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85 :
霧雨魔理沙(東方Project)
2020/05/07(木) 20:38
ここ最近の色味が結構気に入ってるんだ、死んでいく紫陽花みたいで。なんてな、はは。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
派手に、競うように咲いて、誰の目にも留まって。霧雨の湿っぽさを誤魔化してくれるようで。……そのうち、雨が止む頃には散りもしないまま枯れるのに。そこに在り続けたところで見向きもされなくなるのに。
一見鮮やかに見えて、終わりは薄暗く目立たない。
夏の、快晴の空にはどれだけ焦がれても届かない。
——魔法使いとしての私のはじまりは星空だった。けど、私の、霧雨魔理沙のはじまりは。思い出すのはいつも、あの家を取り囲んで咲く毒々しいまでの花の色だ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
魔法の森に紫陽花なんてまともな植物があるわけもないのに、窓の外を眺めてはあの青紫を幻視する。
きっと今年も、紫陽花はあの家を覆い潰すように咲くだろう。私が出て行ったあの雨の日みたいな、冷淡なくらいに美しい紫陽花が。
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84 :
みーくん(嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん)
2020/05/05(火) 21:45
僕を僕だと認識する限りぼくのことはわからないよ、だって全部マユの為のはりぼてだから。
当たり前よりやや過剰にまーちゃんラブ、諦めの悪さだけは主人公的な僕をぼくが蔑んだ目で見ている。興奮するだろやめろ。嘘だよ。
僕を見下したまま、窓枠にぐらぐらと立ち尽くしたまま。ぼくは毎度毎度同じ台詞を置いて、落ちていく日を追いかけるように病室から飛び降りる。
また明日と手を振ったら恋日先生が頭を抱えた。精神科の先生は悩みが多くて大変だなあという感想は言ったら普通に殴られそうなので飲み込んでおこう。
魔の三ヶ月を待たずして、モラトリアムもアドレセンスも蒸発した。元より縁が薄いから仕方ない。
だからサナトリウムとバイオレンスのほうが余程似合う彼女の下へ。何故ならきみを××してるから。
嘘だけど。嘘だけど。嘘だけど。……さて、どれが嘘なのやら。
外に出ると潰れたぼくが片手を上げた。最後の力を振り絞って挨拶に費やすあたり似た者同士だなあと感激した。わけはない。
そもそも幻覚だしな、これ。
潰れた喉からいつもの台詞が地面にだらりと吐き捨てられた。「死んじゃえ」その通りだお前が死ね。さよなら三角もう来ないでほしい四角。
かくしてぼくの自殺は今日もつつがなく終了するのであった。ちゃんちゃん。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
なにが間違ってるかってまず出会ったのが最大級に間違いだよ。真剣に。
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83 :
霧雨魔理沙(東方Project)
2020/05/05(火) 01:11
人の言葉を疑うのはそいつが嘘ばかりついてるからだって聞いたことはないか?
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82 :
霧雨魔理沙(東方Project)
2020/05/04(月) 19:09
大丈夫だ、お前宛だぜ。そこの、あー、……誰だお前?
冗談はさておき、すごく丁寧な返事くれたところに丁度終わりですみたいな雰囲気で悪かった。ちなみに終わる予定はまだない、なんなら保存にしたまま毎日更新していた時期もある。ちょっとごたつくといつの間にか月単位で放置してたりするタイプの魔法使いなもんでな……ま、要するにただの保険だ保険。
ええと、なんだ。なんかめちゃくちゃ褒められててうまいこと返す言葉が見つからないというかなんというかだがすごく嬉しかった。私もお前の書く話が好きだぜ、一枚一枚割と長めなのにぐいぐい読めて読み物として純粋に楽しい。
そんなわけで、ちょくちょく勝手に覗かせてもらうからよろしくな。書く頻度はともかく読みには来るつもりだし。
ああそうだ、手短にまとめた代わりに約束の菓子折りもやろう。ちなみに中身はキノコだ、たぶんおおよそは可食だから安心だぜ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ところで急に暖かくなりすぎじゃないか……?
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81 :
フランドール・スカーレット(東方Project)
2020/05/04(月) 19:09
ねえ、ぎゅって抱き締めて、貴方を誰より愛してるって言って、夜が明けるまで傍にいて。
——っ、ふふ、あはははは。嘘だよ。そんな運命がもしもどこかにあったとして、そんなの全部私が壊しちゃったもの。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
握り締めたそれは束の間だけ暖かくて。さっと溶けてしまう砂糖菓子みたいで。よくできた量産品のイミテーションみたいだった。
失くしたくないまま喪った、はじめてのもの。
だから間違えたんだろうね。はじめて上手に恋ができたのに、それじゃあ上手に愛せはしなかった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
お姉様が正しくて私が間違ってるの。そうでしょ?私は私の間違いに潰されるだけ。それで満足しようと思ったのに。なのに、どうして邪魔するの?
——いつもいつもそうやって、明るい場所に私を無理矢理引きずり出そうとするのね、お姉様。私はここで窒息してしまいたいって言ってるのに。
ねえ、話を聞いてよ。聞かないのなら二度とこの地下に降りてこないで。……私を放っておいてよ。お願いだから。
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