片手を添わせれば、首を傾け一度目は触れるだけ、二度目は軽いリップ音を立てて唇同士を触れ合わせ。そのまま抱き竦め、長い黒髪の首筋に顔を埋めて)――好きだよ、アラヒト…ちゃんは語呂が悪いな。

…女の体は冷えやすいんだぜ。床に転がしたままじゃ減点だな。(口付けも抱擁も動かず受け入れていたが、首筋を擽る頭の後ろ髪を梳きつつ苦言を。そのまま相手の首へ腕を絡め)ほら、だっこしてくれ。甘えるんじゃなくて愛でるんだろ?

…すまない、気が回らなかった。(魅力的過ぎて。顔を上げ愛おしげに見つめ、頬を擦り寄せてから横抱きにして立ち上がり。歩む傍ら再びの魔法。出現したベルベットの長椅子に腰を下ろすと脚下を支えていた手を抜き、華奢な顎先の輪郭をなぞり)──…綺麗だ。けれどやはり、いつもの方が良い。

(そりゃそーだ、脚組みしつつ返すと、ふっくらとした唇の端を俄かに吊り、絡めたままの腕にわずか力を込め無遠慮に胸の膨らみを押し付け)まーそう言わずに、折角だ。予行練習くらいしてみたらどうだ?お世継ぎが童貞じゃいざって時に困るんじゃねぇか。

……要らないよ。養子をとる。(温かな感触に朱を帯びた顔で眉尻を下げれば、背からも手を外し、解呪を鳴らして両手で相手の頬を包み。至近、鼻をじゃれさせながら爽涼な風情に戻った榛を味わい)あの街で…花火を見ながら決めた。俺はお前一人でいい。


──議決編へ。

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19 :黒沼アラヒト
2020/12/11(金) 17:42

(得てして、適度な距離感ってやつが一番大事だと思うね。
恋愛なんてのは、無理なく、楽しくやるもんだ。過干渉?勿論ナシ。できることなら、しんどくなるまえに離れるのがベスト。
クライマックスには笑顔でさよならしたいだろ。


──だからこの距離が限界だって、


…わかってんだが、)




独り言と内緒の話





…いちいち可愛くて参る。
大概にしてくれ。“俺の”って言いたくなるだろ。



どこに可愛さを見出しているのか、てんで理解不能だが。
いつ“お前の”にしてくれる?
……目敏く見つけてしまった。




おっと、見つかっちまったか。
…生憎と、俺の梯子じゃ短えんだ。
手が届く場所まで降りてきてくれたら、な。



そっちこそ、あまり誘惑してくれるな。
正しく愛して幸せにしたいのに…
曲げてしまいそうになるよ。




俺の幸せは俺がつくるさ。正しい必要もない。
アンタのやりたいようにやりな。



……お前も同様に。エルフは心身とも強健な種族だ。
手を離さない術も知っている。俺たちならば大丈夫。






(うまくはぐらかせた自信がない。いよいよおかしくなっちまったらしい。俺の頭は。

……あーあ、しんどいのは嫌いなんだがなァ。)




(もう遅い)



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18 :ヨルク・ビス・アエタス
2020/12/09(水) 08:46



お前の捻くれたそれがだと

奥底の俺は気付き始めた。



だったら、

時計塔に見た蒼穹を打ち壊して、

胸を焦がす情動のまま、

掻き抱いてしまってもいいだろうか。





本当はずっとそうしたかった。





見て、問い掛けて、



ずっと探していたんだ。







お前を縛るための理由を。



Sei cosi dolce.




お前を構成する全ての要素が愛おしい。




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16 :ヨルク・ビス・アエタス
2020/12/07(月) 03:30

肩口で切り揃えた赤銅の髪に、切れ長な鳶色の瞳。背丈は俺とそう変わらず、戦場では銀のハーフプレートを煌めかせる。背から抜いた大剣で鮮やかに敵を薙ぎ倒す彼女は、
──名を、ゲルトルートといった。
軍事大国インサニアの姫君だ。中性的な魅力を持つ美しいひと。

テーブルを挟み彼女が座っている。必要最低限の物しかない、味気のない俺の部屋。白いカップにハーブティー。脇に一口で頬張れる甘い茶菓子。暖炉には赤々と炎が燃え。窓の外では雪が軽やかにちらついている。
寡黙同士なかなかに気が合い、近くに寄った際にはこうして互いに顔を出すのが習慣だ。

彼女…ゲルトルートには同性の使用人で、ヒルダという恋人がいた。俺と同じように──同じように?…違う。俺に想い人はいない。兎にも角にも将来について悲観を、あるいは懊悩を抱いていた。


婚姻により列強諸国と縁を作ること、また、世継ぎを残すことは王族に与えられた使命である。


『お前にしかヒルダのことを話せない。』
彼女はそう言って、政のことを語らう合間にぽつりぽつり、惚気や不安を落として帰る。相談というより吐いて解消していくのだ。俺はそれを黙って聴く。


だがその日、その日は何故だか。彼女の気持ちが痛いほどに理解できた。まるで自分のことのように、俺に同性の懸想相手がいでもするかのように。

居た堪れなくなった末、俺は彼女に求婚した。誰彼に抱かれるよりマシだろう、ヒルダも連れて来るといい。思うままにそう告げた。

やがて。

彼女は真っ直ぐ視線を交わし、首を縦に振ってくれた。


──ふとした瞬間に過ぎる美しい宵闇色がある。
軽薄な、けれども温かい低い声に、いつも支えられていた気がするのに……思い出せない。何一つ。


ああ、きっと、益体もないことに違いない。


初めからレールは敷かれていた。
俺はこれからも、変わらず国にこの身を捧げる。
友人である彼女を愛し、命を賭して添い遂げる。




(その未来は潰えた。俺はもう、彼を手放せない。)


(好きなようにすりゃいい。お前も、勿論、俺も。…それでいいだろ?)

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