スレ一覧
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15 :
坂※田※銀※時(銀※魂)
2017/08/23(水) 03:17
「なあ、大事な話がある」
#「なんですか、突然」
「スゲー大事な話だ。どれぐらいって言うと、宇宙がヤバいレベルの」
#「なんだか懐かしい表現ですね。それで、話っていうのは?」
「ああ。恋人ってその辺に転がってねえかな」
#「は?」
「恋人ってその辺に転がってねえかなあ!?」
#「いや聞こえてるから!意味が分かんないから言ったんですよ!」
「いや、もうホント、その辺にボトッて落ちてたら楽なのになあ、ってよ」
#「何その表現!?犬の糞じゃないんだからその辺に落ちてるワケないでしょ!?アンタ本気でなに言ってんのォ!?」
「俺だってよォ、ベタベタしてえ時もあるよ、そりゃあな。ベタベタバキボキボトッてよォ」
#「いや意味分かんない!バキボキボトッて最後何が落ちたの!?恋人の話ですよね!?」
「当たり前だろーが。お前俺の話ちゃんと聞いてる?自分が恋人持ちだからって適当に聞いてんじゃないだろーな」
#「僕に恋人がいなくても適当に聞きたくなるよ!つーかなんでこの人こんな喧嘩腰なの!?…言っときますけどね。お相手様ってものはそんな事言ってる人の前に絶対現れませんからね!」
「テメーは俺の母ちゃんか。これだから自分の恋人と毎晩毎晩夜のパラリラしてる奴は気に入らねぇんだ」
#「オイィィィ!してないから!それアンタが毎回言ってるだけで僕達は至って健全だからァ!あとパラリラって表現がなんか雑ゥ!」
「あ?ったく、人の話も真面に聞かねークセにテメーの主張は通そうとしやがる。何が健全だバカヤロー。今度お前の本にコミックL○に掲載されてる漫画の名言集を書いてやるからな」
#「やめろォォォ!ソレ本気でダメなやつだから!コミック○Oは表紙だけしか健全じゃないからァァァ!」
でも銀さん、よく考えたらコミックL○読んだ事ないから名言集もクソも無ェわ。マジあれ買う勇者って存在するの?いや、別に俺は欲しいとか思った事無いけどね。
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14 :
新※宿のアサシン(Fate/Grand Order)
2017/08/23(水) 03:17
はっはっは!
参った参った。
最近書く事無くってなあ!気付けば外を出歩いても陽射しの弱い、なんとも過ごし易い季節に変わりつつあったってワケだ。いやー、涼しいってのはイイねえ。うんうん。
しかし、まぁ最近街に遊びに行っては無かったんだが意外な奴からの便りはあった。随分と久し振りで、お前俺のこと覚えてたのかよって言いそうになったよ。…いや、言ったんだけどさ。忘れてたワケじゃないなんて言うが、コッチはあまりにも久々過ぎて驚いたっつーの。俺も忘れちゃいなかったけどな。やっぱアレだわ、お互い久々だと話す事もそれなりにあって、俺も何から話すもんかと悩んでる間に、結局どうでもいい話ばっかりしたな。だがそれで良かったんだろう。俺には特に大事な話なんて何一つ無かったんだから。
けど、たまには連絡寄越せよと言ったら笑ってやがったから、多分また暫く便りは無ェんだろうな。はっはっは!
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13 :
ジ_ャ_ン_ヌ・ダ_ル_ク〔オルタ〕(Fate/Grand Order)
2017/08/23(水) 03:16
此処最近の出来事。
カルデア警察待ったなしのS級犯罪者が私はあまり詳しく無い刀の人と意気投合して、相手の惚気話を聞いてから、キミは恋人いるの?なんて聞かれてしまったり。万事屋の天パはツインテールが特徴的な迷子っぽい少女に話し掛けて、百円渡したり防犯ブザーの恐ろしさを説いたりして、最終的に、恋人とかいるんですかと聞かれて平静を装いながら否定したりしていたわ。後日、口が裂けてもフレンズとは決して呼ばないお相手様持ちの眼鏡に、恋人とかその辺に転がってねえかなあ!?なんて突然言って、そんな人の前には現れませんよとバッサリ斬られていたわね。
…眼鏡の言うことはご尤もなんだけれど、ちょっとだけ。ええ、ちょっとだけ……お相手様ってものの存在を意識したわ。随分と久し振りに、ね。そんなもの、誰に向けたものでもない以上、意味なんて無いのに。まったく、我ながら馬鹿なことを考えました。あーあ。ホント、やってられない。
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12 :
新※宿のアーチャー(Fate/Grand Order)
2017/08/20(日) 23:55
蜘蛛の糸。
其れは当然、私の手足であり、共に悪事を働く共犯者である。…今夜、そんな者がまた一人増えた事を、私は喜ぶべきだろう。
己は使う者ではなく、使われる者。自身の事を淡々と、しかし、明確に告げた者こそ神々が創り出した兵器、エ_ル_キ_ド_ゥ。--当然、蜘蛛に捕食されるような虫ではなかった。では、何の為に悪の巣へとその足を向けたのか?…答えは簡単だ。その兵器は使われる者なのだから。私はそういう、使われる側の者を数多く使ってきた。相性は良い。純粋な者を悪の道へと導く事なら慣れたもの。
そうして、天の鎖は蜘蛛の糸と成った。
偶然という名の神の意図で繋がった縁。ならば私達が創る終局の風景を見せる事を、神への恩返しとしよう。
輝く月は、私を嗤った。
そんな愉快な夜。
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11 :
プロフェッサーM(Fate/Grand Order)
2017/08/18(金) 00:59
パ パ 。
この言葉の圧倒的な破壊力。
ええ、ハイ。
私はもうパパなんだなって…。
一人の娘を持つパパなんだなって、そう思った日になりました。涙が止まりませんでしたよ。
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街の灯りも消え始めた夜。
その日も私はらんらんらんと孤独に出歩いていたが、十分後には少し歩き疲れたナァと思い、近くにあったベンチへと腰掛け持参していた紅茶を優雅に飲んでいた。深夜とはいえ周りには人がいて、突然私が声を掛けたらきっと吃驚するだろうなフフフと心の内で笑っていると、視界の端に見知った顔があった。最近カルデア内で私がちょちょいと手を加え、セイバークラスへと霊基を変えたフランだ。どうやらお嬢さんも私に気付いたのか、とてとてと此方へと向かってくる。…有象無象の他のサーヴァントとは違い、私に対してそれ程嫌悪感を示さない彼女を色んな理由で私も気に入っているからなのか、歩き方まで可愛く思えてくる。--そして、私の目の前まで来た彼女は開口一番にこう言った。
# こんばんは、パパ。
うん。
もうね、紅茶の飲み過ぎでちょっとお花摘みに行きたいな〜とか、やっぱ今日は早めに帰ろっかな〜っていう考えは吹き飛んだヨ。--何故なら私はフランのパパだからネ!(五十代・独身)…しかし、努めて冷静に挨拶を返し、世間話を切り出した私を誰か褒めて欲しい。私は彼女に優しく微笑みかけ、紅茶は如何かな、と尋ねるとフランは小さく首を横に振り、冷たい飲み物を所望してきた。今度は困った私がきょろきょろと視線を彷徨わせると、なんと丁度近くに自動販売機があるではないか!私はダッシュでそちらへ向かい、財布を取り出しお金を投入すると紅茶◯伝のボタンを連打。娘に幾つ欲しいんだい?と聞くと、少し悩んだ後みっつ!と指をぴっと三本立てて答えてくれたので、今のも可愛かったな〜私の娘が可愛すぎてパパ困っちゃうな〜、なんて内心で悶えながら買った缶を両手に抱え、何故三本にしたのかを彼女へと問い掛けた。すると娘は自分とパパと、此処にはいないミスターバ/ベ/ッ/ジの分だと答えたのだ。自然と私の分まで含まれている事にうっかり泣きそうになったが其れを必死に我慢し、バ/ベ/ッ/ジ君はきっと飲めないだろうけどフランが渡してあげなさい、彼は喜んでくれるだろうから……と、私は彼女に缶を二つ渡してあげた。
>(↓一部脚色有り)
それからも私とフランは和気藹々とホ/ーム/ズの悪口を言ったり、いつもホ/ーム/ズが忍び寄ってきて怖いと震える娘にこれからは奴を近付けさせないと約束したり、ぶっちゃけホ/ーム/ズってカルデアから追放した方がいいよね〜?という最終的にはカルデアの平和に繋がる会話に花を咲かせた。
>(↑一部脚色有り)
他にも、私が胸が痛いと告げると彼女はナ/イ/チ/ン/ゲ/ールの所に行こうと言うので、それだけは勘弁してくださいマジすみませんと真剣に謝ったり、偶然持ち合わせていた賢くなれるふしぎ〜なアメを差し出すと、それはなんか嫌だと断られ結局普通の飴をあげて喜んでくれたり、と………思い返しても心温まる時間だった。何度かパパに疑いの目を向ける娘の姿もあったが、フランもそんな年頃なんだろう、パパは全く気にしていないからネ!
そうして、楽しい親子の時間は彼女が突然マスターに呼ばれ終わる事となったのだが、私にとって忘れられない一夜になった事は--最早、これ以上語らずとも判るだろう。素敵な時間をありがとう、フラン。パパは楽しかったよ。
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10 :
新※宿のアーチャー(Fate/Grand Order)
2017/08/16(水) 19:33
# イベント終了。
今回のイベントは素晴らしかったナァ。なんと言っても、私の娘が出来たことが素晴らしい!気怠そうなフランがとってもキュートでパパ大満足。パパはずっとフランを応援していたヨ。召喚には応じてくれなかったけどネ!娘が欲しい!と強く願いながら石を全て使ったんだけど、駄目だったよ…。フランの代わりに来た海賊のお姐さんは、もう最終再臨が済んで今日も元気に航海に行ってました…。彼女は予想通り、強くて格好良いです。パパは其れを遠い目で見つめる事しか出来なかったよ……嗚呼、娘に会いたい。
しかし、来年こそは霊衣解放で私のアロハがくるだろう!ダンディでアラフィフな紳士のアロハ!きっと来るに違いない!今回は霊衣解放が出来る彼女がうちのカルデアにいなかったからネ!来年を楽しみに待つとしよう。ハーハッハッ!
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9 :
ジ_ャ_ン_ヌ・ダ_ル_ク〔オルタ〕(Fate/Grand Order)
2017/08/16(水) 19:32
ふ、ふふふっ。ふふふ。
本当なら、こんな場所で愚痴を零すのなんて止めておこうと思ったけれど、気が変わりました。今は信徒の前で神を否定するよりも、私にかけられた謂れの無い容疑を否定したいわ!っ、ドン引きしてたアンタよ、アンタ!私が冷静に違いますって言ってるのに、
> ええー?ほんとにござるかー?
なんて何処かの侍みたいな煽りで返してくるバカ!ばーーっか!ほんっと、バカなんですから!
私はロリコンではありません。
ええ、この復讐の炎に誓いましょう。
…うちの犯罪者が親バカなだけよ。可愛い可愛い言ってて、アレは恐らく本心から思ってるだろうけど、ロリコンではありません。アイツ、本気で自分のことあの娘の父親だと思い込んでいるだけですから。……その所為で、同じカルデアにいる私までロリコン扱いされるなんて堪ったもんじゃないわよ。…いいですか?私は、ロリコンではありません。これの二つ上の頁は…………偶然、夜の街で会った少女を、自分の娘だと思い込んだ五十代男性の犯罪者が、ちょっと、ほんのちょっと、暴走しただけです。彼にも悪気はありません。寧ろ喜びしかありませんでした。…--あれ?おかしいわ。弁明すればするほど誤解が深くなりそうな気がするんですけれど。ちょっと、大丈夫?大丈夫よね?
……うん。
きっと伝わった。
…そう思うことにしましょう。
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8 :
坂※田※銀※時(銀※魂)
2017/08/16(水) 19:31
#「銀さんの本の数学教授、まるで僕達の世界の住人みたいになってません?」
「あ?何言ってんだお前?」
#「いや……だって、船長ォオオオオ!!!とか僕らのツッコミに似てますよ」
「それだけだろーが。あのオッサンも色々溜まってんだよ。一々お前のツッコミの標的にするんじゃないよ」
#「まるで僕がツッコミたいだけみたいな言い方やめてくれません!?あと!アレ!他の作品のパロネタも多いし!しかもジャ◯プばっかり!」
「……フー。新八よォ、お前なに?何を勘違いしてるのか知らないけど、うちの本は小さな子でも読み易い童話のような一冊にする事を目標としてるんだよ?」
#「嘘吐けェ!絶対小さい子と関わらせちゃいけないような奴がメインで本書いてるだろーがァ!色んな意味で犯罪の匂いしかしねーんだよ!」
「……わーったよ。正直に言う。アレだアレ。最近ホラ、映画観に行ったって言っただろ?俺はこれっぽっちも意識なんかしてなかったが、その影響が出てたのかもなァ」
#「…ああ、確かに言ってましたねそんなこと。アレって僕達の作品だったんですか。僕はまだなんですけど、どうでした?」
「ストーリーはともかく、映像は良かったんじゃねーの?動きが早くて銀さん映画館でキョロキョロしちゃったし」
#「それ絶対、隣の人とかに不審な目で見られてますからね?」
「バーロー。隣はお爺ちゃんだったから問題無ェ」
#「いやお爺ちゃん何観に来てんのォォォ!問題無いどころかいきなり大問題になったよ!」
「別にいいだろーが爺さんが映画ぐらい観に行ったってよォ。お爺ちゃんと逆の俺の隣には、お婆ちゃんだって観に来てたんだぞ?」
#「銀さん挟まれてるぅぅぅ!つーかソレお爺さんとお婆さん夫婦で来てるよ!夫婦で来たのに銀さんが間に割り込んでるだけだから!」
「仕方ねーだろ席空いてなかったんだから。やっぱジョ◯ョって人気なんだな」
#「奇妙な冒険だったァァァ!いや銀※魂は!?銀※魂観に行ったからアンタの本にも影響出たって流れだっただろうがァ!」
「あ?まだ行ってねーよ。つーかレンタルでよくね?」
#「観に行く気すらないのかよ!最悪だよ!……いいですよもう!僕は絶対観に行ってやりますから!」
「ふーん。あ、グッズとかで良さそうなのあったら教えてくれよ」
#「アンタそれだけ買いに行く気だろォ!誰が教えるかァ!」
この会話、此処で晒す事について何一つ許可なんて取ってねーけど新ちゃんなら分かってくれるって銀さん信じてるから。もしアレなら、お前がこの前欲しいって言ってたメガネの曇り止め買ってやんよ。ア◯ンアルファでいいだろ?
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7 :
新※宿のアーチャー(Fate/Grand Order)
2017/08/16(水) 19:31
おのれホ/ーム/ズ!
今回のイベントちょっとアレだナァ、なんて思ったのが悪かったのか?いや、違う。断じて違う!そう、全ては奴が悪い!私が地道に集めていた石を奮発し、三十連してピックアップは当然の様に誰一人来ず、イベント礼装さえもすり抜けて出た妄執お爺ちゃん!(七枚目)
ぐぬぬ………!
おのれホ/ーム/ズ!
> ↓↓↓↓↓↓↓
今朝、デイリーで貰った呼符を使った。
石も無くなったし、またゼロからのスタートだなんて考えていると、金のエフェクトが。ン!?これはもしやピックアップの誰かが来るのか!?一気に高まる興奮、回る絵札!そのカードに描かれているのは…………ライダー!来たよ!来ちゃったメイドさん!フハハハ!これからは私の身の回りの世話を彼女にお願いしちゃおうカナ!?いいよね〜、メイドさん!こう見えておじ様メイドさん好きだからサ。…いやァ、まさかガチャ運が悪いと嘆きホ/ーム/ズへの怨みを叫んだ後にくるなんてネ。奴の昼食に摂取すれば体の中から爆発する魔法のお薬をこっそり混ぜるのは止めておいてやろう。うん、やっぱり食べ物を使った悪巧みは駄目だよネ!ワハハ!
# アンタが新しい雇い主かい?アタシはフ/ラ/ン/シ/ス・ド/レ/イ/ク。まあ、仲良くやろうじゃないか!
船長ォオオオオ!!!
えええぇええ!?あるぇ!?メイドさんはどうしたの?んん?いない?すり抜けで船長?ナンデ?…いや、その、さ。嬉しいよ?嬉しいとも。呼符で君のようなサーヴァントが来てくれて喜ばない筈がない。ただ、物事にはタイミングというモノがあってだね。私はメイドさんが来るものだとばかり思っていたから。昼下がりの屋敷で優雅に紅茶を飲む私、その後ろに佇むメイドさん。この絵を想像してたのに、今じゃ荒れ狂う波の中をデカイ船の中仁王立ちする船長と、船酔いでリバース寸前の五十代が視えちゃったよ。アレかな?私、海賊王とか目指しちゃう系かな?だとしたらオジサンの年齢的にちょっぴりきついかなァ、って待って私の首根っこ持って引き摺らないで!早速航海がしたい?ええ!?強化ならちゃんとしてあげるから!ありったけの夢をかき集めた再臨素材も用意してあげるからァ!
ぐぬぬ……!
おのれホ/ーム/ズ!
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6 :
アーチャー(Fate/stay night)
2017/08/16(水) 19:30
今夜は有意義な時間を過ごせた。
退屈だ、退屈だと詰まらなさそうに此方を見る彼女に対し、当初の私の心境を一言で表すのならば、やれやれ、だ。然し、偶然出会ったのも何かの縁と考え、真夏の夜の暑さの影響か正常な思考が働かない中で、彼女の退屈を紛らわす何かを思案していると意外にも彼女の方が先に行動に出た。カツン、と軽い音を立てながら彼女の特徴的な足が床を叩けば、目の前には異世界…いや、月の海が広がっていた。その異常さよりも眼に映るその光景に……私は目を奪われた。月の表側、などと説明する彼女の声も聞こえぬ程に、私はその幻想的な風景に魅入ってしまっていたのだ。…一方で、彼女はそんな私にもその風景にも興味を示さず、相変わらず私を弄る事に熱を注いでいたのだが、私が此処は落ち着く、心を休ませる事の出来る場所だと素直に告げると、僅かに口元を緩ませ確かにそうだと頷いた。そうして、少しの間会話を楽しんでいる内に彼女からこう尋ねられた。少しは涼めたかしら?、と。その言葉に私は思わず苦笑を浮かべ、ああ、自分でも気づかぬ内に夏の暑さなど何処かへ行ってしまっていたよ。そう言って彼女の方へと視線を向けると、その先には既に瞼を閉じ小さな寝息を立てる少女がいた。やれやれ、これでは君の退屈を紛らわす事が出来たかは判らない。そう心の内で思いつつ、私は再び、静かな月の海をゆっくりと眺めたのだった。
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