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┗"tussie mussies"(41-45/237)

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45 :
12/19-12:20

さらさらとした蜜を透過して、
遠く、放物線を描いた空。

街中の雑踏から、或るいは歩道橋の上から見上げる。

放物線を描いて降り注ぐ。
昔聴いた歌が
あの日の、あの空の、あの瞬間と同じ
意識と意識が交感するかの様に降って来た。

接吻にも似た感覚で結び合い、そして開かれるパイプライン。
俺の中の基列が整い、頭上へと抜ける。

もう聴く事もないと想った旋律は
うつくしみをもって此処へ響きかけ、息を吹き返す。

空が流れる。

聲が聴こえる。





>それは、喪失の歌ではなく再生の歌。

[][][]

44 :
12/18-23:57

"Night-night,Sleep tight"
なんて言いながら、本当はお前が俺なしに眠れなくなればいいと望む日があるよ。

独立した後も関心無い顔を装ったが、腹の底じゃ俺と云う後ろ盾を失って他國との交渉権さえ無くしたお前に「ざまあみろ」と嘲笑ってた。何が新興國家だ、失敗しちまえ。今謝れば許してやる、そうすりゃ又お前の面倒が見れるんだと。

でも路頭に迷ったお前が泣く位なら、自分が泣く羽目に遭った方がマシだと願うのも真実なんだ。

なあ、俺はお前が想う様な聖母じゃねえよ。
つまらない、ただの男さ。

[][][]

43 :
12/18-08:51

過去、躓いた経験が在るとして。

俺は何故躓いたかを検証し、どうすれば過ちを繰り返さないか
現状維持を保つ為に、何処を改善すべきなのか。
そんな保守的な、彼奴に言わせれば埃臭い且つ懐古主義な思想
(発想が斜め上飛んでるとも言われるが、何がどう斜め上なのかさえ
理解出来ない。そもそも英語じゃ無くなった、彼奴の米語を理解したくない)
が最優先で、デメリットを抱えて迄、変えたい明日など無かった。

彼奴は、躓いても躓いても立ち上がって。
変えられない事態に不貞腐れて膝抱える日が在っても
憤る余り破壊衝動に駆られて暴挙を奮る時が在っても
(感情が押さえられねえのも、力加減誤るのも若さだよな)
その先を進む事を、今を変えてく事から、目を背けやしないんだ。

澄み渡る空の色を模したお前の眸。
俺は地を這う緑でいい。そんな生き方が性に合ってるから。

[][][]

42 :
12/17-09:42

今まで汚い真似なんて幾らでも遣ってのけた。だって勝たなきゃ意味ねえだろ、流した血さえ無駄になんだぜ。愛すべき女王陛下が、國民が、無能だと嘲笑われてくなら俺は鬼にだろうがなってやるさ。





だけどな、誇りを棄てたつもりはねえんだよ。

[][][]

41 :
12/16-12:10

屋上より、路傍の一時を見詰める。
離れた場所で離れて住む人の日常を想う。
束の間、触れた温もりに安堵する。
此処で出逢い、共に息をしているという事の、出逢わなければ知らないでいた事の諸々を想う。
止め処なく流れゆく事の、それらが喜ばしいものであれ、或いはそうではなくとも
どちらも生きていればこその事。
人気の無い此の場所で、生命の気配に包まれ眠る暫しの至福。





今日の執務を成し終えれば受信されてた一通のメールに気付く。
一番傍に在ったその蒼を、極東の島国に住む友人も見詰めていたという事を知り
俺達が同じ空の下で生きているのだという現実を
まるで深く呼吸をするかの様に、胸の奥で感じた。

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