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『端っこの美学』
 ┗67

67 :■友人 / 日吉若
2006/08/16 06:11

まだ詳しい話は聞いていないが。


りみっと。~崖っぷちズ~の木更津さんがこの町を去る事を決めた。


痛い、痛い、…俺にとってはかなりの痛手だ。

木更津さんが、この町で最初に徘徊した時に話したのが俺。
その時、俺は友人の問題が片付いて、神社に友人の幸福を祈りに出掛けた時だった。

続きは >>12 参照の事。



この日記を書く前に、2ヶ月前の日記を読み返していたら、もう…涙が堪え切れなかった。

涙脆いんです。
そりゃあチビ助との試合に負けた時だって泣きますよ、俺は。悪いか。




木更津さんと出会った時に解決した問題は、弟のように可愛がっているドッペル「日吉」の事。
木更津さんと出会った時に一緒に居たのは、あの跡部部長だった。

一昨日の14日に下の記事(>>66)で跡部部長の事を振り返った俺は。

その晩に、1ヶ月ぶりに弟日吉とドッペルで再会した。
彼は、自分の弱さを悔いて恋人もなしに、町にも戻らずに、一人背後の問題に取り組んでいる。
それ故に春まで「日吉」は眠るらしく、再度、長い長い別れを告げられて離れた。
離れがたかった俺は、あいつの寝落ちに感謝さえし、取り残された感を抱えながら床に就いた。

そして翌朝には、町を去るという木更津さんの日記。



立て続けの離別に、朝っぱらから、落ちるところまで落ちた。

俺が町に来た当時に知り合った方々が、どんどん去っていく。
俺が町で親しく過ごして来た方々が、どんどん居なくなってしまう。



人間関係は狭く深く。
己のキャパシティを弁え、充分に付き合いきれる人数の友人が居れば良い、という考えの俺には。
胸を張って「友人」と呼べるだけの人は少ない。

だからこそ、友人一人一人の存在が俺の中では大きく。

共に過ごした居場所を去っていくダメージは胸を抉る。



しかし、それぞれに大きな理由があって意を決する訳ですから。
その理由を話して下さる事を光栄に思い、尊重して差し上げたいと思います。




※15日の夜には、一人では過ごす気になれず、遊戯仲間に便乗して町に出た。
その時の話は、また後程。



 今号の私・信・伝・心!『テーマ:親友とは?』

>跡部@――blue rose―― [ by 跡部景吾 ]
よう、元気そうで何よりだ。ア?俺様の面を忘れたとは言わせねえぜ、お坊ちゃんよ。
「多忙そうだし、あんまり寝不足して体調崩すなよ?」っつーお優しいお言葉が。
「テメエはこの俺に鳩を飛ばす暇もねえ程忙しいんだな、アァン!?」って聞こえちまってなんねえわ(笑)
つーか、サンドバック扱いなんざ俺がいつしたよ。なーに…ちょっとした愛情の裏返しっつーヤツ?(違)
まあ、ウチのめそめそ日吉を支えてやってチョーダイよ。
見守ってくれてんのも有難え話だが、テメエくらいしか居ねえだろうが。我の強いアイツを宥められる男は(笑)
ま、その時には「部長」の肩書きは抜きに、「跡部様」とでも呼ばせてやろうじゃねえの…、ハッ…
つー事で、落ち着いたら鳩飛ばすから、首長ーくして待っときな(投げキッス)

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12 :■会合記 / 日吉若
2006/06/13 02:47

まだ土曜日分か!今夜寝られるのか、俺。いや、別にリミットがある訳では――

―6月10日[土]―
遭遇/木更津淳さん、跡部部長

例の一件が良い方に落ち着いたので、気合を入れて神社に参拝に。
ドシリアスなソロルで一人お参りをしていたら、挙動不審な人影が!
本当、最初何者かと思うくらい不気味な現れ方で、シリアスな俺もたじたじ!(笑)
っていうか、誰も入って来られない様な空気を放っていたかもしれないので、
あそこにギャグムード全快で登場出来る木更津さんにある意味尊敬。いや本当。
幽霊かと思えば妖怪で、最終的には不審者にまで落ち着きましたが(失礼)
「食らえ、ニョロニョロ」って白い物体まで投げつけられましたし。
アレはぬいぐるみですか、本物ですか(何)…ともかく、俺の所有物となりました。

そして、俺を笑わせてくれた後には、もう…何とも言えない感動が。
今までの妖怪騒ぎはフェイントか!?っていうくらい胸にきた。
豪快に賽銭を投げ入れて鈴を鳴らし、言った言葉が「日吉の行く末安泰」。
何か落ち込んでいそうだったから明るく登場した、とか後から聞いて涙物でした。
…あの登場の仕方はどう見ても素だったと――…いやっ何でも…ゲホッ!
正しくは、落ち込んでいたのではなく、済んだ問題を振り返って懺悔をしていた俺でした。

そして座って煎餅を食い出した木更津さんの隣に座ったら。
日々を共にする例の跡部部長の登場!?
…あの人、俺のストーカーか!くっ…
って実は用事があって伝えに来て下さったんですがね。
煎餅を食って呂律の回らない木更津さんにエッチな呼び方されていて、俺は参った。
自粛中ですし、最近ご無沙汰なので無駄に妄想がっ…んぁ、思い出すな、俺。
言ったのは木更津さんなのに、反応した俺だけが部長に白い目で見られた。
そして木更津さんは、深夜の旅行に旅立っていきました。
跡部部長と俺も、眠気には勝てず、神籤の一枚も引かずに神社を後にしました。

見つけた、木更津さん!絶対そうだ。
そんな物を投げ付けられるくらいなら、まだニョロニョロで良かったです。
先走り…、うん、きっといつも悪気はないのだと思いたい。
俺はいちいちそんな言葉に反応しないぞ、と言い張りたい、思春期も始まったばかりの13歳です。



66 :■無題 / 日吉若
2006/08/14 20:54

昨日とは打って変わって。

こうも浮き沈みの激しい俺もどうかと思うが。










俺の、某ハードディスク型ポータブルミュージックプレイヤーには今、700曲強の曲が入っている。

それを、外出時の数時間に聴く訳で。
ランダム再生にしていれば、1ヶ月間、聴かない事もあるかもしれない。







巡ってきた洋楽の1曲に、思わず足が止まった。



その「うた」を、俺は、あの跡部部長の着信メロディに指定していた。











ふと思い出したのは。
丁度1ヶ月前の今日、泥沼に嵌った、という事。



2ヶ月と少し前に知り合った時、俺は、友人問題で落ち込んでいた。
それを救って下さったのはあの人で。
友人との問題も良い方向へと進み、解決した。

そして、落ち着いて2週間程経ったある日に、丘陵で想いを告げられた。

心の整理がつかずに保留にしたまま3週間が過ぎ…
その間、俺はあの人に「やめた方が良い、撤回するなら今だ」と何度も言った。
それでも、どんなお前でも全てを受け留めてみせる、と言ったあの人に、漸く、OKの返事を出した。

しかしそれが、俺の妥協である事を、あの人は知ってしまった。
付き合い始めた翌日、7月14日に。

決して妥協ではなかった。
これからもっと傍に居て、この人を知っていこう、という意思表示だった。
9割方攻めでやってきた俺には、素直に包まれる事自体に戸惑いしかなく。
慣れながら好きになっていこうという、前向きな姿勢だった。

それでも、人一倍誇り高くて繊細なあの人を傷を付けた事には、変わりなくて。
一度責め合いになれば、俺も後に引く訳にはいかなかった。
売り言葉に買い言葉で、不満のあまりに言うべき事ではない本音まで告げたと思う。




あの人は、俺への言葉を沢山綴っていた日記を1頁ずつ全て消して。
最後の言葉を、残されたトップに載せた後に、削除した。



そして、町を後にしたまま、戻って来ない。







もしもあの人が町に戻ってきた時に、俺が恋人を連れている訳にはいかない。
そんな事が許される筈もない。
それは、ボロボロになるまで傷付けたあの人への誠意と、俺自身の戒めの為。


もう、謝罪の言葉さえあの人には届かず。

囚われたまま、解放される事はない。





遊戯スレで持ち上がってしまった俺との騒ぎに、あいつがどう思ったかは判らない。
もしかしたら、俺の交流スレとこの日記にも、気付いているのではないか、と、思う時がある。
別に隠すつもりはないが、ただ、遊戯仲間と日記の話はしないだけ。

触れたいと思ったのは事実。
しかし、可愛いからこそ、相手が俺ではいけない。
幸せになって欲しい。

ここに気付いていないのならば。
俺はあいつに戯れ好きなだらしない男として認識されて、…それで良いと思う。
まあ、元々間違ってはいない。












それでも、何処か、現状から救い出してくれる存在を求めてしまう自分も否めない。


迷った末に俺は、プレイヤーからその曲を外し、鳴らない着信音も、消した。