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冷吟閑酔
 ┗495

495 :榊太郎
2007/10/29 21:25

>此の町に於ける全ての滝萩之介へ、誕生日おめでとう。


10/15に続き、個人的に交流の有る滝に向けて祝詞を贈る。

彼の日記主体が滝で、此方の日記主体が私だと言う事で、彼の日記300頁記念に乱入を果たしたのが最初の接触(?)か。
後はバトンに共に回答し、そして実際に顔を合わせたのは海岸での出来事>>393のみとなる。

その折りの会話で思い出されるのは、堅い考えに凝り固まっていた私の思考を払拭させるかの様な柔らかな空気を醸し出してくれた事。
その空気は十二分に彼の現日記にも顕れており、同様の読後感を抱く人は多いと思う。

現在はかなりのハイスペースで日記を書き進めている様だが、息切れせぬ様に愉しんで綴って行って欲しいと思う。

誕生日おめでとう。
これからの一年に幸有らん事を。


――――――


本日は年に数回行われる授業参観日だった。
終日では無く3、4限のみの参観日だったが、私が音楽の教科を受け持つクラスの授業も丁度其処に当たった為に、多数の父兄の前にて教壇に立つ。(他の教科と比較すれば其の人数は少ないが)

音楽室の後方で父兄が出入りしたり立ち歩くと授業にも差し障りが有り、生徒達も落ち着かない為に椅子を幾つか配置したが、最近の父兄は“授業中”だと言う認識に欠けるのか私語に耽る頻度が著しくそして姦しい。
……が、そんな心中はおくびにも出さず粛粛と生徒達に集中して指揮棒を振るったり、ト音記号とへ音記号の書き方、音符の置き方等書き取らせる。

女三人寄れば姦しいとはよく言うが、香水の類いも三種類以上混じり合うと悪臭でしかならないな。
休み時間になり、普段の埃っぽい校舎の乾いた空気が心地良く感じられた程だ。

数日後に予定された学園祭の時も、乾いた空気を懐かしく思うのだろうな。

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393 :榊太郎
2007/06/30 12:40

最近は仁王や四天宝寺の監督の姿で徘徊する事が多いが、たまには私も出歩く。
テーマは『公開P』。(鍵を掛けないだけ)


#2007/06/29
#於:海岸
#ホワイトtiger. 滝萩之介


学園よりの帰路、ふと思い立って夜更けの海岸へと赴く。
湿気をはらんだ潮風に吹かれながらコンクリートの岸壁に佇むと、氷帝の生徒…教え子でもありテニス部員でもある滝が現れた。

どうやら密かに家を抜け出して来た様子に「あまり感心しないな。」と咎める声を掛けるも、彼は全く意にも介さない。
立場上説教でも、と階段状の乾いたコンクリートの段に座る様に促すも「そうやってすぐに座りたがるから、年寄りって言われるんだよ。」と揶揄した言葉で返され、あまつさえ「下、降りませんか?遊びたい。」と私を教師とはおよそ認識していない言葉が続く。

彼の言い分は分かっている。
学園を離れたプライベートな『私的』な時間なのに、立場ばかり気にしていてはつまらない、と。
だが多少は心中の歯止めを利かせる事も止む無く……それが年を重ねた事の顕れだとも思うのだがな。

暫し滝に付き合う事にして上着を脱ぎカフスを折り上げると、砂浜の波打ち際へと導かれる。
深夜の海岸には我々の他に動く姿など全く見られず、蟹や、まして海亀の産卵シーンなど望む事は出来なかった。

砂に塗れた指先を波で濯ぐ滝に蛍の話を持ち掛け、来年は蛍の飛ぶ沢に案内すると約束をする。
笑みを零して喜ぶ様子に、彼の年相応の子供らしさを感じ取り此方も嬉しかった。

かなり夜も更けて来た為帰宅を促して、来た道程を辿り始める。
最後の最後に私の自宅に行きたいだのと駄々を捏ねられ、「監督の馬鹿ー」と捨て台詞を吐かれた気もするが、幻惑だろう。
延々、説教ロルと宥めすかしロルを打ったのに既に滝の姿は無く、砂浜に吐き捨てて帰ったのは内緒の話だ。



最近「アホー。」だの「馬鹿ー」だの、よく弄られる。(…)