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スレ一覧
┗1945.月に叢雲(26-30/46)

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30 :宮/田/司/郎(S/I/R/E/N)
2022/06/04(土) 02:41








漸く寝付けたと思ったら嫌な夢を見て飛び起きる。本当に寝るのが下手だな。
心臓が煩い。背中は嫌な汗を掻いて、無意識のうちに握り締めていた手は爪の跡が残っている。熱を帯びた掌で顔を覆えば、瞼の向こう側は厭に冷たかった。眼球は乾いて冷え切っている。
今し方の夢が瞼に焼き付いて離れない。

大丈夫だ、きっと、朝になれば全部。







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29 :夏/油/傑(呪/術/廻/戦)
2022/06/01(水) 07:02








ブレるな。







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28 :ヨ/ル/ハ/9/号/S/型(N/i/e/r/:/A/u/t/o/m/a/t/a)
2022/05/29(日) 04:58




暁月



悪趣味な人類の真似事を繰り返している。
必要が無いのに、僕たちは毎晩同じベッドで抱き合っている。僕より少し柔らかくて、しなやかな肢体を抱き絞めると心地が良かった。幾ら伝えても足りないと喚く胸の内を明け透けにして、何方ともなく眠りに落ちる。
朝方、眠りが浅い彼女に髪を梳かれて泥のような微睡みから掬い上げられる。おはよう。未だ少し怪しい呂律に笑って、そして寝癖が付いたお揃いの色の髪を撫でて口付けた。

嘘のように幸せな毎日だ。
それなのに、彼女は時折怯えるような目をする。いつか君が居なくなる気がするだなんて、当てもない不安に。
大丈夫ですよ、そう言って抱き締めた夜をもう幾度迎えただろう。彼女の不安は、あれから少しでも減っただろうか。
ポッドが拾い上げてきた、かつての人類の記憶。共に眠り、抱き合い、睦み合った恋人たちの記憶。
悪趣味でも何でも良かった。それで彼女が少しでも救われるなら。だって僕らを笑えるような生命体は、もう何処にも存在しない。僕らは全てを知ってしまった。

今夜も僕は彼女と眠る。
彼女の不安の種がすっかり溶けて、無くなったとしても。彼女の髪を撫でて、抱き締めて、しつこいくらいに口付けて、大丈夫だと何度も根拠のない魔法を掛けよう。
いつか君が居なくなってしまわないようにと、他でもない、怯える僕の不安を溶かす為に。






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26 :夏/油/傑(呪/術/廻/戦)
2022/05/26(木) 20:21




夢の話


夢を見た。
悟と二人、明け方のファミレスで何方が頼んだのかもう覚えてもいない萎びたポテトを摘みながら、昇り来る朝日を眺める夢。
徹夜明けの目には酷く沁みる朝日を二人で浴びながら、眩しいねと笑い合っていた。

眩しいほどの朝日を浴びる夢は、大きな幸運に恵まれることを暗示する吉夢らしい。
夢占いなんて信じている訳じゃないが、君を抱き締めてあやしながら寝た夜にこんな夢を見るだなんて、少しばかり信じたくもなるってもんだろ?

ねえ悟、私きっと君となら何でも出来るって本当にそう思ってるよ。




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