スレ一覧
┗付箋と栞だらけのネタ帳(51-60/234)
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60 :
前/田/慶/次(戦/国bsr)
2012/04/19(木) 22:51
桜はもう、満開を過ぎて花吹雪みたいになっちまってるね。
風が吹くと、さーって流れるように桜が舞って、そりゃあ綺麗なもんだよ。まつ姉ちゃんは、その後に掃除をしてたりするんだけどさ。
……あのさ、桜ってさ。よく、儚く散っちまうもんだって言われてるだろ?
だけどさ、俺はそうは思わないんだ。
桜が散る時には、必ず枝に葉が見える。花が散っても葉が出て、また桜が咲くんだって事を示してくれる。散って落ちた花弁は土の養分になって、木の栄養になる。
桜が散るのは、また次の年に咲く為なんだ。
去年咲いた時のように、いいや、それよりも綺麗に咲く為に、さ。
来年、また会おうって名残惜しくはせずに次を楽しみにして散り行くのを見送る。
咲いて散っていく事は無駄なんかじゃない。その先に繋がる為のものだから、俺も笑っていようと思う。
誰かに笑って欲しいなら、まず自分がそうでないと始まらないからさ。
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59 :
蓬莱寺京梧(外法帖)
2012/04/17(火) 21:14
よォ、久し振りじゃねェか。元気にしてたか?その顔じゃ、心配無用か。
とりあえず腹ごなしに蕎麦でも――ッと、何だよ、久寿屋のかけそばで良いだろ。お前もよく食って……そうじゃねェ?
あァ、何でか、ッて事か。龍脈が巡り、血脈も廻る――ッてな。俺達だけじゃねェ、その先もずっと待ってる。
へへッ……宿星なんてもんはよく分からねェが、色々な奴等がまた揃うのは嬉しいもんだな。
廻って廻って、また御互いが逢う。毎回が嬉しい事ばかりじゃねェとしても、そんな風に思うのは満更悪くねェ。
ともかく、またよろしく頼むぜ。なァ、ひーちゃん。
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58 :
斎/藤/一(薄桜鬼)
2012/04/15(日) 22:48
総司……。あんたは何をやっている?
……何?副長が詠んだ句だと……。
――副長に伺いもせずに、そのような事をするのは許されぬに決まっているだろう。
一体何時、如何様な心境とどのような意味を込めたか、言葉一つひとつ事細かな所まで聞かれた時に答えられるよう熟知しておくべきだ。
良いか、ただ句を書いただけではこの通り意味が分からない。
万が一、他の者達の目に触れた際にそう言われたのならば副長が恥を掛かれてしまうのは明白、新/選/組の副長が斯様な事であってはならない。
その上、切り貼りなどと……こういったものは、然るべき遣り方で人目に触れても問題が無いよう取り計らうべきだろう。
……いや、俺が知りたいという訳では……、……とにかく。
副長。是非とも理解の為、句について仔細至る所まで教えて頂けますか。
>>>
いえ、決してそのような事は、ですが……。……御意。
>(便乗的な何か)
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57 :
ライガット・アロー(ブレイクブレイド)
2012/04/13(金) 23:53
一時的な休戦の際に描いて貰ったスケッチのような姿絵。
そいつと比べたらいけないと思うが、アッサムの士官学校に居た時に紙によく落描きをしていた事を思い出す。
元々勉学どうの、という訳でもないし何より「能無し」の俺は言うまでもなく落ちこぼれ組で、授業はまともに身に入っちゃいなかった。
度々サボって教室を抜け出すか、紙に取り留めの無い落描きに没頭していた。御蔭で落描きは特技というか――まぁ、真面目に聞いていない所為もあって、追試で頭を悩ませる羽目になって他の三人の頭を借りる訳になるんだが。
#ホズルは「画家にでもなったらどうだ?」と暢気に提案し、
#ゼスは「馬鹿か貴様は」と呆れて、
#シギュンはそんな俺達を冷ややかな目で見ていた。
あいつは――もしあいつだったら、どんな反応をするだろうか。
素直に褒める事は絶対無いだろう。鼻で笑うか、何でも出来そうな奴だったから当て付けとばかりに恐ろしく上手い物を描いて突き付けて来たかもしれない。
そんな懐かしい過去が再び訪れる事も、他愛も無く語れる未来が来る事も、今もこれから先もあり得ない事だろう。
そもそも故郷の村は田舎過ぎて絵で生計を立てるなんて無理な話だし、俺自身も細々と畑仕事で生涯を終えていくのだと思っていた。
それに何より今、握っているのは筆でもなければ畑仕事をする時の鍬でもない。
次の起動を待つデルを見上げる。補修はされているが、片手は元の発掘された時のようには戻っていない。
いつだったか、お前と俺は同じだな、と言った覚えがある。だから俺もお前と同じように、戦う度に壊れていっているのかもしれない。
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56 :
土/方/歳/三(薄桜鬼)
2012/04/10(火) 23:24
組の奴等揃っての花見。
桜は何処に行っても桜、なのだろうが、京は京で桜も違うのだろうかとちっとばかり思う。……ま、花より酒、っつう奴等が大半な訳だが。
場所取りやら準備もそこそこに、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎに早変わりする。
他に迷惑を掛けるのは以ての外だが、賑やかしいのは嫌いじゃねえ。上洛する前に、皆で騒いでいた頃が思い出されて懐かしくも感じる。
ああ、明日しっかり気ぃ引き締めとくように言わねえとな、と原田が恒例の割腹騒ぎの話を話し出すのを見て元々注いでいない盃を持ちながら考えていると、近藤さんと総司の声が聞こえて来た。
>「近藤さん。お酒、注ぎますよ」
#「ああ、すまないな。総司も、飲み過ぎないように気を付けるんだぞ」
>「分かってますって。飲めない癖に、飲まないって言い張ってる誰かさんじゃないんですから」
一言二言、いやそれ以上言いてえ事はあったが折角の花見の場。無闇やたらに怒鳴り散らして場の空気を悪くするのは得策じゃねえ、と何とか文句を腹の底に沈め込む。
……ったく、総司の奴は図体がでかくなっても相変わらず人をからかいやがって……。
初めて会った時は、まだ腰丈辺りの背しかなかった。あの頃はまだ可愛げが……いや、あの頃から生意気な餓鬼だった。そんな頃から知っているもんだから、近藤さんも俺もいまだ総司の奴を子供扱いしちまう。
あの人が可愛い弟分と思ってんのと同じで、俺も兄姉しか居なかったもんだから弟が出来たように思ったもんだった。……可愛いかどうかはともかくとして。
そんな風に子供扱いする所が、また不満で憎まれ口を叩く原因になっちまってんのだろうか――と思った所で、不意に横から聞き慣れた声が響く。
>「ほら、土方さん。さっきから全然減ってないですよ?」
!?てめぇ、盃から零れる程、何酒をなみなみと注いでやがるんだ!?
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55 :
アキラ(風水街都香港)
2012/04/07(土) 22:39
呼んでいる気がする。
歌っている気がする。
とても懐かしくて、よく覚えている、忘れる事の無い歌がする。
母さんも歌ってくれたっけ、とおぼろげな思い出を手繰り寄せて、年月の経過を思う。
どのくらい経った?いつから?私が飛翔歌を歌い、此処に在るようになってから。
ラ、と短くハミング。調律する為に発したものではなく、歌う為に発するもの。
久し振りに……そう、本当に久し振りに、声を上げて、紡いでみようかしら。
音に合わせて、遺伝詞が踊る。
……皆。それにガンマル、きっとそこに居るわよね。
ねえ、聞こえる?私の声が――私のこたえが!
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54 :
井/上/源/三/郎(薄桜鬼)
2012/04/06(金) 23:11
また、総司は稽古もせずに遊びに行って……困ったものだ。
これを書いた日は違うが、頁を取っておいた日の夜に少し大部屋へ総司が邪魔をしていた時の御礼を。
帳面の数字の記載を辿るに、あそこの彼だろうか。此方は記していないものだから、知られぬ事を承知の上で密やかに綴らせて貰うよ。
あの夜は桜見の共と、話相手になってくれて有難う。慣れぬものだから最後の辺りは随分と総司らしくなく、大人しくて不審に思ってしまったかもしれないね。それが申し訳無く思ってしまうよ。
また会った時には南蛮の氷菓子、楽しみにしているからね。
……さて、続けて私が筆を取らせて貰おうかね。
>*散華* 様宛
突然にすまないね。棚に覚えのある物があって驚いてしまったよ。また、総司が部屋に入って取って行ってしまったのかねえ……。
それはさておき、どうも有難う。あんたが記す時の流れの中で拾い取った、様々に沿って思いがある事を感じさせる文字の連なり、私も見習いたいもんだと思ったよ。
此方の方は、どうか気にしないでおくれ。あんたが綴っていく言の葉を、私達が掲げた「誠」の行く先を思う事と同じように楽しみにしているよ。
#(愛読感謝、と共に)
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53 :
斎/藤/一(薄桜鬼)
2012/04/05(木) 23:12
春の嵐もかくや、といった風が過ぎていった。
屯所の瓦が飛ぶような事は無かったが、垣根が壊れてしまっていた故に直しておかねばならないだろう。
まだ朝晩は寒く、しかし大分春めいてきた。桜も一つ、また一つと花開き、見頃を迎えるのも近い。ただ、件の強風で蕾ごと枝が落ちてしまったものが多々あった事が惜しい所だ。
左之が些か気にしていたようにも思うが、今年は花見が出来そうにない。
立て続けの夜間の巡察に、不逞浪士達の横行。それに合わせて、新しく入った隊士達の指導もせねばならない。先日の春嵐に負けぬ山積みの成す事ではあるが、副長の御多忙を思えばこれしきの事は幹部の一人としてこなさねば。
……確かに少しばかり、桜が咲き、散り行く姿を中々見られぬのは惜しく思うが。
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52 :
土/方/歳/三(薄桜鬼)
2012/03/23(金) 23:52
何処か行っちまうんじゃねえのか、と言われた。
副長の俺が局抜け出来る訳ねえのに、何言ってんだかと口では言うもののそういや俺の方も似たようなもんだった、と思うと、どうしてだかと呆れる事も出来なくなる。
あいつが妙に不安がってる根源は、多分俺も知っている、感じたもんだ。……今はどうか、っつう程ねえもんが、いつの間にかあいつに行っちまっていたらしい。
組が大きくなるにつれて、話す機会も減っていった。試/衛/館の頃と比べて、体面も立場も変わって思う所を向かい合って話す事も無くなっちまった。それでもたとえ弱気でも、昔と同じように偽りのねえ言葉をくれる事に変わるものがあっても変わらねえものを感じる。
ヘマしてんのも下手打ってんのも、御互い様どころか俺の方だってのに。
ただそれを言った所で、庇い合いになるだけだと目に見えてる。求めてんのは、御互いそういう事じゃねえだろう。
何が出来ていて、何が出来るのか。
思ってんのは、お前と同じ事だ。だがお前が不安を負って貰っている分、伝えるのは同じ言葉じゃねぇ。
てめぇに惚れて、お前が惚れてる奴の事を信用しやがれ。
少し位、自惚れろ。――俺はお前を想っていられて、幸せなんだからな。
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51 :
トゥーサン・ネシンバラ(境界線上のホライゾン)
2012/03/22(木) 19:53
言葉は頭に浮かんで、だけれど散々とした文は上手く連ねられない。
それを在り来たりな現象で済ませる気は無い。だとしても、書き続けるものだから。
どうしたら良いだろうか、と求める結果は実際自己満足でしかないと知っているけれど、ほんの少しそうではないという言い訳の為に頭を悩ませる。
ああでもない、こうでもない、と言うよりは、ああするんだけど、どうするんだったけ、みたいな問題。
だけど、辿る小道は幾つもあっても、目指す所は真っ直ぐ。
了を知っていても、それを知っている限り書いていこう。
下は私信。
>白昼夢。様 宛
頁取りが無精極まりないのは気にしない方向で頼むよ。編集の時の書き手が僕だから、こっちも僕で。
反応どうも有難う。他の人達への言葉や日を綴る言葉を優先して欲しいから、こっちは気付かなくても良いけど気付いても流し読み程度で構わないよ。本棚も本を詰め込み過ぎると床が抜ける事があるし、気に障ったら言って欲しいけど、そっと遠巻きに見守らせて貰うからどうか宜しく、という事で。
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