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┗静かの海(451-460/500)
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460 :
日吉若
2009/03/26 00:41
綺麗な空と花を見せてもらった。
人の手を通したそれは、俺が自分の目で見るのとはまた違った色鮮やかさで、青のグラデーションに何となしに目を奪われる。
太陽の光が好きだ、と思う。
先日遠征先で見た景色を、この人ならどう切り取るだろうとふと考えた。
あの人に想いを寄せる女生徒のせいで肝を冷やす場面があった。
女の勘は怖い。勘弁してくれ。
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459 :
日吉若
2009/03/25 09:12
自分の名前を書き間違えると妙に脱力するのは何故なのか。
談話室が開通したようで、皆さんが顔を合わせられる施設もこれに続く形で増設されていくんだろう、と思いながら眺めていた。
眺めつつ俺はあの人と二人でまた暢気に色々と話を。
春だから花見にでも行きたいと話し、俺は夜桜がいいと強請った。
花は盛りを、月は隈無きを…という一節があるが、日本の美は奥ゆかしさを高く評価するだとか、日本人の美徳やらについても話をしていた。
あの人は基本的に恥ずかしがらない。
俺が恥ずかしいと思うような事も、全く恥ずかしがらず、それどころか何が恥ずかしいのか全く解っていない様子ですらある。
幼少期を外国で過ごしたせいなのかもしれないな…と、昨日思った。
日本よりも、外国の方が褒め言葉や何かはストレートだ。
そろそろバトン消化と私信返し月間に突入したい。
春の内に。
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458 :
日吉若
2009/03/24 14:51
因果応報。
人を利用する人間は、利用されて然るべきだろう。
そんな話を遠征中にあの人としていた。
本当に愛されたいのなら、真摯に愛せばいい。
そしてもしその想いが叶わなくとも、それは自分の糧となり、次への力になる。
真摯な人間は美しい。ピンと伸びた背筋を見ると、そう思う。
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457 :
日吉若
2009/03/24 09:13
遠征から帰宅。
あの人と二人部屋なのをいい事に、まるで家のように隣に寝ていたが、時折肝を冷やす場面に遭遇した。
やはり家以外では自重すべきなんだな。
特にぎょっとしたのは、廊下ですれ違い様に「同じ匂いがする」と言われた事か。
シャンプーやら何やら同じだから当たり前だと返しはしたが、焦った。
第六感でカマをかけただけと言われたが、それにしたって恐ろしい。他校の人間は得体が知れない。
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456 :
日吉若
2009/03/18 00:24
ハゲ。
このハゲ。
…………この、ばか。
良かった。
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455 :
日吉若
2009/03/17 13:35
今夜から1週間ほどの間、遠征に出掛ける事になっている。
東京からは少し遠い。きっとまだ寒いんだろう。
これほど長い遠征は久しぶりだな。春休みなだけはある。
今日部活後に真っ直ぐ向かう事になるから、荷造りは昨日の夜に済ませた。
荷造り中、あの人が甘えて妨害してくるせいでやたら時間が掛かってしまった。まったく、困った人だ。
それにしても日差しがすっかり春だな。…眠いのはそのせいか。
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454 :
日吉若
2009/03/16 02:04
昨日(3/16現在における昨日)はようやく、…本当にようやくという感じだが、不二さんとサシトークを。
これまでに何度か私信のやりとりをしていたせいか、それとも不二さんの空気感のせいか、この俺が全く緊張しないという珍事が起こった。
基本的に俺は緊張しいだ。
出会ってすぐ懐いた某部長に対しても、一応最初の数十分程度は緊張していたと記憶している。
ユーモアがある人間ではないから、相手を楽しませるのは不得手だ。
初対面の人間とは、会う前に「何を話せばいいのか」と思うのがパターンだった。
…が、不二さんの場合は、「何を」話すのでもなく、「不二さんと」話すという意識だったように思う。
何を話すでもなく、思いつくままとりとめもなく、という感じだろうか。
俺とあの人の好みってのは割りと近いモンがあって、総合すると「知的でユーモアがあり、ナチュラル。かつ何か変」なタイプに弱い。
あまりに知的すぎるとついていけないので、何と言ったらいいのか…ウィットに富んだタイプ、か。
更に自分を確立していると好意は倍増する。
不二さんの質感は、表面的にはさらっとしていて静かで、内側がひたひたと満ちているような感じだった。
褒められるのは慣れていないというが、褒め殺しにしてやった。
結果的にはカメラの話や言葉の話、その他の話…で終わったか。あまり長くは話せなかったのが残念だが、また話せればと思う。
今度はあの人も連れて、または不二さんの友人と一緒に。楽しみだ。
充足感に満ち溢れたままあの人の傍へ戻ると、何やら後輩の事で悩んでいるようだった。
何かあったのかと尋ねると、あまり嬉しくない事が起こっているらしい。心配はしていたが、事態は思っていたよりも進んでいたのだという。
本当は自分が出るつもりはなかったあの人も、仕方ないと腰を上げる事に。
こういった事は俺は聞いても解らないし、あの人に任せるのが一番だと、先にベッドへ。
普段一人のベッドに入ると寝入りが遅いんだが、何故だかすぐに意識が落ちた。どうやら相当楽しかったらしい。
夢の中であの人と動物園にいた。
何故かラッコがいて、メスとオスの二匹が泳いでいる所を眺め、俺が「目がぱっちりしてる方がメスだ、顔が違う」と主張していた。
…ラッコの雌雄の区別なんざつくか。何だこの夢は。
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453 :
日吉若
2009/03/14 00:26
何だか色々な疑問が解消されてはまた立ち上り、どこから手をつけていいのか…という気分にさせられている。
さっきは少し、某部長と某占い師(…)との最後かと思われる集会に顔を出してきた。
いや、改めて寂しがるような関係でもないと思っているんだが、まあ要するに一応、送別会的なモンぐらいは顔を出すべきか、と。
とは思ったものの、終始俺がおかしかった。
初対面の部長に海パンを押し付ける羽目になるとは思わなかった…その節はどうも、とここで謝っておく事に。
芥川さんとの思わぬ再会にも驚きました。確実にその通り名じゃ解らないですよ。もう一つの候補ならまだ勘付きました。鈍いわけじゃありません(…)
で、交流板への返事がおろそかになっちまってますが。
取り急ぎ、くるくる針の不二さんへ。
今週の土日、もしくは25日以降でどこかアンタが都合がつく日があればお会いしたい、と。
俺もアンタとは話したいとずっと思ってきたんですよ。タイトなスケジュールで申し訳ないとは思いますが、どこかで合えば、と思ってます。
4月に入るとまた解らないモンで…とりあえず、検討をお願いします。
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452 :
日吉若
2009/03/13 13:31
何となく不安にさせている気がしないわけではない。…難しいモンだな。
マリッジブルーってのはこんな感じなんだろうかという正体不明の不安は俺からは去ったが、今度はあの人に取り憑いたようだ。
もっとも、あの人の場合原因ははっきりしているか。
なかなか行動に移せない俺の態度が問題なんだろうとは思う。
仕方ないからまた柄でもなく台所に立つ事にするか。
あの人の好きな味付けなんざ解らない…というか、あれだ。生活習慣が違いすぎて味覚に共通項が少なすぎるから困る。
何だ、ヨークシャープディングって。犬か。
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451 :
日吉若
2009/03/10 00:03
>2008.3.10の跡部部長へ。
アンタに手紙を残すのは、499にしておこうと思ったんですが。
以前話に聞いた過去への手紙みたいに、俺も書いてみようかなと思ったんです。単なる思い付きですけどね。
何の事か解らないでしょうね。というか、今の俺とアンタはただの部活の先輩と後輩で、
しかもアンタは俺の事なんざほとんど眼中にないはずだ。違いますか?
これを俺が書いているのは、2009.3.10です。まだ日付が変わったばかりですね。
アンタは前日、俺のために徹夜をして、今は疲れきって隣で寝ています。誰の隣って、勿論それは俺の隣ですよ。
結論から言います。今の時点でアンタにとっては興味のない後輩の一人である俺と、一年後のアンタは恋人同士です。
…今どんな顔してるんだか、物凄く見てやりたい。驚いてますか?それとも面白がってでもいるでしょうか。
何を馬鹿げた事を、と思っても構いません。この事実を知ったアンタがどうしようと、「今」の俺にとってはこれが現実です。
何ならアンタの体の黒子の位置でも…ああ、泣きボクロだけじゃなく、ですよ。勿体無いから書きませんが。
今日の夕方、俺は初めて自分からアンタへメールをします。とても個人的な内容です。
俺達の交流は、そんな形で始まります。アンタがメールを返してくれた事は、今でも奇跡だと思ってますよ。
今考えても俺のメールは実にトゲトゲしく、アンタがそれのどこを気に入ってくれたんだか、さっぱりだ。
夕方、部活が終わった後です。楽しみにしていて下さい。
今のアンタは、当時の俺にとってとても厄介な人でした。
こっちを挑発するように揶揄ってくるくせに、本当に不愉快な思いをさせるわけじゃない。
それよりももっと、軽口を叩き合える事の気楽さを俺にくれました。
俺の言葉はきっと耳障りのいいモンではないのに、アンタはそれを全く気にしなかった。
…当時の俺は、それをアンタの鋭さと勘違いしていましたが。本当は、ただ無頓着だっただけ、でしょう?もう知ってますよ。
アンタは自分のやりたいようにやる人で、だからこそ俺がやりたいようにやっても怒る事はなかった。
沢山の事を、俺に聞いてくれました。解らないからと投げ出すでも嫌悪するでもなく、理解しようと努めてくれたのがアンタです。
数日後、アンタの携帯には俺の、俺の携帯にはアンタからのメールが届かない状態になります。
…3日、ぐらいですかね。それまでは一日に何通もやりとりをしていましたから、不測の事態です。
アンタにとって俺は食えない後輩で、飽きっぽさでメールを止めたと感じるかもしれません。
が、ただの事故です。確認して下さい。自分からメールを送って下さい。というか送れ。じゃなきゃ俺が悩みます。
…っと。隣のアンタが起きちまいました。こういう時だけ目を覚ますんだから厄介な人ですね、全く。
>>450
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450 :
日吉若
2009/03/10 00:03
シャワーを浴びている隙に、続きを。
一ヵ月後、俺はアンタに昔の話をします。意外かもしれませんが、一ヶ月の間にも沢山の話をアンタにします。
アンタはそれを聞いて、時には笑い飛ばし、時にはお前は正しいと認めながら、自分の話も聞かせてくれました。
一ヶ月目の夜、俺が語る事は、アンタの過去から比較すればきっととてもチャチな、痛みにもならない痛みだろうと思います。
全てを話して肩の荷が下りた俺に、アンタは自分の話をしてくれました。
あまりの痛みを淡々と話すアンタに、俺は悔し泣きってのを試合以外で経験する羽目になった。
アンタは自分の痛みなんざ大した事がないと思ってるでしょう。
自分は恵まれていると思っている。
アンタの問題はアンタの中だけにあって、他人の評価よりも何よりも、アンタが戦っているのはアンタの中の自分自身だ。
それでも俺は、…一ヵ月後の俺も、「今」の俺も、変わらずに、そんなアンタを守りたいと思ってる。
傍から見たアンタはとても強い人だ。人の評価に惑わされず、自分のやりたい事を貫いている。
人を率いる事にも長けていて、中立にも立てる人だ。アンタは本当に、とても真っ当だと思う。
人の弱さも許容してしまえる。辛いんだろうと思いやる事も出来る。
そして、短所が大きくとも、その中にある長所にだって気付く事が出来る。
何か一つ嫌になると、途端にうんざりとして背を向けちまう俺とは段違いの包容力です。
でも、その包容力の源を「今」の俺は知ってます。
だからこそ、そんなアンタの内側を、俺は守りたい。
アンタが本当に、自分の全てを肯定し、愛せるようになれたらいいと思う。
跡部部長。
今のアンタは、一人じゃない。だけど、とても一人だ。
それをとても辛いとは思っていないでしょう。その痛みは、奥底に眠らせているモンだから。
だけど「今」、アンタは一人じゃありません。今は二人でいます。だから何も怖がらないで下さい。
1年の間、アンタと俺は沢山の時間を共に過ごします。沢山の話をして、何度かすれ違う事もあります。
その度にアンタがくれた思いやりを、「今」の俺はとても大事に思っています。
いつだって、俺はアンタに惹かれてた。いつか、雨が降る中木陰で雨宿りをしたら、この手紙を思い出して下さい。
アンタが俺に惹かれていくように、俺もまたアンタを愛しく思っていたのだと、頭の片隅にでも置いていて下さい。
予告しておいてあげます。
1年後、アンタは今よりもずっと幸せになってる。変わらないと思っていたモンが、どんどんいい方向へ変わっています。
そしてその横には常に俺がいます。
鈍くて、野暮で、一度寝たらなかなか起きないアンタに、俺はたまに拗ねたりするでしょう。
その度アンタは困るでしょうけど、解決方法は簡単ですから、あまり悩まないように。
…その解決方法は、1年間の中で探していって下さい。
これからアンタが俺と過ごす一年が、アンタにとっても大切で、色鮮やかな物になる事を祈りつつ、ここで待っています。
だから慌てずに一歩一歩を踏みしめて、ここまで辿り着いて下さい。
跡部さん。愛してますよ、誰よりもアンタだけを。
2009.3.10 日吉若