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┗1977.こいこい。【保存】(46-50/68)

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50 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/03/26(金) 00:00





ねぇ、大事に着けてくれてるって本当?

嬉しいなぁ、夢みたいだ。ありがとう。

ずっと肌身離さず持っててね、俺の骨。





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49 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/03/23(火) 00:00



万が一にも有り得ないことだろうけど、君が身重になったらね、今以上に大事にするよ。そして頃合いを見て、ちゃんと申し込んであげる。入れ替わりの血戦を。──君が勤めに出たまま戻らない夜は、長いばかりでつまらない。それはそうと昨日の話、少し考えてみたんだ。やり方が回りくどいのには目を瞑ってよ、やることは至って簡単だから。手っ取り早く客の中から見た目の悪くない奴でも捕まえて身請けさせるように仕向けたらさ、後はソイツと俺を引き合わせて、馴染みの相関図の出来上がり。前と立場は逆だけど何年振りかに元の関係を楽しめるよ、また新鮮な気持ちで睦み合える、余得にしては申し分ない。名案じゃないか。嫉妬心や背徳感を掻き立てたいわけじゃなく、俺はただ模範解答を知っておきたいだけ。君がどんな風に愛されたいのか、愛されたかったのかを傍で見ていてあげる。俺がせっかく幸せな夢を見せてやっているのに、夢の中に落ちていながらそこが夢だと気づきたくて仕方がない、例えるなら君ってそんな感じだからね。遠回しに好意を蔑ろにされて悲しいのは俺の方。俺を選んだのは君なのに、君がいないと俺は生きていけないのに……ふふっ。君はいつだって気の毒な女で始末に負えないよ。だけどそんな所も好きだから、日頃の行いを省みる理由にはならない。こんな具合なのに、もう随分長い間、ずっと一緒に居るよね。それはこの先も変わらないよ、愛しくて大好きな君。啀み合いも罵り合いも偶の退屈を紛らわすための戯れでしかないし、俺がもっと強くなれたら、殺し合うのだって素敵なんだから。──ねぇもう慣れてくれた?伝えたいこと、君がこいしくてこい焦がれて堪らない俺の気持ち、理解してくれたかな。遊び飽きて用済みになったら喰ってしまえばいいんだよ、そのために顔が良い男を選ぶんだから。気に入らないなら俺が片付けてあげる。それで何から何まで全部、君の望み通りでしょう。



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48 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/03/17(水) 23:00



君に名前を呼ばれるのって、何かこう、凄く癪に障る。うふふ。どうしてかはわからないけれど、思い当たる節もないから、あの方の御意志がそうさせるのかな。お互いの血肉を好んで喰べるのも多分そう。まぁとにかく、今日は君が喜ぶようなことを書くつもり。日付は大事なんだよ、覚えておいて損はない。楽しみの目安にするために。──相性にも色々あるから、一番良かったのが体のそれだったなんてよくある話さ。君にとっては何でもない当然のことなのか、触れられたくない例外なのか、聞くわけにも行かないしあまりにも遅蒔きで、妙な心苦しさの理由なんてきっとそんなものだ。もうずっと、思えば最初から、だけど今更、だから尚更、動悸がやまない。相手を思う気持ちや愛しさで胸が痛くなるって、平たく言えばこういう感じなんじゃないかな。打ち拉がれてる顔も今みたいなそういう顔も、俺は両方知ってるからね。あまり遠出ができない君のために行きたい場所には付いて行ってあげてるし、とりとめのない会話にも夜通し付き合ってあげてる。話し始めると本当に長くて内容も転々としていて、余計に夜が短く感じるよ。そんなのもよくある話で、君が思うよりずっと、俗っぽくて凡庸な人間ごっこに興じることが板に付いて来てる。だから時折悲観する君のことがよくわからない。何が不安で何を心配してるのか、気に入らなければ切り刻むくらいのことはしてくれても構わないけれど、君程すぐには再生できないから、どの道不毛な思いをさせるだけだし。君のことをあいしてやまない、俺は下弦の壱なんだから。忘れてるなら思い出しておいてね、愛しの君。ああ泣き別れだ、悲しいな。ふふふっ。



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47 :メ_ロ_ン(B_E_A_S_T_A_R_S)
2021/03/14(日) 23:00



変ですか?私のこの顔のぶち模様。フフフ。父方の祖父がトムソンガゼルだったかグラントガゼルだったかで、きっとその血のせいかな。隔世遺伝で現れた顔側線が、こんな風に突然変異を起こして斑点のようになっただけですよ、そんなに見つめるなんて私の顔に余程興味がおありかな。確かにこんな模様が無ければ、もう少し見られる顔だったかも知れないと思うと残念ですけれどね。ええ冗談ですよ、だからマスクは外しません。時にあなたはよく観察しておいでだ。観察と言えば、こんな仕事をしていると、常日頃からあらゆる物事を仔細に眺めているのではないかと勘違いされることもありますが、それは誤解です。──そもそも、いえ例えばですよ。手のつけられない凶暴な悪獣や犯罪を繰り返す狂獣が居たとして、問題が浮き彫りとなり世間の目に触れることとなればとやかく言われるわけです。やれ家庭環境が悪かったから、周囲との関係に恵まれなかったからと、無責任な評論家気取りの連中が寄ってたかって答えのないものを興味本位で引っ掻き回し……そう、たかが第三者の分際で、何にでも原因があるはずだと勘繰ったり、無理矢理な理由に結びつけるのは傲慢な考えです。私に言わせてみればある種の同情のなせる業、それは無意識下で対象と自分の住む世界を隔絶させているが故の思考だ。全てのことに因果関係はあるかも知れないしないかも知れない。置かれた境遇は皆等しく平等に誰のせいでもないんですよ。無論自分のせいとも限らない。無為自然とは往々にして残酷なものだから。まあ要するに、他者の獣生は誰かを納得させるためのものでもなければ、使い捨てのエンターテインメントでもないのですから、命は大事にしましょうね、お互いに。フフフ。悲しい過去も美しい過去も、過去である以上、その時点で退屈でつまらないものだ。無価値ではなくともね。死んだ時間のことなんて忘れましょう。群像劇を好まない私には家族も友達も恋人もいませんが、こうして社会の一歯車として務めている。いやいや、あなたがいましたねぇ。私とあなたは既にお友達以上の関係で、何より今日はあなたと一層お近付きになれた特別な日ですから、こうしてカルテに書き残しておこうと思い立ったわけです。安心して私に身を委ねてください。今後とも仲良くしましょう。是非よろしく、お願いしますよ。



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46 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/03/10(水) 00:00



少し前にした口約束の話。日本橋呉服町の絵草紙屋で綺麗な木版画の便箋と封筒を買って、詫び状として持参してあげる。書き出しは〝謹啓 上弦の陸様〟──君の感覚は狂ってる。一風変わった生業のせいだろうから同情してやっても良いけど、どちらかと言えば人間寄りで、少しもまともじゃない。理性なんて見せかけで、姿形は飾りでしかないんだよ、だって俺は鬼だから。そして君も鬼でしょう。人間的な恥の概念もなければ、本来なら服を着たり言葉を選んで話すことにさえ人間程のやむを得ない理由もないはずなのに、君っておかしいよね。人間が生まれながらに理性を備えた動物だとすれば、生まれながらにそんなものを必要としない鬼が、わざわざ生得によらないものを後から身につけるのは嗜みの範疇だ。喰うにしろ楽しむにしろ、その方が都合がいいから、体裁のために文字通り人真似をしているだけ。全部人間を欺くためにやっていることに過ぎない。もう一度言うけれど、俺も君も鬼なんだよ。君が執心してやまない人間の美醜なんて皮を一枚剥げば形無しで、温かい血もすぐに冷たくなってそれでお終いだけど、鬼は違う。どんな姿になろうと形がどうであろうと何も変わらない、ずっと。言葉だってそうさ、人間のそれとはわけが違う。……なのに誤解するなんて有り得ないよ、俺のこと。これだけわかりやすくて従順なのに、こんなに愛しく思っているのに、君は酷い女だな。結びがないのは言わば験担ぎ。俺と違って君は〝理性的〟だから苦労するんだよ。



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