なあ桐＿山、お前は失敗しないように、正しくあるようにって考えてるだろ。それはもちろんいけないことじゃないし、目指す道を間違えてるワケじゃない。でもな、人間は失敗する生き物だ。それに正しさってヤツは一つだけじゃないぞ。あくまでも価値観、立場が変われば捉え方も変わる。
だからそう、あまり意固地になるなよ。大切なのはさ、失敗しないようにするんじゃなくて、失敗してしまった後にどうするか。正しさを決めつけて盲目的に走るんじゃなくて、立ち止まる勇気を持つこと。お前ならとっくに、もう理解してると思ってたんだけどな。…いやいや、意地悪を言ってるつもりはないぞ。むしろ、まだちゃんと年相応な部分があったんだなぁって嬉しい気分だよ。勝負の世界に身を置いて背伸びすることはいいが、それを学校にまで持ち運ぶのはしんどいだろ。そういう時は、疲れたーって吐き出すのが一番なんだぜ。……あのね、吃驚させるつもりはないが、先生なんだぞ俺は。
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なんて桐＿山には大人ぶってみせたが、真面目な話、何においても盲目的な思考は危ういよな。全てを相手に委ねて、任せてしまうイエスマンなんて、正直俺である意味を無くしちまう。大切な人の言葉だからこそ、しっかりと吟味して、思考して答えないと駄目だ。楽な方へとなあなあで流してから後悔したって遅いことは、俺がよく知ってるんだから。

懐かしい顔が笑っていた。
愛しい君が、笑っていた。
それだけで、いや、それだけが見たかったのだから僕は幸せ者だよ。
愛しい人の大切な人が、幸せであることを祈れること。この行為が、どれだけ幸せなのかを知った日。

世界に嘘を吐いたのは、少なくとも君を悲しませるためではなかったんだよ。それを教えてくれたのも、やっぱり君だったね。

夏バテになるには早すぎるけれど、この暑さはどう考えても人間が勝てる暑さじゃないわ。そんな感じで飲み会は散々ミ／コ／トや六／郎に絡み酒をしでかしたみたいで、ほとんど記憶に残っていない私。もう二人が優しくて、とにかく優しかったのよね、だからまたやらかしちゃったみたい。とりあえずカラオケでオールして喉ガラガラにして朝を迎えるなんて、大学時代みたいなことしたわ。
ミ／コ／トにはお礼したけれど、六／郎にはまだちゃんと言ってなかったわよね。ありがとう、応援してくれて。そうなのよ、頑張ってるのよ、わかってるじゃなーいとバシバシ叩きすぎちゃったけど肩大丈夫かしら。大丈夫よね、強い子だもんね。お礼に枝豆あげる、今の時期にぴったりなおつまみでしょ～。茹でるだけなら料理しないアンタでも出来るし、二人で食べて。
そう、それにム／ロさんまで気にしてくれちゃったみたいで！嬉しいです、今度はぜひ飲みましょ！さすがに飲み過ぎはしないので！いつかム／ロ鍋も食べてみたいでーすっと、これは言ったもの勝ちね(笑)

とりあえず今は、この暑さをどうやったら乗り切れるのかを考えるしかない。そうだ所長、たまには鰻重を出前するってどうですか？ねー、みんなもそう思うわよねー？

ままならない事情の所為ではあるけれど、あの人と別れることになりました。……うわぁ。改めて文字にするとダメージが強いんだけど、だってねえ、もうどうしようもなさすぎて。何が悪かったとか、どちらが悪かったじゃないのよ。謝られても謝っても、お互いだけで解決出来ないことだった。喧嘩両成敗とはよく言うけれど、最初で最後の喧嘩をしてスッキリしたのも事実。仲直りはしたけれど、間柄は恋人じゃないわ。思えば、付き合い始めも曖昧だったからねぇ。色んな意味で、元の関係に戻ると考えればいいのかしら。……いやー、ヘコむけど！べっこべこな気持ちよ！それでも今はただ、あの人が平穏無事で心安らかに過ごせることを祈るわ。大好きよ、─────。
書かない選択肢もあったけれど、けじめとして。友達と呼ぶには全然割り切れてないけどね！それに此処を消すかどうか迷ったんだけど、恋愛だけじゃない内容も多いからまだ暫くは居場所にさせてもらうことにしました。ああっと、応援してくれたり構ってくれている皆さんたちの幸せは変わらず願ってますからね！むしろこうなっちゃダメよ！
本当は傷心休暇を取りたいところだけど、そんなものは存在しないわ。良い意味で、忙しく仕事が出来てよかったのかも。とりあえず今日は飲むわよ！ミ／コ／ト、六／郎、付き合いなさい！

奇麗事だと他人が云う。ならば中身を創ればいい。偽善者だと他人が云う。偽善者だろうが、成すことは善だ。
君が、君たちが、心の底から笑って暮らせるように。どうか苦しみが減りますように。悲しみが晴れますように。最愛の灯火が、君たちを照らしますように。
僕の、僕たちの、やるべきことは決まっている。為すべきことは定まっている。一歩ずつ、着実に。僕の愛する人たちが幸せになるのなら、どんな悪人と思われても構わない。