18 :
真田弦一郎
2009/05/19 15:13
>>17GWは夏も近いとすら思っていたのに梅雨が近いというニュースを耳にした今日はやや肌寒いと感じるな。
返事が遅れてすまない。そして、遅ればせながらも「おかえり」の挨拶をここに。
それから…丁寧に綴られる文面に、どんなに疲れて帰ってきても思わず笑みを浮かべてしまう、何度も読み返してしまう相手を例え間が空いたとしても忘れる訳などないだろうと付け加えておこう。
連休中、旅先には携帯は持ち歩かない主義なのだが珍しく今回は持参していた程だと言えば子供じみてはいるのだが。
この連休は毎年の事なのだが南の島でのんびりと海を堪能してきた。
特に何もスケジュールを入れずにただ気が向くままに散策をしたり海へ出たりと普段は出来ない事をしてみたのだが、夜は時折ここの言葉を読み返してはお前はどの様に過ごしているのだろうと想いを巡らせていた。
休日は人それぞれの過ごし方、或いは部活で休日ですらなかったという者もいるだろうが、お前はどうだったのだろう。
連休前は何かと慌しかった様であったし、身体に休養と心に充電が出来る休日であればと願っていた。
またお前の連休中の話も聴かせて欲しい。
梅雨入り前の所為か今朝はやや冷え込んだが、確かについぞ最近まで…緑の葉が芽吹きだした桜の木から降る花弁の雨を見上げて夏が近いと思っていた気がする。
「この世に桜が無ければ春はもっと長閑で穏やかだった」と歌に詠んだのは業平だったが俺もそう思う。
今丁度春だと感じる頃にはもう空も空気も花の色も夏の顔を覘かせている癖に、桜がちらほらから満開に咲く頃はまだ空気の匂いも仰ぐ空の色にも冬の名残を感じて。
乾が友人からの写真に感銘を受けたのはきっと惜しむように去ろうとする冬の背中の色やそれが纏う空気の匂いを知っているからだと思う。
花の写真を贈られれば人は得てしてその色が被写体に目が行くものだが、その空気までも愛でるお前は何と繊細なのだろう。
「言えずにいた」のはその感覚を言葉で伝えるのが難しいと思ったのだろうか…と深読みをしてしまったが、それは俺がよくそんな理由で言葉を飲み込んでいるからなのだろうな。
曖昧な感覚に共感を得ようとは思わないが、ただ伝えたい時には返って言葉が邪魔をするときがある。
そんな時には同じ空気の中で手を繋ぐだけで通じれば良いなと物臭な事を考えてしまうのはここだけの話だ。
俺も季節が巡るたびに毎年同じ事を言ってしまうのだが、去年と全く同じ事象など無いと判っていながら同じ台詞を口にするのは一種穏やかに季節を重ねる事への賛辞なのかもしれないと思う事にしている。
季節や天気に対しての想いを口にするのは心が外に確りと向いているという事でもあるしな。
しかし…町の外に想いを綴っていたのも同じとは驚いた。
本当にお前と俺はどこまで似ているのだか。
違うと言えば俺はまだ自己消化出来ずに立ち止まったままといったところだろうか。
口づけはおろか抱き締めた事すらも無く、ただ指先に残る温もりだけが想いを照らすたった一つの灯とは。
言葉を交わしてまだ日が浅いが深い所までは互いに曝している。きっと話すうちにもっと似ている所や逆に相反する所というのも出てくるのではないかと思う。
だがそういう面が現れたとしてもお前の事を知りたいと思っている。
お前なら互いに相反する価値観すらもきっと「理解できない」という一言で無碍に斬捨てたりせずに色んな角度から触れてくれそうな気がする。
勿論俺もお前に対してそうでありたいと思っているのだ、乾。
…しかし、読み返してみるとまるで嫁に来てくれと口説いているようだな。
こうも熱っぽく語ると袖を返す間もなくまた夢を見てしまいそうだ。
あれから慌しい日が続いて夢を見る間が無く、目覚めがやや味気無いと思った矢先に丁度良いのかもしれないが次に夢を見るのならどんな内容になるのだろうなと傍らに置いた小説を眺めながらつい笑ってしまう。
小説のオチを言われてしまってもお前だったら許せることがこの前の夢で判明済みだ。
さて、また長々と綴って文を分割させてしまう前に俺の予定を知らせておこう。
俺は出来れば週末の方が多少長い時間話せるが、22時以降であれば平日でも構わない。
今の所5月の25・26・27以外ならいつでも構わないのでお前の都合のよい日を指定して貰えれば有り難い。
それではまた。
17 :
乾貞治
2009/05/12 14:18
本当に間もなく書き込んでくれていて表示時刻を二度見した。ああいや、二度見どころか本文は五度見六度見が常なんだが、やっぱり真田のそういうところは可愛いと思ってしまうね。その前の長文による記事分割もそう。何度見ても顔が、緩む。
お待たせ、俺のことを忘れないでいてくれてると嬉しいんだが。ゴールデンウィークはどうだった? どこか遊びに出掛けたりすることがあったろうか。
数日で一気に暑くなっちゃったなあ、つい先日までは上着が必須だった筈なのに、半袖でも暑いくらいだ。……と、きっと毎年言ってるね。
花見はね、良かったよ。俺の目から見たのよりも俺の友人が写真を撮って送ってくれたのがもっと良かった。
以前から桜が、そうだな、冷たいような感じがしていて。春の暖かさを迎えるというよりも冬の冷たさをたたえて惜しむように見えるんだよなあとか考えていて(でも言えずにいて)、いっそ病気のように春の訪れと誉れる一般的に見頃や満開の桜よりも、花弁が半分くらいも散って緑の葉が目立つようになってきたあたりが好きだったんだ、春の桜として。今年の桜の時期に見せてもらった満開の桜は一緒に写りこんでいる空気ごと氷のようで、ああ俺はこれが好きだって思った。冬のさくらだ。
町の外に……か。ははは、それも同じだ。書いてた半年くらいは相手には教えてはいなかったし、後になって教えてからは記入しなくなったけれど。今は町のほうに、想いではなく印のようなものを僅かばかり自己消化して残している。
性格や境遇が似ていることが良いか悪いかなんて分からないけど、ここまでぴたりと自分に沿ってくれる人と出会うことが非常に数奇な事だということは間違いないね。俺はとても面白い。自分に似てるって人には今まで出逢ったことがないから、余計に。楽しいよ、お前のデータを得るたびに。
楽しい夢だ。小説の落ちを言っちゃう無遠慮で空気読めないところなんていい感じ。皮肉じゃないぞ、いかにも俺らしくてだ。
フフ、話だけを聞いているとまるで俺がお前の想い人のようだ。その後また夢に出てきたことはあった?
俺も真田の真似をして袖を返して幾夜か過ごしてみたのだけれど未だ夢には出てきてくれないままだ。
お前はここに居てくれるのだから構わないといえばそうなんだが、変な夢ばかり見るなあ。俺の想いが足りないのだろうか。ギャラ代わりに枕元に何かお供えすればと考え始めていっそ宗教じみてきたことに気がついた。やめておいた。気長に待つよ。
横断歩道の黒いところは何処かへ落ちてしまう……か。それも十分に面白いと思うよ、ちょっと真剣に考えた。白線渡りって小さいころよくやったし。物理的な境目に恐怖感を覚えるのかな、日付が変わる瞬間なんかは今もちょっと苦手だ。「白線の間の黒いところ」が何処かの話が結論までいったなら是非聞きたいな。
お前の口から木蓮と出たのには少し驚いた、中身は全然関係ないのに。そうか、バナナの皮か。確かに似ているよ。この話も二人のときにいずれ。
そうか、坂*口*安*吾だ。『白*痴』だな。
悪人と宣言するために自尊心を捨てるにも、張り合いと潔癖というのがあるのだろうよ。そのあたりはきっと真田は俺の理想のままで居てくれる。安心してるよ。
……あと、うん、同年代だ。懐古趣味では、ないはず……なんだが、おかしいな。真田の趣味がうつっちゃったんじゃないか。
俺はもうしばらくは落ち着いた状態でいられる予定。
真田は土日祝日のほうが休みがあるほう? 極力合わせるよ。