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┗徒然シャッフル(27-31/35)
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31 :
諾
04/20-01:49
S---Sacrifice
今日の生贄は、ああ、俺の弟だ。
泣いで嫌がる弟を宥めで服を着替えさせる。
享受するだげじゃあ恵はもたらされねえと、何度も教え込んだ。
これはどうしようもねえ。順番だがんな。
それにこれまでは俺らが一番小さな弟の分もその役目を負ってきた。
泣くことも有った。失敗して致命傷を負う事も有った。
もう逃げの道は残されでねえんだ。
漸ぐ泣ぐのだげは辞めだ弟に、これがらする儀式に必要な物を渡した。
特殊な形をした、小さな刃物。
人気のねえ広場。その中央に据えられだ台座に向けで送り出す。
何度も振り返り不安げな顔をした弟の姿に、俺らは祈りの言葉を送った。
「ねえ!?何か有ったら絶対助けてよ!?絶対だからね見捨てて逃げたら呪い殺すから!」
「いいがら早よ開げろお兄様は腹が減った」
#醗酵して凶器さなったニシンの缶詰食うべの会開催中
「やだちょっと吹き出してる!ちょっと、ねえ!?やだぁああああ!!!!」
「あっはっはっはっはっはっは!」
「傾げれ…!45度だ」
「おひっおひゃっ、ちょっと氷君!?ビニール袋開けないで!」
「助けてよ!ねえ!?」
「あっはっはっはっへげ、ぐほっぶえ」
「お兄ちゃんて呼んだら助けでやんべよー…」
「おぉおおおにいいいいちゃああああああ」
「…それはそれで複雑だ」
あんまり嫌がるがらガスマスクまで着けさせで防護服まで着せでやったってのに…
まあゴミ袋ん中で開けさせだがら噴出した汁の被害も無ぐ。
もっこもこしたシルエットのままその場で膝ついで泣き始めだがら処理は俺らがやった。
中身ウォッカさ浸す係、氷宥めで着替えさす係、ゴミ袋捨てる係、集まった蠅を追い払う係。
「いんやーなしてだっぺ、たまにこれ食いてぐなんだよなー」
「くっさいですけどねー」
「おめぇ持ち込み禁止までしたべさ…」
「ほれ、もう泣ぐな…」
「だって、だって、」
「食わねんが?」
「…食べる」
「何はともあれノル、復活おめっとー!」
「ん。」
「いやー驚異の回復力でしたね!一時はどうなる事かと」
「んん、あんがと…」
くっせぇサンドイッチパーティ開始。
俺の首に絞め跡があんのは誰も突っ込まねえ。
なんとなぐ開けですぐの缶の中身を撮って日に送ったら「悪霊退散」って文字が返ってきた。
…では乗る上ー語講座の時間です。後に続いで発音してけじゃ。
>がっばくせかまりの缶こ開げでかへでけじゃ
芬「が、が、ぱくせかなりの餡子かひゃげじゃ?」
>こせばめびょん。か。
芬「濾せば?え?」
はいお仕置きだべさ(すっぱぁああああん!)
#Sacrifice
犠牲
次はUのターン
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30 :
諾◇
04/20-01:48
んむ…気になってだ日記が消えぢまうと残念だな…
自分でも珍しい組み合わせだど思ってだだげに目を引いだ。
遠い空がら…間違った遠い目で見守ろうかと思ってだんだけども…
おめぇらは末爆してくださいね。
んあ、俺?俺はたまに思い出してはイラァ…ってしてるぐれえだべが。
声を大にして怒りを叫びてえ時もあっけどもまあ穏やかなもんだ。
まあ向こうもすっきりしてんべけども72日に一回程度俺を思い出して嫌な気持ちになれー。
後は苦味の強ぇ筋子ばっかり食え。
おっさんの顔みてえなシミが出来ろ。
耳の軟骨のとこにニキビが出来ろ。
カマキリに求愛行動されろ。
(すっきり)
寝っが…(あふ)
[
返][
削][
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29 :
諾
04/18-02:04
D-5
#D-4がらの続き。まだまだ痛い話題注意
「 」
目が覚めだ。あの頃より丈夫になった俺の体は、まだ部品が足りねえ。
したらちょうど、目が合った。
俺のベッドがら生えた少女。少し前に黒い光に成った少女。
呪詛を呟いで俺の顔をじっと睨みつけでる。
おおいっちょ前に、俺ば呪いにきたんが?今なら弱ってっがらなんとがなるって?
舐めだ真似すんでねえぞガキが。
黙って睨み返して教え込む。俺の方が上だ。呪いで俺に勝でっど思ってんが。
俺が何かも知らねえで。おっかねえが?駄目だ目逸らすな。
俺を見ろ。俺を見ろ。見ろ。んだ、包帯を取れ。俺の顔を見ろ。
少女の影が泣きながら這い寄って俺の顔に手を伸ばした。
実体の無ぇモノに促されではらはら解けでぐ包帯。
しゅる、しゅる、はら
人を呪う為舞い戻ってきた亡霊が、そこに表れだ俺の顔を見で音にならねえ叫び声を上げだ。
そのまま行ぎゃあいがったものを、俺の傍に戻ってきたのが悪ぃ。
ずっといっしょにいような?
#「いただきます」
かつて少女だった影がぐにゃりと歪んで、そっがら俺の口に吸い込まれで行ぐ。
渦を巻いでこの世を俺を呪って俺の中に中に中に奥に。
まだ新鮮な味がした。Tak,むしろ俺としても丁度いがった。
俺にしか聞こえねえ声を上げで飲み込まれでいぐ、少女だったモノ。
熱くて、冷たくて、気持ち悪くて、気持ちいい。
尾っぽみてえに伸びだ影が全部俺ん中さ吸い込まれで、そっがら襲う強烈な…
「…や、ぁ……ッ、あ、」
急速に体が出来上がっていぐ。逆再生みてぇにパーツが戻る。
「ん、んん……っ、ふ…、クる…中…っ」
内側がら押し出されるみてえにして足りねえ物が補充されでいぐ。
同時に寄せでくる感覚に耐え切れねくて熱に浮かされだように声を上げだ。
包帯に包まれでだ部分が収まりきれねぐなって覚束無え手つきでそれを解ぐ。
刺さってだチューブも内がらの圧力で押し戻されで床に落ぢる。
「あ…ッ、あ、あ、……っ!」
これまでまともに動がねがった体を捩って、元に戻った両手の爪が肩に食い込む程力を込めで。
痙攣する体が落ち着いで、やたらと耳につぐ荒い呼吸音が室内に響いだ。
気怠い脱力感に見舞われながらじっとりと汗をかいだ手を見つめる。
おかえり。俺の全身。
「ノル」
唐突に掛けられだ声に息を飲む。
今まで気づがねがった、カーテンの向こうの気配に背筋が凍った。
亡霊より何よりおっかねえ、その声の主が近づいでくる。
勢いよぐカーテンが開いで今の俺よりもずっと屈強な腕が伸びできた。首へ。
「悪ぃ子だ」
ああ、目、綺麗だな
ぐえ、
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削][
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28 :
諾
04/18-02:03
D-4
#引き続きグロ?痛い話題注意
夢か。これは。夢だべな。
俺が今よりもっと細くてチビだ。
石造りの廊下を進んで薄暗い半地下のフロアさ降りで行ぐ。
ああそう、今日のこの時間の見張りはこいつだった。
俺の息の掛がった奴。
目配せして少しだげ席ば外して貰う。
湿った空気。水の匂いのする狭ぇ通路を抜けで行げば、奴がいる。
俺は寝間着のローブを着てだ。片手にはランプ。
「 」
名前を呼んでも返事はねえ。
それとも水の落ちる音にかき消されだんが。
ランプを床に置いでさらに近づいで行ぎゃ金髪の後頭部が見えだ。
俺の足元。腰まで水さ浸けられで鎖で繋がれだ男。
こいつを水牢さ繋いだのはあいつ。水を冷やしてんのは、俺。
もう反抗すんのやめれ、折檻で死ぬぞ。
つっても。まあ、死ねねんだけど。
横にもなれねえ、上がら頭には水が落ぢでくる、着たままの服にも水。
腰がら下の皮膚、どうなってんべ。
俺より先に、少年がら男さなろうどしてる奴の体は、やせ細って池に浮かぶ枝みてえだ。
「 」
もう一度呼ぶ。あれ、声がねえなこの夢。
おめぇが振り向ぐのに合わせで動ぐ水の音はすんのに。
振り向ごうどしてとっくに限界ば越えだ足がもつれで、水に沈む。
もがいで、あがいで、鎖の音響がせながらまた立ち上がった奴が振り向ぐ。
焦点は合ってねがった。文字通りの不眠のせいで幻覚でも見えでらんだが、
それともやっぱ、視力が…
手を伸ばして青白ぇ頬に指を触れさした。
濁った目を嫌悪感で更に濁らせでも、俺の体温を分けで貰おうどしてんだが両手で縋り付いで腕に頬を擦り寄せでくる。
その表情と仕草の落差が酷くて、ああ…
俺が口を開ぐ。
奴が口を開ぐ。
俺の喉を、舌を、唇を通って黒い影が伸びる。
ローブが濡れでバレんのは避けてがったがら、片手で裾をたくし上げで膝を着いだ。
影が俺の口と奴の口を繋いだ。そのまま氷みてぇに冷てぇ奴の唇を塞いで注ぎ込む。
嫌悪。憎悪。瞳に映る。それでも注ぎ込まれる影を奴は体内に吸収していぐ。
俺がそうさせだ。最初は無理矢理飲み込ませだ。
今じゃこれが無ぇと駄目んなった。そんだげ奴は衰弱しちまってら。
注ぎ込めるだげ注ぎ込んで顔を離そうとした時、奴の両手が俺の首に伸びだ。
ああ、目、綺麗だな…
重力
水音
呼吸
無音
[
返][
削][
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27 :
諾◇
04/15-00:21
D-3
#引き続き痛い話題
>要は「D」は○回休み、みてえなイベントでした
生き返ってがら6日ぐれぇ…?
なんがのついでで見舞いに来た日が俺を見で
「水で膨らむ恐竜のおもちゃがふやけきる途中のようです」
だの宣った。
20本ある筈の指が全部揃うのはいつだべな。
面白がってんだが、あんこや眼鏡が俺に飯を食わせに来る。
点滴がら流動食に移ったそれを無理矢理食わされる。不味い。
出来たての内蔵は一応まともに動いでるらしい。
どうでもいいばって今回の検査で分がった事。
他ど比べで俺の舌が短めなのは気づいでだけども、それってなんだ、この…下顎に繋がる筋みてったどご…
これが繋がり過ぎでるせいもあるらしい。
赤子だら乳が吸いづれぐなるって理由で、生後メス入れる事もあんだとか…
俺は別にそんままでいいです。
舌が短ぇどしてもちゃんと喋れでらし、口ん中でいろいろ出来るし。
あんこのやった最低なギャグ。
俺の手首より上の辺りに赤い飾りリボン巻いで
「チキン!」
「……」
「おろ、ほれ、こっから先丸まってっがらチキンみてだっぺ?」
「………」
「いただきまーす!」
「…っ!……!」
ちっどだげ泣いだ…
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