凍ったカナミを指の先から削り落として、そのかけらを口に運んで生きている。
同じように私がなにかを与えることなんて一度だってないから、私ばかりがカナミの味を覚えていった。

——好きって言ったら好きって返してくれる。抱きついたら抱き締めてくれる。そんな優しくて冷たい夢が、望んだ筈の永遠が、それでも足りない。
ただ、カナミに求められたいと求めて。奪われるようにして、奪いたい。
貪欲な竜の性。いつかカナミが諦めるなって言ってくれた、私の本質。欲したものに縋り付いて、震えて、ばらばらにして。差し出された手を握ったら、その四肢を脳髄を骨をすべて喰らうまで止まれない。

すべてを呑み込ませて。そうして貴方を食べ尽くした私を、今度は貴方に食べて欲しい。
そんなふうに完結する輪の中で夢を見ていたいよ、カナミ。
私の世界あなたを、私も愛おしく思いたい。たとえこれが決して起こり得ない"もしも"の話だとしても。

まーた幻想郷が滅んだのか。

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届いてるぜ！と取り急ぎ。週末辺りに邪魔するつもりだ。（22:10 - 2020/10/14）

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実質触手茶会じゃない茶会なんて今まであったか……？（18:50 - 2020/10/18）

前略、そうなると惚気茶会ぐっちゃんさん編を開催しないワケには行かないですよね？草々。

という本音はさておき、おめでとうございます。他人の恋を応援してばかりのアナタでしたから、これからは思う存分！自分の恋に焦がれ悶えてくださいね♡……ついでにまあ、せいぜいその何倍でも幸せになったらいいんじゃないですか？
なにはともあれ、わたしの先輩がお祝いとして渾身の触手をプレゼントしたいとのことでしたので！次のお茶会はよく斬れる武器をご持参のうえいらしてください♡以上、アナタの茶飲み友達ことBBちゃんでしたーっ！

うはあー……！バンビ超格好いいじゃん……！
これは現世に未練できちゃうね。いや生き霊なんだけど。私だったら速攻で戻れなくなっちゃう自信ある。

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「トオル、堀の日記にばっか反応すんじゃん……」
「吉川の日記は反応しやすい話が全然ねえんだよ（※意訳）」

確かに……！

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ねむいぃー。しかもこういう日に限って数学めちゃ難しかったぁー……。
堀ィー、助けてぇー。なんでこのグラフは曲線なの？真っ直ぐ生きて……私の為に……。

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仙石にメールしたけど、メールする口実が日記教えてもらうことだったのすっかり忘れて雑談だけして送っちゃったよね。なんの用だったの吉川さんってドン引きしてる仙石が目に浮かぶ！

はじまったその瞬間から見込みなんてひとかけらもなかったのに、それでもその影に向かって手を伸ばし続けている。眩しい闇を、その輪郭だけを、無数の誰かが焦がれたその色彩を。
ここから一歩も動けないまま。声も届かない貴方の横顔を、ただ伸ばした指の隙間から透かし見ていられさえすればよかった。

いまでもずっと、愛でも恋でもないそれの名前を探している。
仮に見つかったところで、それを呼ぶ日はきっと永遠に来ないけど。