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┗Forest Gump(103-107/152)
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107 :
塞
03/23-15:33
彼に背中を押して貰って彼女と話しをしようと覚悟を決める。
ひらひらと手を振って別れを告げて、慌てたように教室を出て行く。
それにしても彼には助けられてばかりだ。
勿論彼にはそんなつもりはないんだろうけど。彼が困っている時には今度は私が助けてあげたらいいな。彼だけじゃない、困った私を助けてくれた人達にいつか恩返しを…。
その為にも、私は彼女とちゃんと話をしなくちゃ。
けれど何故頬を涙が伝っていくんだろう。そう不思議に思いながら、天文台の塔を駆け下りていく。階段を一段二段降りていきながら。
だって悪夢は終わった訳じゃない。
悪夢はまだ始まったばかり。
彼女と話ししようと覚悟は決めたけど、まだそれだけ。何の解決もしていない。塔の出口は直ぐ其処だけれど、本当の出口はまだ見えそうになかった。
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106 :
塞
03/23-15:29
>何時か見た夢の話し。
夢の中で私はお魚で、青くて大きな鱗と、何処までも泳いでいける尾びれを持っている。力強く尾びれを振って、透明で、澄んだ海のなかを泳いでいた。
水の中を掻き分けて、自分でも驚く程の早さで進んでいく。私は、自分の思うままに泳げた。自分の好きなように泳げるのは、とても気持ちよい。
周辺に自生している生き物や自由気ままに泳いでいる魚達も生命力に満ち溢れていた。
まずは珊瑚の美しさに目を奪われる。赤や黄色、ピンクの繊細な花々が、水中に咲き乱れているのが見える。そして、その珊瑚の花の森に隠れて、大小さまざまな原色の魚達が泳いでいた。その数、その種類の多さは、空に輝く星にも負けないだろう。
鮮やかなブルーのソラスズメダイが横切っていった。黄色の魚体に縦縞のカゴカキダイ、赤紫のメギス。海の星と呼ばれる彼等。
私も魚の群れに混じり、突き進む。海の中を幾筋の光が流れる。
柔らかく射し込む陽光が水中で屈折して、神秘的な光景を作り出していた。
青く彩られた海の世界。海中から見上げる水面はステンドガラスのようで、きらきらと輝いている。
素晴らしかった。此処では、私は何でも出来て、此処の生命は皆生き生きとしている。
けど、私は気付いてしまう。此処では私の居場所はないということに。
そのことに気がついたら、突然呼吸が苦しくなった。先程までは、上手に呼吸出来ていたのに、出来る気がしていたのに。
自分を誤摩化すことも出来なかくなった私は群れを離れ、ひとり海の底へと沈んでいく。私のいた群も次第に足並みが乱れ、ばらばらに散っていった。 そして統率をなくした彼等はやがて争い始める。魚達はお互いの牙で傷を作り、 乱闘に巻き込まれたある魚は珊瑚にぶつかり血を流していた。突如表れたジンベイザメに群の一端が襲われているのが、視界の端で見えた。
ばらばらになっちゃ、駄目だよ。海を汚したら・・
夢の中の私は、ない腕を必死に伸ばして、何処にも届かない。何も掴まない。一生懸命に息をしようとしても、全然上手くいかなくて、苦しそうで、もう限界だった。
帰りたい、帰りたい。
ここでは私は生きていけない。
深く沈んだ海の底、見える筈もない水面で、ふたつに髪をくくった女の子が笑っているのが見えた。
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105 :
北伊
03/23-15:27
『白い旗』
初めから勝敗の分かっている勝負なんてしたくない。
…傷つきたくなんかないんだよ。
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104 :
北伊
03/22-05:44
やっぱり俺、お前のことが好きだなあ。
会いたいなーと思った時に来てくれたから、俺泣いちゃそうになったじゃんか。
クリスマスの時もそう。昨年は来れなかった兄ちゃんの代わりにサンタさんをしてくれたよね。
多分お前にはそのつもりはないだろうけど、俺ううん彼女は大分救われてたりするんだよ?
ヴェー、もし惚れ薬を持ってたとしても俺には使えそうにないや。今のままで十分…、と言ったら嘘になるけどさ。今の関係を壊せそうにないよ。臆病だなあ俺って。情けない。
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103 :
独
03/18-19:19
夜というものは、何故か分からんが人恋しくなるらしい。
昼間の明るい内はそうでもないのにな。
……だからと言って、何だという話なのだが。
茶と鳩について語ろうかと思う。
茶と鳩、最近では鳩の使用者が殆どなのだろう。それぞれに良さがあるが、現時点で俺は鳩ではなく茶を使用する事が多い。もっと言うならば、なり茶という場で不特定多数と完で遊んでいる。
茶の長所のひとつに、好きな時間に自由に遊べるという点があるのではないだろうか。鳩では気分ではないからと言って数日間連絡を取らないのはなかなか赦されないからな。俺、いや俺の上司は無精な所があって、数週間下手したら数ヶ月程この世界から離れたくなる時期があるから、鳩で特定の相手を作るとなると難しい。その点なり茶は、自由な時に一時の間誰かとやり取り出来るのだからとても良い。
ただふとした時に誰かと話したくなった時に連絡を取れる相手が居ないのは少し淋しいものだな。ほんの偶に数回だけの気安いやり取りをしたくなる事が…、あるのは俺だけなのだろうか。
今は少しだけ以前していたやり取りが懐かしく思う。しかし毎日となると嫌なのだから、単に自分勝手なのだろうな。
今後特に特定の相手を探す予定はない。何だかんだ言った所で矢張り茶が一番性根に合っているのは俺自身が一番分かっているんだ。けれども其れとは別に時間を掛けてロルを回せる鳩で完をしたい…等と性懲りもなく思うのだから俺は矢張り強欲なのだろう。
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