俺の言う本歌は今縁を繋いでいる刀の総称であり、個人を指す言葉だ。だからある本歌とは毎日話しているし、ある本歌とは月一に話すなんてこともある。

今日は本歌と酒を飲んでいる、楽しい。あんたは存外酒が好きなんだな。

これより、賽の目に弄ばれる遊戯を始める。
写しに何を期待しているのやら、KPは俺がやることになった。
準備は出来てるな？あとは女神に祈るしかない。
それでは、題目「正気の狂気」開始する。

という夢を見た。
なかなか面白かったから頼んでみるのもいいかもしれない。

最近、ひどい眠気が俺を襲う。
おかげで本歌と話す時間もない、どうしたらいいだろう。きっと疲れてるんだろうと伊達男が言うが……そんな疲れること、してないんだがな。

頭が揺れる、目が回る。
不調だとは思うが、それでもあんたと話してたい。なんて。ただの刀だ。

主が俺の手を掴んでは上下に振って喜んだ、どうやら何かいいことが起きたらしい。訳が分からない横文字を叫んでいたが…なんだろうな。
あんたが幸せなら…それで、いい。君たちをみてくるねと言われたのは些か不思議だった。なんの事やら、写しにはよく分からない。
万屋で買ってきて欲しいと言われたものを買えば大袈裟に喜ぶ。
あんた本当に今日はどうしたんだ。