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┗absolutism.(5-9/13)

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9 :
05/20-23:36

ばらとセックスと酒とカフェインは良い。
何処までも俺の螺子を弛めてくれるから。

俺にとってこの頭の螺子ってやつはキツく締まってるか、そうでなければ弛まり過ぎて中身がだだ流しにされている状態の方が良い。
中途半端な位置が一番辛い。
精神がマゾヒストになりきれない素人の俺にはどちらかの状態が一番安らげる。どちらかであるなら問題はない。

しかし、快楽主義であるのも確かなので、
多分に螺子が弛まっている状態が一番イイんだ。
健康か不健康かなんて自分が決める事。
その辺りについてもオールグリーンだといつだって俺は胸を張って笑える。

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8 :
05/20-23:26

あの昼間に健全な乾杯を交わした事を俺は思い出していた。

「俺は酒とセックスをこよなく愛しているが、ドラッグには誓って手を出してねえ。合法の範疇だ。」
相手はというといつも肺に重い高価な煙草を愛していた。
奴も誓ってドラッグはしていないと笑う。俺と同じく合法の範疇だと、ほぼぎりぎりの飴玉を舌先に乗せて俺に笑いかけた。

「ドラッグに手を出さない健康な俺たちに乾杯!」

それは真昼中の酒場での話だ。

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7 :
05/15-23:52

どんなに書き綴ったとしても物語が中々展開しないことに定評がある。

1ミリも動かない訳ではない。
非常に鈍足な歩みであり、
かつ同じシーンを幾度となく繰り返す事が、自前のよろしい頭が出来る唯一の事。

結果は全て同じ位置へ収束を迎えようとする。
お前は俺に何を望むのだろうか。

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6 :
05/12-15:31

この時期はいやに甘ったるい匂いが占める。
カサブランカの甘い匂い。
毎年の様に俺は陽の中へ夢を見る。
現実が過去へと移ろう瞬間がまるではっきりと見える様だ。
今の視界は全て崩壊する。

これを自由への解放と呼ぶべきなのか、
この歳になっても未だに分かりはしない。

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5 :
05/09-02:13

雪ばかり眺めて生きるのは、
あまりに凍えると思った真昼中が何度も巡った。

白い陽射しが部屋へ入り込む。
俺の翳りばかりが犇めく部屋へ。

俺もきっとこの部屋と一緒なんだろう。

自分を手放すぐらいなら、俺は憧れになれなくても良いし、
氷塊だって溶けてくれなくたって構わない。

大事な事は、
俺は俺でなければ死んでしまうのだ。
俺がいるから、
お前を、憧れを、
感じる事が出来るんだ。

それならば冷たい孤独も、
この陰鬱な頭の中身も、
全部報われていくだろう。

俺はここで、白く細い息を吐き出しているのが一番似合いだ。

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