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┗お前には教えない。(57-61/111)

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61 :
01/29-09:22


言われた事は守る。
それが俺に出来ることだと思うから。






昨日の夜、少しアイツの機嫌を損ねた気がしてるんだけど、やっぱり昨日アイツに言われた言葉を思い出す。

#一人で勝手にうだうだ悩んで、マイナスな方に考えてんじゃねぇよ。

ごめん、と謝ったからには変えていけとアイツは言い切ったんだけどさ、それをごもっともだって思っちゃったから。


約束は守る。
最低限の様で中々に難しい事だから、少しずつでも変えていこうと思う。


さぁて。
アイツは今日、連絡を中々くれないだろうから、気分転換に出掛けよう。
ワインでも探しに買い物にいこうか。



(帰った時に俺が留守だったら、少しは探してくれんのかな。なんてね)

[][][]

60 :仏◇
01/29-01:23

さてと、何から話そうか。






俺がじっとお前を見てた理由は、お前が可愛いいから。それだけ。

静かにお前の歌声を聴いてたのは、お前の歌声が心底好きだったから。それだけ。

会って直ぐに、日/本の話をするお前に妬いた。それだけ。

別れ際にまた違う奴の名前を言うから、また妬いた。……それだけ。




でも、お前からの言葉は真摯に受け止めたから、今度は今日みたいなことは無いようにするよ。
俺の一番は、変わらずお前だから。


(馬鹿みたいにお前を想ってんだよ)



>お前はばかだ。ばーか。ばかばか、ばーか。くたばれドM変態ワイン野郎。
き、急になんなんだよ!?滅多にレスなんか付けてくんねぇのに!
>俺は鑑賞動物でも愛玩動物でも何でもねぇんだよ。自分が見られるだけじゃ困る癖に。
それは、お前の顔見ると愛しさが募ってにやけちまうからだよ。
>ついでに他の奴に付きっきりだったのは、お前も同じ。だろ?
…ごめん、本当反省してる。

>ばーか。楽しかった。
俺も楽しかった。……愛してるよ。

[][][]

59 :
01/27-17:32


時間を持て余すとろくな事無いね。
不意に手が空いたもんで、アイツからの手紙を一から読み返してた。

出逢って、話して、距離を詰めて。

徐々にアイツが気を許してくれてたり、俺へ気持ちを向けてくれてたのが今更になって良く分かる。

…なんで今日見ちまったんだろう。
せめて明後日あたりに見ればよかった。

って言うのも、明日アイツにおねだりでもしようと思って事があってさ。俺の事好きならー、なんて言ってやろうと思ってたのにね。俺を愛してくれてるアイツの欠片を拾い集めちゃった。
……自惚れ?そうかもしれないね。でもきっと、間違ってない。









恥ずかしそうに逸らされた視線。
それはその時まで見られなかったアイツの一面だった。

何をするにも優位に立ちたがるアイツは、好意を向けることさえ癪だと言い放つのに。

深い深い、あの深緑の瞳に俺だけが映ってるのを見ながら告げた愛の言葉は、今もアイツの胸に残ってるのかな。



…お前の事が、


(そう、お前だけを)

[][][]

58 :
01/26-23:46

今度俺をおっさん。なんて言おうとしたら、あのH/E/R/O気取りの奴の髪をぐちゃぐちゃになるまで撫で回してやろうと思う。まぁ、お兄さんの言葉でやる気が出たなら嬉しいんだけどね!……どこぞのHEROにあてて。こっそりと。











日付が変わった頃の話。
アイツを待ちながらちょっと嫉妬心で一人拗ねてた俺は、アイツに『もう寝るから。』なんて手紙を送りつけた。

……刹那

アイツから届いたラブレターと、更に間髪入れずに怒りの手紙が。


いやまぁ、そりゃあ怒るよな。うん、ごめん。
そこからは後悔と後ろ向きの気持ちの連鎖でさ。

そんな気にしすぎの俺に怒ってないと、アイツはいつもより早い時間に会いに来てくれた。


その時に溢された言葉が、胸に染みて。
朝に貰ったラブレターと共に俺を幸せの渦に巻き込んで行くんだけどさ。 そこんとこ、アイツは分かってんのかな。


愛しくて、会いたくて。
こんなに焦がれるのは初めてで。
自分でも感情を持て余してる。




これからもお前へ愛を思い知らせるよ。

(愛しくて会いたくて愛でたくて。)

[][][]

57 :
01/25-20:37


直さなきゃいけないなとはさ、自分でも思ってんだよ。





明日で俺達は2ヶ月の記念日を迎える。まぁ
出逢ってから2ヶ月なんだけどね。

だから、今日は少しでも素直にっつーか、優しくっつーか、そうするつもりだった。……だった。

やっぱり俺は自分で思うよりずっと、嫉妬心も独占欲も強くてさ。
具合が悪いのかと心配してくれたアイツに、まさか嫉妬してんだよとも言えなくて。

お兄さん本当駄目。アイツに関しては余裕が無さ過ぎ。


大人の対応?んなの出来る程俺はアイツを適当に想ってる訳じゃない。
愛しい、愛しいと心底想うんだよ。それこそ不思議なくらいにその気持ちが溢れてて。

だから、実は言うと帰ると言う俺を引き留めたお前が可愛くて仕方無かった。


素直にその気持ちを出せないのも、俺からお前の隣には行けないのも、それはお兄さんの弱さ。自己防衛に近いのかもしれないね。








(抱き締めたまま、離さなければ良かった)




早く、約束の日になればいい。

[][][]

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