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┗忍ぶ猫の足跡が残る部屋(226-235/455)
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235 :
跡部景吾
2012/06/06 17:03
陰鬱を絵に描いた濃霧と霧雨と白く煙る空。心の角度が無意識的に変わる時。
手塚誘ってくだらない恋愛談義に華を咲かせ雨宿りも悪くねぇかって気分。
確かめたい事は御座なりで、興味無い事ばかりの情報が増えていく。
珍しく俺から手塚をゲット、意外そうな顔が面白かったな。
****
折り返しも近いから忍足との馴れ初めを少しづつ綴っていこうかと思う。
かなり何年も前まで遡るんで俺も正直記憶は定かでは無いが解る限り。
あれは五年前----
出逢った日、忍足は違う眼鏡を掛け違う誰かに笑い掛けて
そして俺は違う誰かの胸の中に居た。
…って序幕から本筋に流れていく趣向にしていこうか。
今まで記憶や記録に残す主義じゃ無かったんだが、今はちゃんと残さないといけないと思い始めた。
欲されるのは幸せ、欲するのは少しの勇気。
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234 :
跡部景吾
2012/06/06 00:48
入る言語が一部鬱陶しいと感じた1日。
偶にこんな日も在る。
同調出来ねぇ喧噪状態は唯の押し付けでしかねぇと
せめてもの逃避行動で携帯の電源を落とした。
枯山水でも縁側で見詰めながら閑静とした佇まいの中、抹茶でも飲んでいたいと言う面持ち。
姦しい声と言葉は逆撫でするぜ。
****
御前、俺を生きる糧にすれば良いだろうよ。
と話の流れで言ったら、
今更かい…
とナチュラルにサラリ言われた一言に今更妙に擽ったくなった。
良いペースの狂い方をされるもんだ。
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233 :
跡部景吾
2012/06/04 22:50
捕まえようとすると手の中からすり抜ける蝶々の様な……。
遠い記憶が蘇る。
偶にしか交流の無かった奴が目の前にいきなり現れ、居なくなるのでと、心の中を全て吐露して去って行った。
最初で最後の長い会話、気を利かせる言葉と美辞麗句は皆無だったと思いたい。真意で発せられた言葉には、躊躇わず確り偽り無い直球で返すのが、餞だろうと。
今時、珍しい男気を持った奴だと踵を翻し歩き出す後ろ姿を見送り背中に軽く手を振った。
潔い出で立ちは清々しく清涼感が暫く残存して居た黄昏時。
去り際に言葉残して行くなんざ…策士だなとは思わない。
…素直に有り難うと述べるしか術は無かったと言う事実に言語能力の無さを痛感した。
****
口付けを強請る。
触れ合った唇が離れた際に一度じゃ物足り無くて離れ難く追い縋り、もっと…と強請る。
仰せのままに…と低いトーンで囁かれた唇が歯列を抉じ開けて挿入された舌腹に翻弄されながらも、話もしたい、接吻中に会話も出来る上手いコツはねぇのか…と、くだらない事を思案したりした。
>>229更新忍足
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232 :
跡部景吾
2012/06/04 11:49
何故“忍足”だったのか、
と考えた。
何でや?とか聞くな、隙間時間が生まれからとりとめも無く思っただけだが。
“俺は興味在るものしか食指が動かん”
だったか、表現は違うだろうが、俺と考え方が似通ってるのと、決して俺を裏切らない所作と言動。
過去は遊び人だが今は表に出る気も無い。
まあ…時間もねぇだろうが、例え遊んだとしても、俺を体感した御前はきっと満足しねぇだろうなァ…。
見通しの良さがもっとも信用が置けて、俺には比重が重い部分。
しなやかな臨機応変さ。
オンオフ出来る適応能力の早さ。垣根やルールーやしがらみを作らない二人の間の交際術。
窮屈さを感じさせねぇ部分が、伸び伸びと背筋を伸ばせる。属性の垣根を考える必要は無いフリーさ加減。
後は、誉める気ねぇが、格好良いだの、キスが上手いだの、テクニシャンだの、躯の相性が合うだの、ベタ甘やかしてくれるだの当然な如くの初期装備に関しては書き連ねたい部分は多々在るが、気向いたら綴る。
だが、何だかんだ言ったって、
>俺しか見る気が更々全くねぇトコロ、他所に興味が無い
此処が一番重要だった。
気持ちを素直に傾けられた重要ポイント、
此れからも色んな世界体感して行こうぜ、忍足。
だが…贅沢言えばピロートークはもっと長めが良い、あの後の余韻に浸って言える言葉も在る。
或る種贅沢な時間だろ?
※あーあ…編集入る前に又御前の文流れちまうな…赦せ…。
****
何だって、直向きな奴程馬鹿を見る世の中なのかと漠然と思う。
かと言って虚飾に身を委ね悦に浸ってるのは愚鈍だと常々。
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231 :
跡部景吾
2012/05/31 13:50
嫉妬の定義を質問してみた。
忍足が俺への嫉妬を抱く部分は、ほんの些細な事だった。
が、結論としては互いに嫉妬する“ネタ”が全くねぇのに気が付く。
忍足は、贔屓目で見なくとも、出るトコ出りゃ難易度高く美味しい伊達男だが、(審査基準厳しい俺の目に叶うぐらいだからよ)俺が何されると嫌悪感を覚えるのかを熟知してるんで、それは絶対しない。
だから俺は嫉妬する事も無く穏やかに日々を謳歌している。
負の感情抱いてヤキモキする俺って何か良いぜ…って言うマゾ気質は生憎持ち合わせてはいないし要らん要因は無い方が良い。
以前の忍足と今居たら、気になりながらでも進む気は無かったんだろうなと漠然と思う。
期は熟したんだろうよ。
…寝際に暖かい体温に包まれて遠くに忍足の声を聞く。
甘い響きに身を擦り寄せて夢の中へ。
****
昨夜手塚に付き合い日付変わるまでイタリアンを共にし、忍足と寝るまで何時もの如く話してたんだが…
何か今日は一日長い。二時間長いと全然違う。
二時間短いと全然違う。
こりゃ、言う通り無理な絞り方は避けた方が良さそうだ。
……慣れるまで自然とそうなるからやめとき
の言葉が今日理解出来た。
>早う帰っといで、跡部…。
ああ…車内で御前の温もり思い出して帰途するぜ。
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230 :
跡部景吾
2012/05/30 00:54
…一昨日、只今と帰宅したら、忍足がキッチンで晩御飯の支度に勤しんでいた。
後姿の後頭部から下肢まで視線這わすと、片足に重心掛けて若干左側に傾いている腰のラインが妙に色っぽいと感じ、パスタも食いたいが、御前の腰も触りたい。
…と正直に言ったら、何かを察したのか、手掴まれてダイニングチェアーに座らされ、俺は仏頂面浮かべた侭パスタを口中に放り込まれていた。
ああ、パスタは勿論美味かったぜ?
別に、忍足をどうしようとかこうしようとかする気は全く無いが、衝動的に触りたくなったのと遠慮する気は更々ねぇって所で……
オサワリ魔と化しつつ在りそうだ。
平素、たおやかで綺麗ではんなりと柔和な男前だが、裏の顔は又違う相貌。
表と裏の顔どちらも月並みな言い方だが、良い。
我が儘を此れだけ言ってもスンナリ受け入れられる許容力もな。
沢山の表情を持っている忍足の目に映る俺ビジョンも何通りか変化するらしく、公の場、二人で過ごしている時間、諸々で顔付きが全く違うと教えて貰った。
一貫性が無いと言われればそれまでだが、多面を引き出した点に於いて俺を漸く解放した手腕は流石だな、と言って良いだろう。
それと、
属性に縛れる行動なんざしなくて良いって言うのを確信させてくれた部分だな。遠慮は俺らしくねぇって言うのを寛容に受け入れた部分。
受け身だからと言って指咥えて見てるのは俺らしくねぇ…っうか勿体無いだろうよ、なぁ?
『跡部が襲い受けなら、俺は襲われ攻めかいな』
と言うナイス突っ込みに爆笑した。
忍足、もう御前、早く嫁に来い。
あくまでも、“嫁”な?
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229 :
忍足侑士(猫屋)
2012/05/30 00:27
昔よく浮かべとった表情が、最近ちょこちょこ顔を出す。……て、言う話。
可愛らしい跡部を見とると、何処までも優しく微笑い掛けてやりたくなるんと、苛めて泣かしたくなる天秤の針が振れる。
長いこと成りを潜めとった顔がちらちらと出始める言うんは、調子が戻って来たって言うのもあるんやろう。
まぁ、言うた所でそない格好良ぇもんでも無ければ、酷い訳でも無いんやけどな。……ただ、ふとした時に『何か…昔こんな顔をしてた様な気がするなぁ』と思う事が増えたと思うだけで。
前に一回その顔を出したら、見えねぇから嫌いだとキッパリ言われたもんやさかい出さん様にはしてたんやけど色々と見渡せる今は、寧ろ時々なら歓迎模様。あんまり気を張って構えんで済むのが俺らの良ぇ形やな。
別にオサワリされるのが嫌とか、襲われる心配をしとる訳やないんやで。襲われた所で……相手が跡部で、そうしたいんやったら構わんと思ってるしな?
ただ、ご飯出来たタイミングやったさかい近くに居った跡部の手を取っただけで。
余程残念やったんやなぁ…堪忍やで?
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228 :
跡部景吾
2012/05/27 13:06
スタ・ーリ・ーテ・イ・ル・ズ
プラネタリウムにて
忍足が多分好きな星座に纏わる神話の話。
大画面のホリゾントに投影される時空を越えた物語に見惚れていた。
音楽も良かったし…帰宅したら忍足に教えてあげよう。
1回じゃ物足りねぇ…。
鳥肌立ったの久々じゃねぇかな。
12星座物語を紐解き遠い太古に思いを馳せるって言うのも悪くない。
今は春の星座。
火星と土星とスピカが綺麗に見える季節。
****
お綺麗な表面偽り晒しその裏事情を知っていると偶に毒付きたくなる時が在る。
不器用は器用の裏返しなんだなとその内言おうか?
普通にそ知らぬ振りを決め込んで、『又、今度』
本当、狸と狐の化かし合いも大概だよなぁ。
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227 :
跡部景吾
2012/05/24 17:41
舞い込んだ帰還の知らせ・・・・一時帰宅?…思わず微笑んだ。
多分、ソレは俺じゃねぇな…だが、
如何の様な形でも想い出してくれるのは嬉しい、特に御前からは。
もう忘れただろうか。何時か言っていた、
『御前からのメールは此の曲にしてあるんだ』と言う曲を久々に聴いてみたりしてた。
想い出すタイミングは何故か何時も同じ。
ウイット感のある会話は健在、返しの鮮やかさは小気味良い。
息災で兎に角安心した。が……。
『俺、お前がフリーな時って記憶にない気がするんだけど…遊び人め』と言われた。久々の会話でそりゃ無いぜ、セニョリータ…。
****
そう言えば…忍足の例の閃きを未だ開示されてはいない。
忍足の事だから既に忘れてるって事は無いよなぁ…?改めて又、聞いてみるか。
何で簡単に触らせてくれねぇんだろうな…別に組敷くなんざ爪の先程も考えてねぇっうのによ。
又、ちょっかい掛けてやる…。
妙な第6感…意外に当たるもの。
思い過ごしや徒労に終われば良いんだが、もしそうだったらやはり少し悔しい。
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226 :
跡部景吾
2012/05/24 04:42
俺は惚れっぽいのか…?
いや、違う…だろ、ピンポイント過ぎたんだ。
ああ…それで全て辻褄が俺の中で合致した。
今日…別の忍足に出逢った。俺の滅茶苦茶好みで、一目惚れなんざしねぇ俺だが…所作と話口調に一瞬で気になる存在になってしまったが…気を揉むのは経験上解っている。
あの手は陥落させるまでのプロセスが…危ういと言うのを…。
暫く会えねぇのは解っているが…一夜の夢として終わらせるのは惜しいかもしれねぇ…。
だがしかし…
『…一期一会で会うたら昔はこないな感じやったんやで?』
『格好良いなぁ…忍足…俺惚れ直したぜ…でも泣かされそうな気がするな、好きなタイプだが…』
『ええええ』(←何か萌え)
猫屋忍足の過去の遍歴を見させて貰い知らないで何処かで出逢ったら、間違いなく夢中になっていただろう。
あの雰囲気は、反則的に悪い男を醸し出している。
悪い男は魅力的、疲れるのが解ってたとしても追い掛けたくなるものだ、ああ…だからか…。
悪ぶっているのは本当の悪い男とは言わない。
それとは違う空気。
仮に一期一会であのモードで出会ってたら如何なってたんだろうと考えたが
……確実なのは、多分今はなさそうだ。
あの手合いには俺も素直にはなれねぇし、な…。
本音も言わない。
本質も何も知らない侭終わっちまう可能性が大だ。
好みと実際付き合うのは又別だが、もしかして俺は一粒で二度美味しい状況なのかもしれない。
色々な面が見える、それが全て俺のドストライクとなると…。
何処かで出会わねぇで、
今でこそ良かったって事で。
うん…今が良い。
****
朝部室に入ると、去る人から俺宛の手紙が置いて在った。
読んだら又泣けてきた。
畜生…朝から何て事をしやがる。
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