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┗From Crazy Teatime(15-24/33)

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24 :忍足侑士
2009/11/30 14:16

ほんまに無くとったらどないしようかと思った。



ふと気付いたら十一月も最後の日。
前日記書いたん何時や。
慌てて荷物ひっくり返して探すノート。

埃被っとったけどちゃんと在った。
溜息一つ、肩の力が抜ける。



十月の終わりから、呪われとるんかと思う位のトラブル続き。
文化祭の実行委員二人もリタイアした所為で、全部俺がやる羽目に為ったり…
かと思えば謀った様に以前世話に為ったテニスクラブから半泣きの連絡来たり…



>選手が行方不明とか有り得へんやろ。



ちっちゃいクラブでギリギリの人数やったんに、ある日突然副キャプテンが来ん様に為ったとか……。
世話に為った恩も在るコーチに半泣きで頼まれたら助っ人も断れへんやろ。



途中から俺が半泣きやったんは仕方ないと思う。
今年も残り僅か…とりあえず休みをくれと言いたい。

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23 :忍足侑士
2009/10/15 21:37

此の町の俺へ
HappyBirthday!



日付が変わって暫くした時分、届いた手紙に驚きと軽い目眩。
正直覚えとってくれとるんか不安やったりもしたけど。



ちゃんと覚えとってくれた嬉しさ…



>……をかなりスポイルする気色悪さ。



流石俺の可愛え恋人やな。
去年の所謂正統派な甘さも驚きは微塵も無いっちゅう…。



>寧ろ何でそう為った。



ある種の感動すら覚えつつ返事を書いた。
可愛え恋人は返事が返ってきたんに感動したらしい。
そら手紙貰ろたらちゃんと返さなあかんやろ。
手紙の最後には確りデートの御伺いも付け足して。
いい加減緩んだ口許も引き締めて。



詰まりは幸せな誕生日の話。

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22 :千石清純
2009/10/08 14:47

柔らかいピンク色に見える石は、俺には不似合いだと思うけど。



此処一ヶ月程だろうか、俺の左手首に収まっているブレスレット。
何だかパワーストーンとやらに嵌まってる知り合いがくれた物。
俺には此の石が一番相性が良いんだってさ。
そう言ってくれたのは柔らかいピンク色の石を繋げただけのシンプルな輪。
良く良く見てみれば、其れはピンク色じゃなくて。
薄く曇った中に綺羅綺羅光る小さな欠片が沢山詰まっていた。



サンストーンって云うらしいよ。
石は余り詳しくないから、其れが銅だったかを内包する石の総称だったっけ位にしか俺には判らない。
俺と相性が良いって言われただけで、此の石がどんな意味を持つのかも知らない。
ミサンガだっけ?
切れたら願い事が叶うとか云う御守りみたいな物。
あれと似た様な物かと思って、折角貰ったから付けっ放しにしてる。



大概こう云う物は幸運だとか、金運だとか効果なり意味が在る物なのにね。
俺が信心無さ過ぎなのか、特に良い事も無くて、寧ろ頭の痛い事が多い。
こんな物だよね、納得はするけれど、其れよりも時折視界に映るピンク色が落ち着かない。
確り見ればピンク色じゃ無いのになぁ。



本当はオレンジ色に見える筈なのに。



ずっと付けてると石の色が変わってくるって誰かが言ってた。
俺の左手首に在る石も、何時かはオレンジ色に見える日が来るんだろうか。



其れが気に為って…今も不似合いなピンク色を外せない侭。

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21 :忍足侑士
2009/09/27 02:03

忍足侑士、十四歳。
青春と云う名の遊びを謳歌する御年頃。



今なら誰にどんだけヘタレ言われても反論せえへんわ…。
気分は宛ら遠足前の小学生か、発表会前の小学生か。



嗚呼、どうかしとるわ俺。

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20 :忍足侑士
2009/09/25 20:24

忍足侑士、十四歳。
自称青春真っ盛りで健康な青少年。



……理性との闘いは未だ続行中。

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19 :忍足侑士
2009/09/04 13:55

厄日っちゅうより、呪われとるんかと思った。



あまりに色々重なった日。
何時もはしゃあないわ位で流す俺やのに。
流石に凹んで一日使いモン為らん侭過ごした。



何時も通り流せばええんに、鳩が届けた言葉に気ぃ緩んで。
嗚呼、らしく無いやんなぁ。
漏らした弱音に後から後悔み。
せやけど覆水盆に返らずっちゅうんは正に此の事で。



抱き締めてくれた温かさに安心して。
何も聞かんと一人や無いて言ってくれた。
背を撫でる手が優し過ぎて…。
唯其れだけで普段の自分を取り戻すには十分。



嗚呼、やっぱり俺は此の手を離せへん。
此の手を離してもうたら、もう一歩も前に進めんく為る。
そう言ってもうたら重過ぎやろか。
甘やかしたりたいと思っとるんに、ほんまは俺が甘やかされとるんよな。



まだまだ頼りない俺やけど…。
だいすき。
大切な恋人だけに此の言葉を。

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18 :忍足侑士
2009/08/23 19:28

吸い込まれそうな気がして足を止めた。



少しばかり家出るのが遅れて、何時もは乗り換えんホームに降りた。
一緒に降りた人は仰山居って、直ぐ様ホームは溢れて行列が出来た。
目の前に着いた電車の扉が開いて、流れに乗って俺も其処に近付く。



人の溢れとったホームは一瞬で閑散として。
朝の日差しに何だか其の風景は不似合いで。
何処からか蝉の声が聴こえた様な気がした。



目の前に開いた扉に周りの人全部吸い込まれてくみたいに見えた。
後一歩踏み出したら俺も同じ様に吸い込まれてまう様な気がした。



朝の日差しも。
遠い蝉の声も。
口開く電車も。
消えた人達も。



総てが不似合いで、総てが噛み合っとらん風景。
其処に居る俺も不格好なパーツの一つ。
あんなに居った人は何処に行ってもうたんやろ。
目の前の箱ん中はみっしり詰まっとる訳や無い。
まるで吸い込まれするりと消えてもうたみたい。



響くアナウンス。
扉が閉まる合図。

―――我に返る。



閉まり掛けた扉に飛び込んだ。
俺の背後でぴたりと閉まる口。
疎らな車内、呆けたんは一瞬。



俺は吸い込まれた訳や無いし、消える筈も無い。



表向き平然と、内心は呆然と。
空席に腰落として見渡す車内。
虚ろな空間、縹渺と移る景色。



…そないな事在る訳無い。
そないな事在って堪るか。
長く息吐いて頭を振って。



夏の余韻が耳許で囁いた戯言に翻弄される。

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17 :忍足侑士
2009/08/13 08:44

微かに小雨舞う濁った空。



久々に朝からバスで学校行こうとして、時刻表の側に貼られた紙に気付く。
何時から貼って在ったんやろ。
紙には《下記お盆期間は土曜、休日ダイヤで運行》とでかでかと書かれとった。
そう言えば世間は今お盆なんやなぁ。
毎年毎年、今年も例に洩れず部活やったさかい忘れとったわ。
最近は部活の行き帰りに連れ捕まえて、自転車の後ろ乗せて貰ろたりしとったしなぁ。
こないな貼り紙されとったんにも気付かんかったわ。
道理で人出も少ない筈や。
腕時計眺めて溜息一つ。
まぁ、遅刻はせんさかい大丈夫やろ。



何時も乗るよりは少し遅い電車に乗って。
やっぱり電車ん中は何時もより人が少ない。
ふと車内を振り返って。
偶然恋人と同じ電車に乗り合わせる、何て在ったらええのに。
在り得へんと判り乍思ってみる。
学校も違えば、そもそも近い云うても他県なんよな。
遠征か練習試合でも無ければそないな偶然在り得へんわ。
薄暗い景色の中走る電車で、やっぱり俺の朝は何時も変わらへん。



此処数日連絡の絶えとる可愛え恋人。
俺から連絡してもええかもしれんけど。
忙しいんかもと思えば其れも出来ん侭。



夏が終わる前に何処か出掛けられたらええと思う。
付き合って初めての夏なんやで。
今更の様に思い出した俺は、やっぱり薄情なんか感覚ずれとるんかどっちなんやろなぁ。

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16 :忍足侑士
2009/08/10 03:18

寝苦しい熱帯夜が更に寝苦しく為る。



毎年此の時期に雑魚寝期間過ごす羽目に為るんが恒例に為っとる気ぃするわ。
夜も早くに寝てもうたのを起こされたんは日付変わる頃。
足取り覚束ん連れを部屋に入れて、触れた体温の高さに目ぇ覚めた。
濡れタオルと体温計押し付けて、氷枕とベッドメイク。
体温計に表示された数字には溜息のみ。
薬箱漁って風邪薬飲ませたらベッドに押し込んで一先ず完了。



中途半端に起こされて目ぇ冴えてもうたわ。
しかもベッド一つしか無いんよな…。
適当に時間潰して眠気が来ても、肝心の寝る場所が無い。
嗚呼、一人掛けのソファで脱力して仮眠が精々やなぁ。
当然大して眠れる筈も無く、首と腰が痛いっちゅうおまけ付き。
朝に為って熱は下がった連れの為に卵粥作って…。



…俺、去年も似た様な事しとらんかったか?



深く考えると虚しく為るさかい止めとこか。
今日は客用の敷布団だけでも引っ張り出して…。


せめて首と腰痛く無い目覚めを願う。

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15 :忍足侑士
2009/08/07 08:44

「お盆位は帰って来んの?」
久々に聞いた声からまた随分と日が過ぎてもうた。



所謂腐れ縁っちゅうヤツにそう聞かれたんは七月の話やったか。
其処で改めて夏なんやと実感した。
暦に記された日付っちゅう数字の羅列は日々順番に過ぎ。
月っちゅう頭が代わるとまた一から繰り返す。
其処に曜日っちゅうオマケ付いて、唯其れだけの認識やった。



気付いた頃には七月は終わっとって、八月なんやなぁ。
暑いなぁ、そないな科白口にするだけで、夏やっちゅう実感が其れ程在る訳でも無く。
季節が終わりに向かい始めてやっと気付く。



夏は終わって秋が色付く。



きっとまた冬はあっと云う間に来るんやろな。
そしたら直ぐに今年も終わってまうんやろ。
日々の事なんに日々稀薄に為っていく感覚。



夏はもう間に合わんけど。
冬はちゃんと地元帰る算段つけとこか。
予定は未定、都合のええ言葉添え乍。

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