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┗エル ドラド(238-242/272)

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242 :
09/25-07:32





夢を、見たんだ。
お前は元気だろうか、しあわせにやっているの。私は相変わらずだ。なにも変われないまま、ここにいる。……変わらなければならないのに、まだすこし、怖い。悲しい思いはさせたくなくて、ただ、しあわせであってほしくて、それなのに私は、。

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241 :
09/24-19:16





会いたい、
……大丈夫かな。心配、なんだぞ。

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240 :
09/23-19:13





意地を張って強がったって、だァれも気付いてくれないわよ。世間体を気にして生きているくせに、何ひとつ上手くいった試しがないじゃない。本当に、どうしようもないわ。呆れた。

うそにまみれた世界で、ここまで息をしてきたじゃない。ずる賢く、蝶のように身を躱して、いつだって最善ばかりを選んで生きてきたのはわたし。そうでしょう?……ねえ、もういっそのこと。その醜い顔を曝け出してしまえば、なあんて。

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239 :
09/22-22:46





怖いのは、あの人を好きだった自分を忘れてしまうこと。あの人がすべてだと思っていた世界が、崩壊してしまうこと。アイデンティティーの喪失と似ている。あの人を好きでいることが、俺自身だった。雛が親鳥を追い掛けるのと同じことで、インプリンティングでしか、ない。
君じゃあ、だめなのかも知れないな。俺は存外君にのめり込みすぎていて、望むことも多かった。それが恋なのか、依存なのか、はたまた執着なのか。分からないけど。
このままじゃあ、君をだめにしてしまう気がするんだ。似た者同士だからこそ、はまらないピースが多すぎる。それでも俺は君と歩む道を選ぼうと思ったけれど、それは俺の勝手な我が儘であって、巻き込む君の利害を考えた結果ではない。客観的に見るならたぶん、いちばんいい方法じゃあないんだろうなあ、悲しい話。

自分から動けないことばかりだ。本当は、たくさんしたいことがあった。記念日に言葉を残すことも、君に好きだと伝えることも。竦んだ脚をそれでも前に出して、君に伝えるべきだった。ここはもう、宛て先不明なんかじゃあ、なかったんだから。



やっぱり君の望む言葉を紡ぐことなんて出来やしないよ。俺は、君が、好きだ。ごめんね、断ち切れれば、よかった。

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238 :
09/22-22:45





どこにだって行けると思うの。わたしは、この足を踏み出せば好きなところへ行ける。たとえば、うつくしい街。広大な草原。悠然とした海原。きらめく星空の下、パンケーキのような月、おおきな雲の上。そう、どこへでも行ける。行きたい。――けれど、それなのにこのままこの場所にとどまっていたいとも、思うの。たとえるなら、漣すら忘れてしまった水面に浮かんで空を見上げているような。そこにいるわたしは、驚くほどに安寧に満ちていて、静かに、静かに佇んでいるのよ。達観に似ているのかも知れない。不安も寂寞も焦燥もない、とてもやさしい場所。わたし。

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