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┗1977.こいこい。【保存】(50-54/68)

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54 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/04/02(金) 00:00



あれぇ、意外と早かったね。おかえり。一等車でもそんなに揺れたの?だからよした方がいいって言おうとしたのにな。──まぁ何だっていいよ、譲れない大事な部分の価値観が合っていて良かった。物理的は合理的。心の融合なんて甘い夢。雲を掴むような話だよ、触れられない交われない。だけど形あるものとなら一体化できる。体の結びつきを軽んじる理由なんてないよね、肉体面での依存は何より本質に近いものなんだから。君の話で言うところの肉を裂いて腑を開く過程か、晒した髄に触れたとき初めて顕れるかも知れないものだ。俺は君に依存してるよ、深い深い依存。簡単には離れられないくらいに。……ところでさ、また妙な入れ知恵をされたみたいだね。港に船が着くと碌なことにならないな。そんなもの、その話を君に聞かせた何処ぞの西洋かぶれの客に強請って誂えさせたらいいじゃないか。別に君を詰るつもりはないけれど、ただこの間、人間に墓場の湿った土の匂いだと言われたことを思い出して少し虫の居所が悪いだけ。君にもしたよね、この話。仕方ないし俺からはもっと良いものをあげる。指切りしよう、切るのは薬指でも小指でも。地獄くらやみ花も無きって言うからには、君が花を見たがるうちは一緒に堕ちるのをよしておいてあげる。



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53 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/04/01(木) 00:00



汽車って乗り心地はそんなに良くないよ、煤だらけになるから。まぁいいか、ゆっくり楽しんでおいで。見送りの言葉はそれで十分。──俺と君とじゃ割り切る所が違っていて、そのせいでお互い摩耗してばかりなのが堪らないよ。良いよね、このままならない感じ、凄く好き。こういう可愛らしい次元の葛藤には今まで縁がなかったし、憧れるのも烏滸がましいような甘ったるいものだと思ってた。君の精神的な幼さってとにかく縋りつきやすくて、なかなか即物的に満たされてる。うふふ。流石だね、普段から男に食い物にされているだけのことはある。他人を依存させたがる、他人に依存されたがる奴はごまんといるけれど、器が伴っていなければ行き着く先は共倒れ。一蓮托生なんて言えばまだ少し格好がつくのかも知れないけど、実際はもっと視線を下に向けて、泥仕合の果ての抱き合い心中って感じ。俺はそんな器じゃないから専ら依存はする方さ、精神面とは別の部分でね。君がひしひしと感じている一方通行だって気持ちの原因はこの辺りにあるのかな。だからちゃんと役割は全うしてるよ、一翼を担うとも言う。こんなのは天秤だと思って考えればいいんだよ。心はそれ程通い合っていなくても、今の所うまく膠着状態なのを証拠に、体の面でも利害の面でも……寧ろその両方が作用し合って、心の繋がりを補って余りある程に釣り合ってる。釣り合いが取れていないことの方が問題なんだ、物足りない寂しさより、割を食う憤りの方が何倍も嫌だよね、そうでしょう?忘れ難いし得るものもなくて辛いだけだもんね。日が落ちても君が戻らなかったら俺は出掛けるよ。少しも花に興味はないし、遠い昔の話なんて何もかも忘れたけど、縄を綯い終わるまでの間くらいは君の帰りを待っていてあげる。



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52 :メ_ロ_ン(B_E_A_S_T_A_R_S)
2021/03/29(月) 23:00



あ、のみじゃん。月見も花見も雨で流れなかったのかよ、つまんねぇな。湿気てなきゃ俺撃たれちまう。鉄砲の話。鉄砲汁じゃなく。──早い話が俺主催、参加者全員俺の俺によるママンのためだけのコンペに通って、最終的にママンの御眼鏡に適ったのが今回こんな感じだっただけ。通過率は2割弱ってとこ。こうして場所を移る度に名前も姿も何もかも変えて遊んでるからさ、ここに流れ着いたのだってある意味奇跡的だよね。とにかく姿形なんて飾りなの。俺がこんなに頑張ってんのは全部全部ママに愛されるためなんだから。ママは弱々しい体の大人しそうな男が好きなんだよねぇー♡少なくとも今はそう。ママの好みは模様も睫毛も瞳孔も、食性以外の特徴は総じてウシ科、もしくはウマ科のそれだ。垂涎ものだぜ、調べてみなよ。養ってくれるママが欲しかった俺と、ちょっと壊れちゃってる空っぽのママって相性最高なわけ。ママはいつまで経っても恋する乙女のままだけど、まぁ頭イカれてるのに目を瞑ればまあまあイイ女だし。母の日にはさ、こーんなでっかい真っ赤なカーネーションの花束をあげる。大好きで大嫌いなママ♡ねぇ聞いてよママ、あのね。ママの育て方が悪かったせいで、メロンはこんな碌でもない男になっちまったわけじゃないから安心してよ。パパとママ両方揃っててもきっとこんなだったぜ、そう考えりゃ気持ちの上では全然マシじゃん良かったね。あーあ、天気ばっかり良くってもなぁ。ここ最近じゃ一番ざわつく夜かも。胸がチクチクしやがるぜ。何故だか分かる?分かんねぇよな、混ざりモンのないヒョウにはハーフの気持ちなんて。けど良いよ、別に気にしなくったって。簡単に理解されちまってもそれはそれで虚しいし。これでも一応さ、アレもソレもコレも全部自分で選んだことだって自覚のもと、自分の獣生への責任感だけはあるんだ。悲しいかな無駄にガゼルとヒョウの二つの獣生分持ち合わせてるけど。次はセミナー講師かコンサルでも始めよっかなー。世の中には無資格でも名乗れる職業がたくさんあって便利便利。中途半端な獣生をのんべんだらりと送ってる退屈で仕方のない皆さんは、俺が理想の責任の取り方って奴を教えてやるから申し出るように。覚悟あってこそ日々の暮らしに張りが出るってもんだ。こうやって他者に干渉したがるのも俺が寂しがり屋だから。とっても寂しがり屋なんです僕。故に拝借することに罪悪感なんて微塵も感じねぇのさ。体よく味見をさせてくれ、俺との縁なんざそんなもんであってくれなきゃ困るだろうからよ。



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51 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/03/28(日) 00:00



君も日常的にやってることじゃないか。良い悪い、幸不幸の別なく夢を見せてやっているだけ。言うなれば小さな目的のための無味乾燥な接待さ。紋切り型と言うのか事務処理的と言うのか、ある程度形式が決まっていてね、例えば最初は汁物から手を付けるのが作法だったり、要は簡単なんだ。だけど礼を欠くのは御法度で、ちゃんと椀の蓋を取って横に寝かせてから啜ってあげる。まぁそんな感じで見境がないように見せかけて、その実、花代でも渡すつもりで失礼のないように片付けてやっているわけ。重んじてもいないけど、かと言ってそれ程軽視もしてないし、何もかも最低限で事足りる。……だから君の最初の反応って、ある意味新鮮だったし傷付いた。先の例え話に準えるなら、君が据えてくれた膳に並んでたのは河豚汁。偶に呷る毒も悪くないけれど、俺は君のことが本当に好きだったから心まで蝕まれる思いだった。支度を済ませて真っ当な手順も踏んだのに、何が気に入らなかったのかな。出会ったばかりの頃だから、君の出自を見下してたのが伝わったのかな。容姿に恵まれた君は知らなかったんだろうけど、男は繊細だから傷付けられると攻撃的になるんだよ。うふふ。今はもう知ってるよね。この間の話の補足はここまで。──そう。君って本当、一緒にいる男に影響されやすい。芯が弱ければ軸もない、そんな所も素敵だね。君を悲しませるのが大好きだよ。喜ばせるのも大好き。どちらに重きを置くこともないから何に対しての償いも必要ない。俺って誠実なんだ、それなりに平等だからね。これだけ低姿勢なのに、一度だって君に歯向かったことはないのに。いつだってそう、君は泣き寝入りせず報復するべきなんだよ。まるで地べたを這いずり回ってる虫を避けながら地団駄を踏んでくれてるみたい。優しいよね。だけど耐えられない。君じゃないとつまらない、満たされない。おあずけされるのは好きだけど、おあずけさせられるのは好きじゃないんだよ、わかるかな。無意識に振り回されるのって味気ない。だって俺は意識しなかったことがないんだから。君のこと、知り合う前からずっと見ていてあげてるし、聞くに堪えない昔話を一緒に罵ってあげてる。あいしてるんだよ、一挙手一投足の労さえ惜しまず全力で。だからこそ君を喰べる資格が俺にはある、そうだよね。



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50 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/03/26(金) 00:00





ねぇ、大事に着けてくれてるって本当?

嬉しいなぁ、夢みたいだ。ありがとう。

ずっと肌身離さず持っててね、俺の骨。





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