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┗11.シトラスに恋をする(13-17/17)

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13 :クリスタ・レンズ
2013/10/06(日) 19:15


今日は休日。昼過ぎ、時間が出来た私の脚が自然と目指した先はいつだったか、あの人が花を見ていた場所。小さな花壇の前にそっと屈んでぼんやりと眺める。赤い花弁。…私はその花を他では見た事が無くて、何ていう名前なのかも分からなかった。だけど、とても美しいの。あの人は…この花が好きなんだろうか。あの人に見つめてもらえるあなたが、少しだけ羨ましいよ。なんて考えながら、私はただ花を眺めていた。ぼんやりと、ぼんやりと。胸の中にあの人を想いながら。

「…この花が好きか?」

口から心臓が飛び出そうになった、というのはまさにあの瞬間の事だと思う。不意に聞こえた声に隣を見上げればあの人が、リヴァイ兵長がそこに居た。あまりに突然現れるものだから目を白黒させて声を失っている私とは裏腹に兵長の顔は表情に乏しく感情が読み取れない。混乱したまま何か一言二言、拙い言葉を返すと暫くして兵長は静かに口を開いた。…この花は、彼の部下が以前壁外から持ち帰ったものなのだと。そう、私に教えてくれた。

目立たないあの場所にある花壇。私は兵長以外にあの花を見ている人を見た事が無い。リヴァイ兵長はいつもいつも、ただ一人であの美しい花を。

ああ、きっと、あの花を持ち帰った人はもう――…

…またあの花壇に行こう。リヴァイ兵士長に会えても、会えなくても。私は、あの花がとても好きだから。


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14 :クリスタ・レンズ
2013/10/09(水) 22:15


リヴァイ兵長が甘い。
ううん、甘いどころじゃない。とても…甘過ぎるの。多分ね、今のあの人を舐めたらお砂糖の味がするんだと思います。真剣に。ここ数日(というか恋人になってからというもの)兵士長が私に取る態度、言動が明らかに以前とは違うもの。それは気のせいなんかじゃないはず。

寝る時だって、前までならベッドに入った私をただ横から寝かし付けて終わりって感じだったのに最近は…い、一緒に入って朝までぎゅってしててくれたり…もう、おかげで一晩中ドキドキしちゃって寝不足になりそうですよ私。なんて言ってみるけど、ならやめる、なんて意地悪は言わないでくださいねリヴァイ兵長。

甘いものって、一度その味を知ってしまうとずっと食べ続けていたくなるものなんです。


>私信を頂いてました…!嬉しい、そわそわ。今日は眠気に邪魔されてしまいそうなので、意識がはっきりしているときにまたお返事させてください。


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15 :クリスタ・レンズ
2013/10/17(木) 14:20


#One of themのペトラさん
初めまして。この日記を本棚に入れてくださって、更にはこうしてお声も掛けて頂いて…とても光栄です。きゅんとしただなんてそんなそんな、初々しいというよりも実際のところはお子様な私に兵長が合わせて下さっているという、情けない現状だったりして…ペトラさんにお祝いされただけでも恥ずかしくて穴の中に隠れてしまいたいくらい。でもあの本当に…有難う御座います。あなたとあなたの兵士長さんの日記は実は以前から愛読させて頂いていたので、言葉を貰えた事が本当に嬉しくて!これからも憧れのお二人の事を遠くからそっと見守らせてくださいね、ふふ。ペトラさんとは猫被り(と言われた)仲間としても親近感が湧いてしまいましたので、此方こそ仲良くして頂けたら幸いです。

密かに…マイナスな言葉を伝えるのが苦手、というところに共感もしたり。私も伝えずに飲み込んでしまう事が多いから。…そういう事もせめて可愛く言えたらいいのにって思っちゃいます。


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16 :クリスタ・レンズ
2013/10/17(木) 14:48


あら?何だかんだと久し振りの記帳になってしまいました。日記を開く暇も無いくらいにリヴァイ兵士長が私の時間を容赦無く奪ってくるせいですね。…勿論これは、もっともっと、これからも奪い続けて欲しいと思っての言葉です。ううん、寧ろ私があなたを独り占めにするんですからね、覚悟しておいてください。

と、日記では少しでも強気でいたいお年頃な最近ふにゃふにゃへたれっぱなしの私より。



この間、兵長が寝ている間にこっそりと悪戯を仕掛けてみたの。頬をつついたり、唇を摘まんでみたり、そういう小さな事は割といつもしていたりするんだけど…今回は思い切って、耳を…な、舐めてみました。というのも普段は(という程頻繁では無いかもしれないけれど)兵長が私の耳を触ったり撫でたりたまに…キスとか、したりするものだから、仕返しのつもりで。それだけのつもりだったのに、まさか。

寝たふりをしていただなんて。

…ものの見事に返り討ちにあいました。腕を掴まれてベッドに引きずり込まれて、それから…色々とあったような無かったような。ありましたけども。ずるい、この人は本当にずるいんです。以前は私がくっついてもほとんど無反応だったのに、恋仲になった途端にこうやってあの手この手で私の心臓を止めようとしてくるの。こんなの…幸せ過ぎてどうしていいか分からなくなるよ。

>やっぱり好き過ぎて、つらい。


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17 :クリスタ・レンズ
2013/11/12(火) 19:41


…リヴァイさん。

だなんて!無理です兵士長、私、とてもこんな羞恥には耐えられません。あなたを名前で呼ぶだなんて…そんな事、恐れ多くてとてもとても。私にとってリヴァイ兵長は誰よりも尊敬すべき対象で、そう易々と気軽には呼べないのです。…でも本当は、そう呼べと言って貰えて嬉しかったの。恥ずかしいあまりに背中を向けてしまってごめんなさい。あの時泣いてしまったのは、そんな私を抱き締めるあなたの腕があまりにも温かかったから。…あなたに優しくされると、涙が出るくらい嬉しいの。名前を呼ぶと愛しさが溢れて止まらなくて、堪らなく怖くなるの。

あいしています。


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