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┗さよならのワルツ(31-35/141)

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35 :Arthur Kirkland
01/03-00:48

  
夢を見た。
本田の所では初夢って言うんだったか。

何故かひたすらに流されていた。
水には胸元まで浸かっていたな。だが溺れている感じではなかった。流れは穏やかだったような気がするけど、水の中からは出られなかった。陸がないのか、出たくなかったのか。或いは目的地がそこだったのか。
ただぼんやりと、何かを探していた。それが何かは起きた今では分からないままだ。


探す夢、と言うのは。
俺にとってよく見るものであり、髭やマシューに言わせればそれはよくないらしいけど、俺からすればそれがどうしたって話だ。
だって、な。それは千年以上繰り返している夢だからだ。
色は多分ない。薄暗い中で俺は誰かを探していて、誰を探しているのかは分からなくてもずっと探し続けている。見付かった事は未だに、ない。
探している途中に出会う面々は様々だ。ガルだったり、マシューだったり、香だったり。けれどその誰もが動かない灰色で、顔だけを確認して生きているかは確かめもせず次へ向かう。これじゃない、俺が探しているのはもっと別の。次へ行かなければ、と。
そうやって繰り返す。何日も、何年も、ずっと。


ただ、水の中で探すのは初めてだったな、と思ったんだ。

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34 :Arthur Kirkland
12/30-00:46

  
クリスマスもハロウィンもイースターも要らない。そんな毎年ある何十年も繰り返されたイベントなんてどうでも良いから、俺の心臓が止まる瞬間には側に居て欲しい。



と言う恋人に求める条件話をしたらハワードにすげぇ微妙な顔された。そりゃそうだ、俺の心臓が止まったらいろんな意味で危ないだろ。都市機能とか言う問題じゃねぇよな。あ?違うって?知らねぇよばかぁ!
好みの問題だけで言うなら肉付きの良い女。コルセットで締め上げた細い腰よりも、その縁に乗る柔らかな肉が良い。ショートヘアよりロングヘア。結い上げるよりはそのまま落としておいて欲しい。メイクは濃い目だな、落とした時がソソるだろ。
仕事しながらどこそこの通訳が良い体をしてるだの、どこそこの新しい秘書が美人だの、そんな話をしてるとたまに冷ややかな目で見られるが、まぁ男だからな。仕方ないよな。

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33 :Arthur Kirkland
12/30-00:03

※ゲーム話注意※



テーブルな。ここの面子で狼をやったら楽しいんじゃないかと考えた事もあったが、どうも俺の周りは向いてない奴が多い。言っておくが、狼に向いてないって褒め言葉だぜ?ハマるとあの疑心暗鬼ギスギスが堪らなくなる訳だが。版権でやる時は誰が誰になるのかランダムで決めてエピローグまで内緒にしておくのが楽しい。
さて、ダイスの方はどの位の人口だ。元はアルフレッドの所だし、俺も最初はアルフレッドがやたらと悩んで作り上げた初期の物ばかりやっていたけど、最近は神話系が流行りらしいな。吸血鬼とかは本田の家で出版されてないんだったか?
芋野郎の家のも薦められたが、生憎とルールを熟読出来る程に芋知識は明るくないんでな。

狼もそうなんだが、所謂版権メイクをするとロストした時が怖い。数年前に芋兄弟脳筋プレイでボロックソになったあの卓を俺は忘れないぜ……当時の卓は髭が犠牲になる呪いにかかってた。初日犠牲ではなく、ダイスの方でも。
PR濃いめストーリー重視の卓ばかりだっからか、リアルSAN値の削られ方がヤバかったな。ロストしようもんなら葬式状態だ。エピローグでも引き摺る勢い。エピローグでどれだけ回収するかで回復してたおかげで、本編よりそっちの方に力を入れていたようにも思う。
今はもうあの時のメンバーが揃う事はないけど、またやりたいな。最近GM練習ばかりだし、PLとして頭脳戦を繰り広げたいもんだ。
まずは雰囲気に慣れろ、ってな。能力値を割り振らず、行動だけでストーリーを進めていく遊びをたまにやるんだ。版権だとそいつが持ってる能力で進めていくのも良い。
GM、神話系だとKPになるのか。ダイスよりもKPの采配次第でもあるから、割と面白い結果になったりするぜ。えげつない描写に定評のある俺です。だが、あれだ。初っ端からスープを豪快に一気飲みしたてめぇは許さない。今度時間ある時にいじめてやるから覚悟しておけ。

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32 :Arthur Kirkland
12/29-01:48

  
「尊敬と崇拝は対象が違うわ」そう言ったローザの顔を、俺は直視出来ていたのか、否か。
お前は本当に、近くて遠いな。だからこそ愛おしい。面倒臭いのはお互い様だ。何せ同じ物から出来ているのに、違う生き物になっちまったから。



分かってんだ、理由なんて。簡単過ぎる、ただの罪悪感。
そう思う事が既に、罪だと言うのに。

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31 :Arthur Kirkland
12/25-00:20

  
麗しのクローズドサークル。ミステリーにするには未熟過ぎるそれを、ノンフィクションだと言えたなら何かが変わっていただろうか。

気紛れに伸ばした指先がじわじわと熱を持って行く。緩やかに分散して、そう、少しずつ。
伸びた爪が煩わしいのに切るのも面倒臭い夜、空腹すら忘れて投げ出した四肢は思いの外重く、冷えたフローリングに触れる爪先が愛おしかった。



恋をするならヤドリギの下が良い。一歩踏み出せば解ける一瞬の魔法。舌に張り付いた台詞が空を切る。
miracleじゃなくてmagicだろ?なんて言われたっけな。さて、俺の奇跡はどうだったか。

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