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┗静かの海(441-450/500)
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450 :
日吉若
2009/03/10 00:03
シャワーを浴びている隙に、続きを。
一ヵ月後、俺はアンタに昔の話をします。意外かもしれませんが、一ヶ月の間にも沢山の話をアンタにします。
アンタはそれを聞いて、時には笑い飛ばし、時にはお前は正しいと認めながら、自分の話も聞かせてくれました。
一ヶ月目の夜、俺が語る事は、アンタの過去から比較すればきっととてもチャチな、痛みにもならない痛みだろうと思います。
全てを話して肩の荷が下りた俺に、アンタは自分の話をしてくれました。
あまりの痛みを淡々と話すアンタに、俺は悔し泣きってのを試合以外で経験する羽目になった。
アンタは自分の痛みなんざ大した事がないと思ってるでしょう。
自分は恵まれていると思っている。
アンタの問題はアンタの中だけにあって、他人の評価よりも何よりも、アンタが戦っているのはアンタの中の自分自身だ。
それでも俺は、…一ヵ月後の俺も、「今」の俺も、変わらずに、そんなアンタを守りたいと思ってる。
傍から見たアンタはとても強い人だ。人の評価に惑わされず、自分のやりたい事を貫いている。
人を率いる事にも長けていて、中立にも立てる人だ。アンタは本当に、とても真っ当だと思う。
人の弱さも許容してしまえる。辛いんだろうと思いやる事も出来る。
そして、短所が大きくとも、その中にある長所にだって気付く事が出来る。
何か一つ嫌になると、途端にうんざりとして背を向けちまう俺とは段違いの包容力です。
でも、その包容力の源を「今」の俺は知ってます。
だからこそ、そんなアンタの内側を、俺は守りたい。
アンタが本当に、自分の全てを肯定し、愛せるようになれたらいいと思う。
跡部部長。
今のアンタは、一人じゃない。だけど、とても一人だ。
それをとても辛いとは思っていないでしょう。その痛みは、奥底に眠らせているモンだから。
だけど「今」、アンタは一人じゃありません。今は二人でいます。だから何も怖がらないで下さい。
1年の間、アンタと俺は沢山の時間を共に過ごします。沢山の話をして、何度かすれ違う事もあります。
その度にアンタがくれた思いやりを、「今」の俺はとても大事に思っています。
いつだって、俺はアンタに惹かれてた。いつか、雨が降る中木陰で雨宿りをしたら、この手紙を思い出して下さい。
アンタが俺に惹かれていくように、俺もまたアンタを愛しく思っていたのだと、頭の片隅にでも置いていて下さい。
予告しておいてあげます。
1年後、アンタは今よりもずっと幸せになってる。変わらないと思っていたモンが、どんどんいい方向へ変わっています。
そしてその横には常に俺がいます。
鈍くて、野暮で、一度寝たらなかなか起きないアンタに、俺はたまに拗ねたりするでしょう。
その度アンタは困るでしょうけど、解決方法は簡単ですから、あまり悩まないように。
…その解決方法は、1年間の中で探していって下さい。
これからアンタが俺と過ごす一年が、アンタにとっても大切で、色鮮やかな物になる事を祈りつつ、ここで待っています。
だから慌てずに一歩一歩を踏みしめて、ここまで辿り着いて下さい。
跡部さん。愛してますよ、誰よりもアンタだけを。
2009.3.10 日吉若
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449 :
日吉若
2009/03/07 01:44
刺激さえしなければケツの具合は至って普通な俺です。
某部長に倣って卑猥さを意識してみました。
問題はケツより首でしたね。ロブが打てないのが困るところで、出来れば向日さんに全部取って貰いたいんですがそうもいかず。
監督には事情を話したが、見た目が無傷なために一般部員には今回の事は知られていない。言い触らす気もないしな。
外傷がないからこそ、普段と変わらない動きをしようとする度走る痛みに顔をしかめては怪訝な顔を向けられる羽目になった。理不尽だが仕方ない。
まあ、せいぜい後3日か。打ち身なんざ道場では日常茶飯事だ。
ふと気付いてみれば、残された時間が僅かだ。
時間が何かで買えたらいいのに、と思わざるを得ない。
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448 :
日吉若
2009/03/03 01:25
寝ぼけていたせいか、階段を踏み外し、丁度中頃から勢いよく落ちた。
全身を打ってあの人に介抱されると共に、怒らせてしまった。…怖がらせたんだろう、と。反省している。
不注意を怒られたというよりも、やり場のない怒りなんだろう。多分。
タクシーを呼ぶ、と言うのを押し止めとりあえず冷やしている。
実家に電話を掛けて主治医にまで確認してくれたあの人は、本気で俺より具合が悪そうな…血の気の引いた顔をしていて、酷く申し訳なく思ってしまった。
テニスに深刻な支障はないだろうが、しばらくは尻が痛みそうで憂鬱だ。
足や手を捻らなくて良かった…というのは呑気か。
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447 :
日吉若
2009/03/01 23:11
とりあえず、日の変わらない内に。
昨日と今日の境に誕生日を迎えた不二さんへ、祝福を。
誕生日おめでとうございます。…思えば、うちの不二さんが去年4年に一度の誕生日をここで迎えたのは実にいいタイミングだったんですね。
俺が個人的に知る不二さん、というと。
くるくる針の不二さん、白桜花の不二さん、夜行カプセルの不二さん。それから、純白の不二さんですね。
皆さんおめでとうございます。
白桜花の不二さんに関しては、あの人イメージバトンを答えたいんですが、……誰のを答えりゃいいのか謎です。
が、あの人の知り合いという事ですし、やはりここは忍足さんのイメージでも答えさせて貰おうかと。その内遊びませんか、と控えめながら率直なナンパをしつつ。
くるくる針の不二さん、日程は現在調査中です。3月前半でお会い出来れば…と。中旬からはいよいよタイトになるモンで。
ここ数日、自分の出不精に拍車がかかっているのを感じている。
メールも電話も酷く億劫で堪らず、プライベートではあの人の声ぐらいしか聞いていないんじゃないかとすら思う。
出来ない、やらない人間に対して実に神経質になっていたらしく、自分で自分を疲れさせているのだと気付いてからは、どうにか気を逸らしやりすごす事を学んだ。
下を見るのではなく、上を見ればいいだけの事だ。ただそれだけの事だが、実践はなかなかに難しいモンだと実感している。俺は心が狭いようだ。
あの人が俺の声を聞いて、安堵している様子が実に可愛らしく思える。人前ではあんな面でいるから、俺の傍で甘えていると実に可愛い。
いつもは俺を甘やかすあの人を甘やかして、子供のように無防備にさせるのがとても好きだ。
直に1年になる。肩書きを手に入れた日を優先するべきか、好きだと告げた日を優先するべきか決めかねた俺達には、アドレスを交換したその日が唯一の記念日になった。
現に、俺は先の二つの日付をすでに覚えていない。曖昧な記憶こそ残ってはいるが…深夜や明け方の出来事のせいもあるのか。判断しかねるのは。
記念日に疎いあの人が、毎月忘れずにいるのはすごい事だと純粋に思う。
前の恋人と比べる事ではないが、アイツと記念日を過ごせた事はほとんどなかったように思う。一度だけ、珍しく何か言ってきた事はあったが。
記念日やイベントを逃し続けてきたり、ろくな思い出がない事もあの人は知っていて、その上でいい思い出を沢山作ればいいと笑う。
1年の記念日に、互いへの贈り物として刻む言葉を今正に悩んでいる。一度だけだからこそ、恥ずかしくない言葉を、あの人へ贈りたい。
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446 :
日吉若
2009/03/01 00:52
沢山の蜜を注いで、甘ったるさに漬け込み、あの人を内側まで柔らかく解したい。
それが出来るのは俺だけだ。自惚れかもしれない。けれど、今そう思う。
人を信じて預ければいい。
アンタを傷付けたいとは思わない。裏切りたいとも思わない。
ただ敬い、支えていけたらいいと願っている。
この道はけして間違いではなかったと、いつかの未来に、そう笑い合えたのなら。
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445 :
日吉若
2009/02/25 12:36
余程の事がない限り、あの人に優先される事を知っている。
だから時折困る。
あの人の交流を妨げたいわけじゃない。あの人と話したいと思う人間がいるのも理解している。
傍にいて欲しい気分でも、俺はいつでもあの人の傍を独占しているようなモンで、たまの機会くらい我慢すべきなんじゃないのか。
そう頭では考えるのに、それでもあの人が俺を選べば嬉しく感じる。
俺はひどく贅沢だ。
贅沢すぎて、いっそ堕落している気さえする。
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444 :
日吉若
2009/02/22 11:21
ここ二日は、俺としては珍しくも交流週間だった。
芥川さんと、跡部部長。サシトーク2連発は、俺としては実に珍しい。
退屈させやしなかったか、と心配はしていますが、二人とも大丈夫だと言っていたのに安心しつつ。
楽しい時間を有難うございました。
ちゃんとした礼は、あちらにて後日。
一日離れて眠っただけで、妙に飢えている自分に気付く。隣にいないと足りなくて仕方ない。
手を伸ばせば触れられる距離でいつも過ごしているせいだろうか、電話だけじゃ物足りないと思う。
目を閉じて声を聞きながら反芻する。あの人の香りのするベッドに身を横たえると、妙な広さに違和感を覚える。
足も腕も、好きなように伸ばしても平気だ。…違和感がある。
昨日の夜は一緒にいられた。帰ってきたあの人も俺と同じ状態で、二人して足りない足りないと切羽詰りながら隙間を満たした。
あの人は時折、俺に謝る。俺を好きだと言いながら謝る。感覚で理解出来ても、謝る必要はないと俺は思う。
俺達は出逢ってしまった。それが現実で、あの人も俺も、何も悪い事はしていないのだと思いたい。
人生を狂わせてしまったと悔やむ必要がないとあの人が言うのなら、俺といて幸せだとあの人が言うのなら、それはきっとあの人にもそのまま返せる言葉なんだろう。
謝罪よりも、感謝の言葉を望もう。
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443 :
日吉若
2009/02/20 16:04
昨日は昨日で疲労に包まれて帰宅。
珍しく俺よりも先に帰っていたあの人の胸に倒れ込み、ベッドの中ぽつりぽつりと言葉を交わした。
疲れていると頭が働かない。呆けた思考回路であの人に身を委ね、名前を呼んではそこにいると確認する。
少し低い、甘い声がじわりと鼓膜から染み入ってくる。麻痺した感覚が徐々に蘇っていき、浮遊感に襲われるがままに意識を手放した。
目を覚ますとあの人も傍らですっかり寝入ってしまったらしい。
疲れているのは当然だろうと思う。俺が寝ている最中にも、時折緊急の電話で起こされているのを知っている。
何度か起こそうと声を掛けたものの、一向に起きる気配がない。
困ったな、と途方に暮れていて町を眺めにベッドを抜け出すと、某部長の姿が目に入った。
少しだけお邪魔します、と断って入ってみるとやはり盛況。
基本的に俺は人の集会に飛び入りする根性がない。
気心の知れた人間と細々とコミュニケーションを取るのが最良で、大勢だとどうしていいか途方に暮れてしまう。
隅で黙って話を聞いてるのが一番なんだが…どうも沈黙にも耐えられない性質だ。
その点、部長がいるのは心強い。気を使わなくていい。
あまり話せなかった方々もいますが、楽しい時間を有難うございました、と。ささやかながら感謝の言葉を。
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442 :
日吉若
2009/02/20 03:05
眠る顔が好きだ。
この腕の中へ潜ると、もう何もかもがリセットされていくのを感じる。
完全な二人きりにはなれないこの世界で俺達はひっそりと息をする。
時折閉塞感に溺れ、互いの声に耳をすます。命の音がする。
二人きりにはなれない世界だからこそ、二人を尊く思う。
束の間、繭のようにくるまって、今はただこのままに。
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441 :
日吉若
2009/02/19 09:27
実に眠い。
先日とある事件が起こり、精神力をガリガリと削がれ、自己嫌悪で自滅…というような馬鹿な事態に。
帰ってきたあの人に甘えるだけ甘えて充電し、起きたらすっきり爽快になっていた。実に現金だな、俺も。
あの人の腕の中で、あの人の名前だけを呼ぶ。
笑って望む通りにしてくれるあの人は、どこまで尽くすタイプなんだろうか。
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