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【完走】愛しき戀と、恋的iと、彷徨う俺
┗20
20 :
普
02/02-22:14
少年とウサギの物語。
回避>>18
続き>>19
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むかしむかし或る所に、綺麗な心を持った少年が居ました。
少年は不器用だったので、上手く人と接する事が出来ませんでした。
彼が住んで居る所はいつも雨が降り続いていました。
或る時は小雨、また或る時は霧雨、或る時はは大雨、嵐…。
そんな場所に、少年はいつも居ました。
何があってもそこから離れることはありません。
けれど、友達が一緒なので寂しくはありませんでした。
或る人が、少年に問いました。
「お前はどうしていつもこんな場所に居るんだ?もっと天気の良くて沢山人が居る場所へ行けば良いのに」
少年は答えました。
「此処が俺の居場所だからさ。此処に居れば何も怖い事はない、友達だって居るからな」
少年の答えに或る人は首を捻るばかりでした。
少年はいつも一人で居るのです。
友達の姿は少年にしか見えなかったのでした。
或る人が問いました。
「此の雨はいつになったら止むんだ?」
少年は答えました。
「いつか、太陽が昇ったらきっと止むに決まってる。」
しかし、太陽が昇る兆しはなく空には厚く黒い雲が広がるばかりでした。
また或る人が問いました。
「お前は其処で何をしてるんだよ」
少年は答えました。
「お前には関係無いだろ、放っとけよ!」
少年は皆を遠ざけ、皆から遠ざかりました。
寂しくなんかない。
寒くなんかない。
そう言って、少年はその場所で踞って雨が通り過ぎるのを待っていました。
いつも、太陽が昇るのを待っていました。
次第に其処には誰も近寄らなくなっていました。
>寂しくなんかない。
だって俺には、友達が居るから。
>寒くなんかない。
だって俺は弱くなんかないから。
そうしている内に、少年は段々と成長し、青年と呼べる齢になっていました。
青年は或る日、ウサギを見つけました。
ウサギは一人ぼっちでした。
青年は一人ぼっちの寂しさを知っていましたので、ウサギの傍に居てやることに決めました。
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18 :
普◇
02/02-20:36
其処の貴方やお前や彼や君たちが居ないと世:界は動かない。
でも、俺が居なくたって世:界は動くんだ。
世:界って面白いな。
誰しもが皆、目先や身近な事しか見えていない、
なんてな。
19 :
普
02/02-22:12
>>20の続き。
回避>>18
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#青年はウサギに自分の手料理を振る舞います。
ウサギは嬉しそうに頬張りました。
#青年はウサギに色々な事を教えてあげます。
ウサギは真剣に覚えようとします。
#青年はウサギの遊び相手になってあげます。
ウサギは本当に楽しそうに笑いました。
#青年はウサギの話を聞いてあげます。
ウサギの表情はくるくる変わるのです。
次第に、青年の日常はウサギの笑顔で彩られていきました。
青年はウサギを可愛がりました。
毎日毎日可愛がりました。
或る日、ウサギが青年の住んで居る所へ来たいと言いました。
彼処は何もないから来てもつまらないと宥めてもウサギは聞きません。
仕方なくウサギを連れて行ってあげる事にしました。
雨が降り続く情景を思い描き、溜息を吐いた青年の目の前に広がった景色は。
一面に花が咲き乱れ、虫や小鳥が飛び、きらきら輝く風景でした。
蝶が舞い、草木は雨露で輝いていました。
いつしか、青年の住んで居た場所には太陽が昇るようになっていたのです。
空を見上げると、大きく綺麗な虹が架かっていました。
「つまらなくなんかないよ、凄く素敵な場所じゃないか!」
ウサギは目を輝かせました。
「ああ、そうなんだ…此処はとびっきり素敵な所なんだよ…」
自分に言い聞かせるように青年は呟きました。
#止まない雨は無い。
#明けない夜なんてある筈が無い。
青年は、ウサギの隣で満面の笑みを浮かべて言いました。
『Bring out blossom flower of the smile!』
The warm weather will bring the smile into blossom soon.
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>>>373に感化されて何か書きたくなってやらかした結果。
何だこれ。物語にすらなってねぇ。
>雨=涙、悲しみ
>太陽=笑顔、優しさ
の置換。
泣いてばかりの少年もウサギと出逢った事で笑顔になれた、…みたいな。
一日中考えてコレとかマジ笑えるな。
#文才を下さいoyz
20 :
普
02/02-22:14
少年とウサギの物語。
回避>>18
続き>>19
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むかしむかし或る所に、綺麗な心を持った少年が居ました。
少年は不器用だったので、上手く人と接する事が出来ませんでした。
彼が住んで居る所はいつも雨が降り続いていました。
或る時は小雨、また或る時は霧雨、或る時はは大雨、嵐…。
そんな場所に、少年はいつも居ました。
何があってもそこから離れることはありません。
けれど、友達が一緒なので寂しくはありませんでした。
或る人が、少年に問いました。
「お前はどうしていつもこんな場所に居るんだ?もっと天気の良くて沢山人が居る場所へ行けば良いのに」
少年は答えました。
「此処が俺の居場所だからさ。此処に居れば何も怖い事はない、友達だって居るからな」
少年の答えに或る人は首を捻るばかりでした。
少年はいつも一人で居るのです。
友達の姿は少年にしか見えなかったのでした。
或る人が問いました。
「此の雨はいつになったら止むんだ?」
少年は答えました。
「いつか、太陽が昇ったらきっと止むに決まってる。」
しかし、太陽が昇る兆しはなく空には厚く黒い雲が広がるばかりでした。
また或る人が問いました。
「お前は其処で何をしてるんだよ」
少年は答えました。
「お前には関係無いだろ、放っとけよ!」
少年は皆を遠ざけ、皆から遠ざかりました。
寂しくなんかない。
寒くなんかない。
そう言って、少年はその場所で踞って雨が通り過ぎるのを待っていました。
いつも、太陽が昇るのを待っていました。
次第に其処には誰も近寄らなくなっていました。
>寂しくなんかない。
だって俺には、友達が居るから。
>寒くなんかない。
だって俺は弱くなんかないから。
そうしている内に、少年は段々と成長し、青年と呼べる齢になっていました。
青年は或る日、ウサギを見つけました。
ウサギは一人ぼっちでした。
青年は一人ぼっちの寂しさを知っていましたので、ウサギの傍に居てやることに決めました。