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お姉ちゃんを失ったら泡になって消えられたらいいのに。夜露みたいに消えてしまえばいいのに。
もしも明日ひとりぼっちの朝が来たって、私という存在には昨日と変わるところなんてなにひとつない。もしかしたら何処かに穴が空いたかも知れない心ですら、いまの私は持ち合わせない。
私たちの構造は喜劇的なの。どんなに私が悲劇を望んでも。

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お姉ちゃんの胸を刺すナイフでいたい。
お姉ちゃんの心を揺らす白玉でいたい。

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恋が詰まって息ができない。最近の私はそんな感じ。

全部投げ出して放浪していた数日間も、扉越しに挨拶だけを交わしていた数日間も、お姉ちゃんが好きなのは変われないままだった。
口に出せないまま胸を灼く、醜くて熱い恋心。——捨てられたらどんなにか楽なのに。想う私も、想われるお姉ちゃんも。
でも、楽だから幸せとは限らないわ。きっとね。

今日も貴方に恋焦がれてる。好きだよ、お姉ちゃん。大好き。

「   」

「七年付き合った彼氏を奪った女に一泡吹かせる」という広告を見掛けて、思わず僕とマユに当て嵌めて暗澹としたんだけど、よく考えたら僕とマユは七年付き合ってはいないので心配はなかった。ついでに言えばマユの次の彼氏に一泡吹かせでもしたらマユが僕の血潮を飛沫かせることは間違いないので、不可能という意味でも心配のない話だった。

という話を定期診断（非公式）の際に披露したところ、主治医（非公式）の先生に「君の頭が心配だよ」と実に精神科医らしい観点からお言葉をいただいた。
つまり、
「普段は心配する必要がないってことですね」
「年がら年中頭が春ってこと。暖かそうで羨ましいことこの上ないわね、嘘だけど」
「あんまり真似すると止まらなくなりますよ、その口癖」
「節度ある大人は無闇に口癖が感染ったりしないもんなの」
「なるほど」何処に節度ある大人がいるんだろう。

呟き

どうやらまだ手に取られていたようでよかったです、なにがとは言いませんが。（20:40 - 2022/2/12）

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今夜はなにをして過ごしましょうか。……やはり、そう思案できることは幸せですね。
あなたとの日々のなにもかもが幸福というわけではありません。そこには確実にあの学校での日々が影を落とし、私たちは多かれ少なかれ、それを忘れられずにいますから。
それでも私は、それがあなたを不幸にするとしても、此処にいたいし。ズィマーに此処にいて欲しいんです。

——いまの私と、ズィマーから逃げて部屋に閉じこもっていた私。どちらが正しい精神状態なのでしょう。（20:55 - 2022/2/12）

「   」

復活っと。思ったより早かったな。いや、想定通りならそもそも復活してないが。お陰様で確保を全然使い切ってない。

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ぼんじりには心配を……かけた、ようなかけてないような……？というか普通にもう閉めたと思われて読まれてない可能性もある、次会ったらまた押し付けよう。押し付ける機会が巡ってくるのと日記が新しくなるのはどっちが先だろうな。先に会えるほうにパチュリーのリボンをひとつ賭けるぜ。

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お、よくわからんがまた並んでる。

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些細な言動に引っ掛かってささくれるくらい、あいつに対しては無防備になってるんだと思う。あー、うーん、悪い意味でな。
でも、まあ、結局私はあいつを嫌いになんてなれないし。あいつがこれでいいって言うなら、私もまだこのままがいい。