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┗ラスト*パレード(4-13/32)

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13 :小_狐_丸(刀_剣_乱!舞)
2015/11/02(月) 03:35

還る場所が無い狐の話。

記憶が無い、のでは無く。焼け消えた訳でも無くなった訳でも無く。この身はまことしやかに語られる幻の類。狐に化かされた、何て上手い事を誰が言えと。

まあ、つまり無い物強請りという事ですよ。私には眠れぬ程の悲しみも。歴_史を振り返り想い憂い泣く涙も。孤独に身を震わせた恐怖も、有り等しませんから。ただ、言われるがままに刀を振るい何も思わず歴_史を正すのみです。ただただそれだけ。

だから戸惑うのです。兄弟と紹介された男に、同じ刀_派と紹介された仲間達に。違和感しか感じる事が出ない、同じ部屋に居る事に息が詰まってしまいそうになる。

ぬしさま、ぬしさま、ぬしさま。
何故私は此処に居るのでしょうか、私は此処に居ても良いのでしょうか。いつまでも、いつまでもいつまでもあなた様のお役に小狐は立ってみせますから、どうか捨てないで下さい。私にはぬしさましか居りませぬ。この記憶も、気持ちも、苦しみも、全て全てあなた様から賜ったもの。ようやく、ようやく私は刀になれた。ぬしさまだけの、一振なのです。

私が折れた時、全ては煙と為って消えてしまう。ならば、せめてこうしている間は、小狐は思い出が欲しいのです。

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12 :三_日_月_宗_近(刀_剣_乱!舞)
2015/11/02(月) 03:32


しかし戦以外の仕事が、斯様に在るとはなあ。いやはや、主はなかなか爺にも手厳しい。はっはっは。

すっかりと人の身に慣れたこの身は、露見した当初こそ誰も近付きすらしなかったものだが──皆も慣れてくれたらしい。何かしようとすれば誰かが代わってくれたが、何時からだったかそれに疑問を抱いたのは。それは余りに退屈な、刃の身の頃はそんな事思いもしなかったが………美しいと並べられるだけの刀に本当の価値等無いと、今迄と変わらぬと、俺の価値はそれだけでは無いと、そう思ってしまったのは。

今では天_下_五_剣、そう呟く者も居らぬ。人の身に為った俺は完璧では無いのだから当たり前と言えばそうなのだろう。完璧を装うつもりは更々と無かったし、特別等望んでは無かったのだから結果思惑通りの望んだ未来だ。

さて、余り忙しいのは好きでは無いんだが今日も1日励むとするか。此処は蔵では無く本_丸、誰も悲しまず、誰も苦しまず、誰もが自由のひとときを得られる場。笑い声が絶えぬ、少しばかり人とは違う者が住まう場所。


よきかな、よきかな。さて今日の内_番は誰とだったか…、まあ良い。探される迄ゆるりと待つか。

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11 :薬_研_藤_四_郎(刀_剣_乱!舞)
2015/11/02(月) 03:30

>半強めにつき注意。





おーおー、皆元気過ぎんだろ中々物騒な事言ってんなぁって訳で俺っちが本_丸の案内任されたんだ。まあ、覗く御方が居るとは思えない物騒な付_喪_神の魔窟……あー、そちらじゃ妖怪と変わらんだっけか?納得だよに_っ_か_り並だもんな今んとこ超納得だよ。取り敢えずまあまあ之も何かの縁だ、うちの本_丸覗いて見ねぇか?

審_神_者、俺っち風に言うと大将か。その大将が運営するこの本_丸は勘違いされ易いが所謂ぶ_ら_っ_く_本_丸じゃないから安心してくれ。っつうのも着任して日が浅かった大将がな、うっかりにっかりの旦那を破壊しちまった事があってなぁ…。すげぇしょっくを受けたらしい。そっから過保護も良いとこ、戦に行く時は御守り全員につけてどっちかっつうと打って露見する仲間は出来るだけ打って出したいって言い出してだな。まあ、引き篭る引き篭る。

お陰で、打って露見した仲間は蜻_蛉_切の大将以外揃うっつう賑やかな本_丸になった訳だが。まあ、そうやって運営してくと被る所謂れあ……一_兄とかな、後小_狐_丸の旦那もかが被ってくるらしい。一応珍しい部類の奴は、二振り目に旦那が鍵を掛けて保管してるんだよ。つまりうちの陣営には、三_日_月、蛍、江_雪、一_兄、鶴_丸、鶯_丸、小_狐_丸の旦那方が二振り目は何か勿体無いって言って保管してる仕組みでなぁ。日_本_号、明_石?引き篭もりのうちの大将が怖気付いて未だ池_田_屋すら行けてねぇな?

取り敢えず脳筋で大_太_刀、太_刀、薙_刀で固めてた一番隊は足でまといっつう事で花札つあーに駆り出されつつ馴れ合いたくない大_俱_利_加_羅が2番隊長任されて、同じく写だ何だってねがてぃぶなま_ん_ばの旦那、うちの脇_差兄弟に乱と小_夜がれべりんぐ中だぜ。

3番隊は、特に理由無く良く入れ替えられて時々出陣って所か。二振り目の旦那方にゃ悪いがもうちっとばかし引き篭もって貰わんとなぁ。退屈だろうが。

まあ、こんな所だ。どうやらうちの本_丸は偏屈な奴ばっかり集まっちまうみたいだがそれなりに賑やかで楽しくやってる。こうやって近況を話す事も有るだろう、所謂これはそれだけが言いたかっただけなんだが長々お疲れさん、有難うよ。

魔_王の懐_刀が言う事は信じられん?
はは、そりゃあ俺っちも同意だわ。

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10 :一_期_一_振(刀_剣_乱!舞)
2015/11/02(月) 03:27


あの頃をふと思い出せば。

可愛い弟達が主に教え貰ったとはしゃいでいた診断遊び。ほう、之はなかなか───…人の心理とはこうなのか。

所詮死ぬ時は一人、か。

私には沢山の弟達が居ます。皆同じ場所に居た訳では無いのでこの本_丸で再会を果たせたと言いますか、然し皆い_ち_兄と慕ってくれる可愛い弟達です。そう、可愛い弟達。彼等にも等しく刃生が有り、辿った末路が有る。それを、誰も本_丸で口にしないのは暗黙の了解だ。今でこそ伸びやかに笑い声の絶えぬ、賑やかな日々だがお互い胸に秘めた気持ちは誰にも解らない。例え兄弟で在ろうと、其処に触れる事は許されない。

時々喧騒の中で不意に感じる孤独は、私の焼けた記憶の中に潜んでいるのだろう。

記憶の断片に、覚えている事。
私は焼けたあの日たった一人であった事。
そう、死ぬ時は人も刀も皆孤独で有り一人だ。

残す者、看取る者、それが居たとしても等しく一は一に還る。

私の最後の夢は、弟達を守り貫く事。それで私が折れたとしても、それで良い。それが良い。一人で私は、あの炎に還ろうと思う。孤独が幸せな事も有るのだな、嗚呼…私には、今の私には、失うものが余りにも多いのだから。泣かせたくは無いが、最期迄兄でありたい、私の我侭。

怖いのは、失う事と知った私に死は最早恐怖では無いのだから。

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9 :鶴_丸_国_永(刀_剣_乱!舞)
2015/11/02(月) 03:24



人の身とはなかなか面白い。
本_丸に来て間も無い頃は全てが驚きだったなぁ。食事が美味い事、風呂が気持ち良い事、布団の吸引力。刀の身では分からなかった事が沢山沢山有った。驚きの連続だったよ、本当に。

初めて刀を抜いて、戦う事。
仲間と共に戦う事。
傷付いた仲間へ心配したり、怒りが湧いたり。

人とはこうも、忙しないものなのか。それも一つの驚きだった。

まあ、慣れてしまえば終いの事だけどな。当たり前とは本当に恐ろしい。あんなに新鮮だった毎日が、普通と化すとは。あまつさえ退屈だと感じてしまうのは。人の身とは言え死にさえしなければどれだけ手酷くやられようが手_入_れ_部_屋に入れば元通り綺麗に戻るし折れた所で代わりは沢山居る事を知った。俺達は、人の姿をした化物だ。怪我をしても、すっかりと治ってしまう。どれだけ人の真似をした所で人では無い、審_神_者とは違う生き物なのだから。

そう思ってしまう程、俺は此処に長らく居るらしい。あの頃を懐かしみ、そして思い出し羨ましいと妬む位には人間臭くなっているのかもしれないが───…

やれやれ。全く、退屈な世界だぜ。

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8 :江_雪_左_文_字(刀_剣_乱_舞)
2015/11/02(月) 03:22


戦場を舞う二人の背を眺め、思う事。


復讐に突き動かされ、その短い刃に朱を咲かせ。

籠の鳥から放たれ、魔_王の狂気に浮かれる刃を靡かせ。

それを憂う私の刃は心とは裏腹に凶刃と化し。


何処か各々が胸に秘めた暗い想いは、けして皆口にする事は無く。───…何時か聞いた他の本_丸の弟達の最後の声は、どうしようも無い程に胸が張り裂けるかと思ったのは。

彼等の安息は、彼岸にしか無いのだと。
生きている内は、安らぎ等無いのだと。
胸に秘めたその気持ちに、想いに、願いに。指先が触れてしまった。

私が出来る唯一は、兄として弟達にしてやれる事は、きっと一つだけなのでしょう。

望まぬこの力は、無意味では無かったのかも知れません。もし、争いが無ければ復讐に囚われる事も、天_下_人が統べる時代も無かったのでしょうか。争いから生まれた凶器です、もし無ければ私達はこの世に産まれていなかったかも知れないですが…………それが良かったのやも知れません。悲しむ二人を、憂う弟達を、安息を求めるその魂を、咎められる訳が無いのです。

二人の最期は、せめて、せめて。誰にも怨みが残らぬ様、これ以上悲しまぬ様。この、刃で終わらせてやる事が兄の役目。

こんな悲しい世界、嗚呼だから私は争いが嫌いなのです。

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7 :宗_三_左_文_字(刀_剣_乱!舞)
2015/11/02(月) 03:19



過去、そう言ってしまえば終いの。然し完全な人間には熟れぬ僕達は、付_喪_神なのです。どれだけ長い時を生きながらえようと、この理に呼び戻された者達は所詮刀。感情等無かった無機物故にに生まれ間も無い赤子同然なんですよ。心を持ってしまったが故、記憶に悩み憂い苦しむ。心を手に入れたものの、所詮僕達は審_神_者の所持物。結局自由にはなれない、言われたままに斬り続ける刀。唯一変わった事と言えば…自分自身が自身の刀を扱い戦場に赴く事位で、嗚呼…もう誰もきっとこれから誰一人とて僕を扱ってやくれもしないのでしょう。───…何故、心と言うものを僕達に与えてしまったのですかね。

寵愛されるだけの無用の長物、天_下_人の象徴とそれだけの身。価値は僕の身姿、ただそれだけ。其処に有るだけの事を求められるだけ。やっとその刃生が終わると思ったら、2度打ち治されて今の世迄。

然し、戦場は嫌いでは無いのです。それは折れれば、漸く開放される安寧か、僕の中に在る魔_王の記憶か。

> さ て 、 ど ち ら な の で し ょ う ね ?

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6 :小_夜_左_文_字(刀_剣_乱!舞)
2015/11/01(日) 17:57

ねえ。
僕は刀_装も御守りも馬も要らないから。
あにさま達に、御守り着けてあげてよ。
壊れた時に、御守りを無くした時の為に。
僕が着けれる刀_装は博_多とか、厚とかに着けてあげてよ。剥がれ落ちた時の為に。

折れかけても、手_入_れ_部_屋に入れないで。その資_材は他の人達の為に取って置いてあげて。

>でも、これだけはお願いしたい。僕を、隊から外したりしないで欲しい。

斬って斬って斬って斬って、恨んで、どれだけ敵を倒しても、露見して人の身体を得てなお、燻るこの気持ちは無くならない。斬れば斬るだけ強くなって、僕は何時になったら折れるんだろう。折れたら僕は誰も恨まないで済むのに。僕が僕である内は、誰かを恨み続けて生きるしか出来ない。それならいっそ、

#僕を壊してよ。







#                                    ボ ク
ひとになりそこねたかたなのはなし。

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5 :大_俱_利_加_羅(刀_剣_乱!舞)
2015/10/31(土) 03:02

置いていかれるなら、
何時か壊れてしまうのなら、

最初から、近付かない方が良い。

そう思っているのに浮かぶ金の眼の2人が俺は今も忘れられないで、あの時すがれば良かったと、感謝を伝えれば良かったと思わずにはいられないのは。

だから馴れ合いたくないんだ。

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4 :加_州_清_光(刀_剣_乱!舞)
2015/10/31(土) 01:47


愛されたい愛されたい愛されたい愛されたい愛されたい俺は彼奴とは違うから沖_田の元旦那は好きだったし好きだけど過去は過去だから今居る貴方が好きなんだ愛されたいんだ俺が一番可愛いよって貴方に笑って欲しいんだねぇ、あるじ、あるじ、主俺はね貴方に褒められて可愛がられていたいだけなんだ。だから嫌いな畑仕事も頑張るし、修_正_主_義_者だろうが検_非_違_使だろうが斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って全部貴方の為に貴方が喜ぶなら俺は頑張れるから、頑張れるんだ。

なんて全部嘘。

愛を望んだ事なんて、1度だってない。
あはは、だって健気な俺とか、カワイイじゃん?

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