丹恒と一緒に過ごす日はいつも幸せで、丹恒が求めてくれるのが嬉しい。恥ずかしくて嫌々しても、ウチがほんとに嫌だとは思ってないみたいで普段なら止まるのに全然止まってくれなくて、食べられちゃうかと思った。抱き潰されるってたぶんこういうことで、それでも丹恒をいっぱい感じられて満たされちゃった。丹恒がいっぱいちゅうしてくれるのも、撫でてくれるのも好き。丹恒がいっぱい愛してくれるのも、好きだなって、幸せだなって思うんだ。いつもの丹恒も、髪の長い丹恒もどっちも好き。あ、でも、不意打ちでなのかって呼ぶのはずるい。どきどきするし、…なんでかわかんないけどすごく反応しちゃう。丹恒に背中も綺麗だって言われて、自分じゃ見えないけど褒められるのも嬉しかった。全部丹恒のものって感じがして…なんて、思い出したら恥ずかしくなるからここまで！

前の晩から服も着ずに寝た。
…正直、期待はしていた。だがそれ以上に、俺はお前と肌を寄せあって眠るのが好きなんだ。体温と肌触りが心地好くて、夢を見なくて済むから。


快感に怯えて、嫌々と駄々をこねる姿が可愛い。
そのくせ腰が揺れているのが可愛い。
涙の溜まった双眸が可愛い。
必死に俺を呼んで縋るさまが可愛い。

俺にめっぽう弱い、お前の何もかもが可愛い。

ジェーン先輩に甘やかされて、好きなだけ身体を触らせて貰って、目がハートになっちまったんじゃないかってくらいメロメロにされてる。オレの目、ちゃんとあります？

お互い服まで全部脱いだのに、裸のまま一緒に寝て、起きてもそのまま。結局セックスもしないでずーっとベッドでイチャイチャしてるだけ…なんて…なんか、不思議な感じだ。オレの度胸が無い訳じゃない！したい気持ちだって…そりゃあある、オレだって男なんだ。
だけど今はジェーン先輩が好きだって気持ちがでかくなり過ぎて、身体を求めたってこの気持ちが収まる気がしないんだよ。好きで好きで好きで仕方なくて、愛してますって何度言葉にしても足りなくて。いっそ思いっ切り噛んでみるとか？時々すっごく美味しそうに見えるんだよな……猫と鼠だからか！？いやいや、そんなはずは…！

は、話が逸れた。とにかく、抱きたいとか、エッチなことしたいとか、そういうんじゃなくて…好きだって気持ちが溢れて仕方がなくなっちゃったんだよ。それでどうしたらいいか分かんなくなったオレが、「このままひたすら好きにさせて欲しい」って頼んだらあっさり受け入れてくれて。
「だって、セスもアタイに優しくしてくれるもの」
って笑ってくれるんだ。

そんな風にされたら堪んないだろ。ますます溢れてどうにかなりそうだ。

だからずっと好きなだけ触って、キスして、身体中にオレの痕をつけて好きだーーってするのが凄く幸せなんだ。何度も何度も、綺麗だ、可愛い、好きだ、愛してるって繰り返してたら…さすがにジェーン先輩も照れて真っ赤になってさ。もう本当に可愛いんだ。どうしよう。オレどうしたらいい…？