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Ringwanderung
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378 :独◇
06/15-20:54

#20180615 20:54 -Leben-
59務から帰ると兄貴から手紙が届いていた。此処のところ、あの人は毎日俺に手紙をくれる。正直、内容は大したものではないんだが、何年経っても変わらない兄貴の存在は、どこか安心するのかもしれないな。
>もう二割ぐらい大人しいと更に有難いんだがな。

#昨晩、また夢を見た。
最愛の夢だった。一体、俺の頭はどれだけお前に依存しているのかと思うくらい。たまに見る夢はお前が出て来る夢ばかりだ。公園のベンチに並んで座っている夢だったんだが、互いに口は動いているのに音が聴こえてこない。まるで無.声映.画の様な夢だ。彼奴の表情から察するにきっと他愛もない話だったのだろう。途中で雨が降り出して帰路に着く際、何方ともなく手を繋いだところで目が覚めた。

#この夢の真意ついて調べたところ、
音のない夢は、余計な情報に煩わされるな、という暗示や、逆に自分が他人の助言を聞かない傾向にある、という警告の意味があるらしい。しかし、何方なのか俺には判別がつかないので何方も半々ぐらいで考えておくとしよう。手を繋ぐ夢にも意味があるらしい。右手で最愛の手を握る夢だったんだが、右手で手を繋ぐのは愛情の現れなんだそうだ。

#夢について調べると、
どんな夢にも細かな理由付けが有り、深層心理へと結びついているらしい、夢には無意.識が現れる、という学者もいたくらいだからな。中々に興味深い内容も多い。元より俺はあまり夢を見る様なタイプではないが、また夢を見るようなことがあれば調べて見るのも良いかもしれない。

#これは余談だが、
逆.補.償夢というものを知っているだろうか。先日に俺が見た夢がこれなんだが…簡単に説明をするために少し例え話をしよう。「悪い夢を見たから正夢になってしまうのではないか」と心配になった経験はないだろうか。正にその現象についての話になるのだが、実際にはこの考え方は逆で有り「悪いことを無意識に想像しているから夢に見る」のだそうだ。その悪い夢こそが『逆.補.償夢』だ。結論としては、あまりこの夢には惑わされる必要はないらしい。

>今だからこう冷静に考えられることだが、
>実際には気楽に考えることなど不可能に近い。

#恋や愛は時として人を狂わせる。
俺は92だが人の形を有したことで人間のように心まで模してしまったのかもしれない。

>こんなにも最愛を愛したことが、
>それを表しているようなものだ。

連日長たらしく手記を綴っているが、
明日は書くことが出来ないだろう。


今夜も俺はお前の平穏な日々を願っている。
# Gute Nacht, Arthur.
# Ich liebe dich.

[][][]

379 :
06/17-22:15

#20180617 22:15 -Leben-
昨日から今日に掛けて59務だった。59務の最中、ふと最愛から連絡が入っていた。最近の俺は長らく離れていたことも相俟って、彼奴からの着信だけで脈が上がる程耐性がない。更に彼奴が俺の頬にキスをしたんだ…此のまじないが効かないはずがない。お陰で何事もなく59務を終えることができた。
>最愛に感謝しなくてはな。


#手記を綴っていると、
友人から『夫婦で合冊にしないのか』と聞かれることがある。互いに手記の筆者であるため、あまり合冊自体を考えたことがなかった。何より俺は最愛の日常を綴る言葉が好きなんだ。最近は俺のせいで苦悩ばかりに筆を取らせてしまったが…あの手記はやはり特別だ。それに俺と最愛は鍵付の手記を持っている。誰にも立ち入りの出来ぬ二人だけの場所としてな。
>俺たちにはそれぐらいが十分なんだ。


#この手記ももうすぐ400頁に到達する。
完走できるかすら定かではないが、書き進めていく中で完走後どうするかを考えなくては、と思っている。何はともあれ、この場所には様々な思い出が詰まっている。存在意義があったのかはわからないが、消さずに大切に取っておきたい。
>最愛や友人が綴ってくれた頁もあるからな。

#手記といえば、
兄貴が戻って来たそうだ。公開可能な鍵付日記らしいので、俺の本棚にも収めさせてもらった。これは兄貴宛の話になるんだが、一週間ほど休暇日を貰った時にゲ/ー/ムはそれなりにやっていたんだ。59務帰りだからといって、俺を見縊ってもらっては困る。エ/イムの乱れは心の乱れだ。
>詰めが甘いぞ、兄さん。



#少しずつ最愛との関係は修復されつつある。
そう俺は自惚れていいのだろうか。最愛に好きだと言うことも触れることも極力自重していた。それについて、良くない、とフェリシアーノから助言を受けたんだ。だから、俺なりにもう少し素直になってみようとも考えているんだが…やはりどうにも気恥ずかしさが勝って、思うようにはいかない。それでも俺たちも少しは向き合えているだろうか。お前が爪を立てた頬や噛まれた喉が疼く…俺をこんな風にさせたのは後にも先にもお前だけだ。
>俺は今日も変わらずお前が愛しくて仕方ない。

相変わらず彼奴は多忙だがおやすみを言えた。今夜は此処に挨拶を書き記す必要はなさそうだ。

変わらずお前の平穏な日々を願っている。
# Ich liebe dich.

[][][]

380 :
06/18-21:28

#20180618 22:30 -Leben-
傘を差していたにも関わらず、全身水浸しになるほど酷く雨に打たれた。雨に濡れた後のシャワーがいつもより熱く感じた午前11時。夕方にはあの雨が嘘の様に上がっていた。水溜りに写った青空が今日も綺麗だ。薄くだが虹も出ていた。午前に浴びた天然のシャワーも悪くないと思えるくらい美しい空だった。
>最愛にも見せてやりたい風景だった。

#雨の休日の過ごし方は、
大抵の場合は用事さえなければ室内で過ごしている。先日、サ.イフ.ォンを購入したので、今日は軽食を取る際に豆から挽いて珈.琲を淹れてみたんだ。やはり挽き立ての豆で淹れる珈.琲は格別だ。凡ゆる手間が掛かっているから尚のことかもしれない。
>珈.琲の香りに幸せを感じる。

#穏やかな午後は突如崩壊の一途を辿る。
ホットサ.ンドを焼いていたら、呼んでも居ないのに兄貴が手土産片手に乗り込んできた。本当に兄貴は我が道を行っているな…連絡もなしに押し掛けるし、メルマガと見間違うような手紙を送り付けてくる。昨日だって勝負だと勝手に条件や罰ゲームを考えてくる始末だ。付き合ってやれるのは俺ぐらいなものだ。本当に頭が痛くなる。結局、ホットサ.ンドも二人分作る羽目になった。折角、買ってきた本を読むのはまた先になりそうだ、兄さん。

#今日の兄貴は機嫌が良い。
雨の日の兄貴はいつも少し機嫌が悪い。肌に纏わり付く様な湿気が嫌いだと言うのが元凶なのだろう。上機嫌の理由を聞けば、お気に入りのメー.プルシ.ロップを入手した、と嬉しそうに答えた。
>今度は俺がパンケーキ焼いてやるからな!
そう兄貴は続けて俺に言った。その話はいつになるのか分からないが日頃振り回されてる分、その時はしっかりご馳走になろう。

#兄貴は最近よく最愛と話をするらしい。
昔はあまり互いの恋人に干渉しないという暗黙の了解の様な物が有ったが、最近はあまりない。以前、其れを破ったのは俺の方だったかもしれないが…どうだっただろうか。俺には兄貴の意図が分からない。ただ、気が合うのなら好きにさせる他ないだろう。

きっと兄貴なりに心配しているのだろう。
という事に今はしておくことにする。

#もうすぐ特別な日がやってくる。
長らく祝えなかった大切な記念日が2つ。最愛と俺が出会った日と二人が付き合い始めた(後に結婚記念日になる)日だ。昔は毎月欠かさず祝っていた。俺が連絡を絶ってしまった後も彼奴は一人で其れを祝ってくれていた。
>出逢ってもうすぐ4年になる。

来月は付き合って4年だ。
あの頃の俺たちと今の俺たちはどう変わっただろうか。話している内容はきっと大差ない。ただ、お互いの不器用さはやはり筋金入りだ。それでも少しずつ、互いに見合った向き合い方が出来てきたのかもしれない。相変わらずお前は気紛れな猫のような男だから、こうして変わらずに俺の側に居てくれるだけでもきっと奇跡だ。

今日は記念日ではないからな。
この礼は改めてにしよう。

今夜もお前の平穏な日々を願っている。
# Ich liebe dich.

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381 :
06/19-18:26

#20180618 19:50 -Leben-
最愛に就寝のキスをして、朝出掛ける前にまたいってきますとキスをする。昔は当たり前にしていた事も、こうして時間が経つとこれが如何にとても幸せなことだったかということに気付かされる。そして、俺はお前に言っていなかった空白の時間の事を思い出し、酷く胸が痛むんだ。だから今夜はお前にちゃんと伝えたいと思ったが…連日の59務で彼奴は疲れが出ているように感じる。
>日を改めた方が良いかもしれないな。

本日の手記は此処までとする。

# Ich liebe dich sehr, Arthur.
# Und,Ich bin bereit, 
# jedes Schicksal anzunehmen.

今夜もお前の平穏な日々を願っている。
>Gute Nacht.

 - - -
>2018.06.20 02:15 
本棚を整理し2冊ほど新しく棚へ納めた。
すっかり冊数が増えてしまったが時が経てど各人が綴った大切な本である事は確かだ。本棚が足りなければまた作るだけのこと。いつかの思い出と共に読み返す分には罰は当たらないだろう。>>64

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382 :
06/20-21:55

#20180618 21:55 -Leben-
>身体は全身水浸しだというのに酷く喉が渇く。
渇いているのは喉だけではない。俺の全てが渇いて仕方がない。冷えた身体が熱を求めている。一度、興奮状態になると身体の疼きが止まらなくなるんだ。きっと此れは闘いの歴.史の後遺症のようなものだと考えている。肌に張り付く前髪も服も何もかもが鬱陶しい。
#激しい雨音が更に俺の神経を逆撫でている。

シャワーヘッドから降り注ぐ熱が心地良い。
全てを洗い流す様に肌を伝う熱と雨音を搔き消す水音。湯気で曇ったガラスを手で拭いた隙間から覗いた鬱々しい双眸に重たい息を吐く。思考も興奮も全て排水口に流せてしまえたら幾分か楽になれるのかもしれない。気紛れで銘柄を変えたばかりのシャンプーの香りが鼻に纏わりついて離れない。
>此れは久々にハズレだったようだ。


#五感が尋常じゃなく研ぎ澄まされれば、
柄にもなく度を失いそうになる。凡ゆる感情という感情が血流の中を尋常じゃない速さで駆け巡るようだ。こんなにも自制が効かないとは、高価な薬でも投与された気分だ。この激情が治るまでは暫く眠れそうにない。無理に眠ったところで卑俗な夢に堕ちるのは明白だ。夢魔と情事など俺は御免だ。
>この精神の軟弱さに毎度の事ながら反吐が出る。

彼奴の首にでも噛み付けば、
少しはこの渇きも治まるかもしれない。


なんて…否、冗談だ。
今の俺は羊の皮を被った狼みたいなものだな。
彼奴の前ではやはり良き夫でいたいらしい。

取り敢えず何かハーブティーを淹れよう。
心を鎮めるにはカモミ.ールが効くはずだ。


#最愛に平穏な夜が訪れる事を願う。
# Ich wünsch euch alles Gute.
# Mag alles an dir, Arthur.

大事な話をするのはもう少し後にしよう。
今夜、お前と絡めた小指に誓う。
>お前が寄り添える場所にいるつもりだ。

久々に此方も更新しておく >>73

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10/02-21:42

#Bücherregal(本棚)#
不都合が在れば遠慮なく言って欲しい。
(2018.08.04 Aktualisierung-更新-)

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 1633  3769  3159  4013  4300  4323
 4306

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これは余談だ。
言葉は芸術であり、知識は武器である。
また生きる事は最大の義務である。

それを統べる日記は手記であり戦記だ。
と、俺は思っている。

全ての筆者へ
感謝を。

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以下は秘書置場
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[R20] 俺の艶事指南書 / PW:0509

73 :
10/10-22:29

Meine Lieblings-Dinge
#好きなものについての記述

Liebste - 最愛 -
青と緑の入り混じったWindspiel(風鈴)
染みだらけのJapanische Bademantel(浴.衣)
とある理由でダブルになったTrauring(指輪)
最愛からの”いってらっしゃい”のKuss(キス)
最愛が酔うと寄越すLiebesbrief(恋文)
鼓膜を震わすあのStimme(声)
最愛とする”ただいま”のHug(ハグ)
媾合時に背中に立てられるKlaue(爪)
俺より少し体温の低いHand(手)
安らぎをくれるKörpertemperatur(体温)
約束を交わす時に絡め合うKleiner Finger(小指)

Familie - 家族 -
兄さんの不可解なSchlaf Reden(寝言)
兄さんが陽気に歌うEin Prosit(乾.杯の歌)
寒い日に寄り添ってくるHunds(愛犬たち)
兄さんが時々残すErinnerung(置き手紙)
エーデルシュタイン家のArbeitszimmer(書斎)
兄さんが作る不恰好なPfannkuchen(パンケーキ)

Freund - 友人 -
フェリシアーノが即興するSong(歌)
本田家の手入れが行き届いたGarten(庭)

Andere - 他 -
訓練後に飲むBier(ビール)
焼きたてのBrotduft(パンの香り)

( 随時更新 )