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┗"tussie mussies"(6-10/237)

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10 :Arthur kirkland
10/19-15:29

授業の合間に時折空を見上げる。

先刻も音楽室へ移動する最中、白い月が視界へ不意に飛び込んで来て
その近くを通る飛行機が白い軌跡を残してゆくのを見付けた。

こんな時、心に過ぎる相手や物事が在ると云うのは
穏かで倖せな事なんじゃねえかと想う。
孤独を感じるのは誰かが傍に居ないからでは無く
心が誰かを感じる事が出来ないからだ。

だから、触れる。

此の世に「ひとり」でなど生きられる人間は誰一人として存在する訳が無く
自分と云う核が在れど、その骨も肉も自分以外のもので生かされ
絶えず生まれ変わって、此処に在る。
何かに宿り、何かを宿し、その手触りと熱さを抱きながら
膚へ心へ記憶へ、触れる事で何かを残してゆく。

そして奥へ辿り着いた時に響く琴音は懐かしささえ馨わせて

空と交感する時、その音色が浮び上がっては
始まりの気配と最後の余韻が何処かで通じている事を想い出される。

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9 :
10/17-15:35

彼岸華は「相思華」
葉は花を想い、花は葉を想う。

紅く咲き誇る天上の華は
決して葉と花が共に姿を見せる事は無く
互いが互いを想い合う。



冷たく雨に打ち付けられる日も
風に虚しく揺らめく日にも







想うのは、ただ一人。








お前以外は要らないと、躯は未だ覚えてる。
欲しいのは一人だけでいい。





だけれど。












一人の全てが欲しい、と切望するのは
罪深い事なんだろうか、天の人。

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8 :
10/17-12:36

体液と煙草とエチルアルコールの匂いが
部屋を満たせば満たす程に、心は飢え渇いてく。





無敵艦隊殿との逢瀬の記録を、

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7 :Bookshelf.
10/13-19:43

(wait,please…)

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6 :
10/12-00:13

此の世で一番、己を阻止するのは
己自身の感情では無いのかと。

昇る、非情階段。
一段目は喪失感。
二段目は拒絶。
夜の片隅で星が揺らめいたなら
偽りの賛美、奏でればいい。
六段目は抑圧。
七段目を踏めば鳴る、鐘の様な軋みの音。
十二段目に待つのは、麻痺。
想い溢れんばかりと滴り落ちる蜜の花は
いっそ、握り潰してしまおうか。


"I'm sure you're up to it."


こんな冷徹な夜には、月明かりさえもが疎ましくなる。



(なあ、星が何処にも見えないんだ――…)

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