最近はとっても心が穏やかなの。ちょっとくらいイヴが忙しくしてたって良い子に待てるし、寂しいのは寂しいけど…時間さえあれば甘やかしてくれるし。
恋をしていると、誰だってネガティブな感情が時々湧いて来ちゃうでしょ？でも今はまったくそんなことないの！もう、イヴのことが好き好き、だーい好き！って気持ちでいっぱいよ！お陰でこ～んなに曲も書けちゃったんだから！
…全部、ラブソングになっちゃったけど。

ねえ、イヴ、好きよ、大好き。今は不安も寂しさもないけど、代わりに抑えきれない貴方への愛でいっぱいなの。早く貴方に届けさせて。思いっきり貴方の為だけに歌わせて。ああもう、次のオフが待ちきれない！



…あ、起きてるのがバレちゃう。私みたいな素直な子が筆を持ったら、お堅いあの子が隠れんぼしちゃうんだもの。寝るわ、ちゃんと寝るから怒らないで、イヴ。おやすみなさい、私の世界一素敵な騎士ナイトへ💋
全く…眠ると言ってベッドに潜るのを見届けた筈がまだ起きていたとは。そんな可愛い顔をしても──…はあ、わかっているのならそれで。一つ伝言を、愛らしい少女曰く“直接言って欲しい”らしい。私もあなたが紡ぐのなら何処かの誰かの話ではなく、あなたの、…アストラの騎士の話をしてくれ。私の何処が好きか、私をどれ程恋慕っているのか、どうか教えて欲しい。あなたは私にとってこの世でいちばんうつくしい一等星だから。おやすみ、私のお姫様。その夢が幸福であることを切に願う。


Astra Yao

# 今日のなのかメモ

ウチのことずるいって言いながらちゅうする丹恒はもっとずるい。嬉しそうに笑うのもずるい。…ウチの方が敵わないもん。

チェスでもなんでも、丹恒の方が一枚上手だけどいつかちゃんと参ったって言わせるから覚悟しててよね！

参ったは言ったばかりだろう。「お返しのちゅう」も、キスの最中に睨んで来るのも、それが直ぐにとろけてしまうのも、胸を叩いて抗議して来るのも可愛かった。充分参っている。


March 7th

ワガママだって言われても、だって仕方がないじゃない。イヴがいないとつまらないんだもの。
ねえ、私イヴがいなくて寂しいの。それなのに貴方が戻って来るまですっごく良い子に「待て」が出来たと思わない？絶対にご褒美があるべきよね～。だから、戻ったら先ずは私を捕まえること。それからたっくさん私と一緒に居て、美味しいものも一緒に食べて、寝る前には飛び切り甘やかして。したいことが沢山ありすぎて、時間なんて全然足りないんだから。

だーいすきよ、イヴ！ほらほら、早くここまで来て私に追い付いて。捕まえて、ぎゅーってしてくれなきゃイヤなんだから。それが出来たら、ここに貴方の文字でメッセージを書くの。もちろん、”最愛で最高の、世界一可愛いお嬢様へ”って書き出しから始めてね。

お嬢様の我儘にはすっかり慣れてしまったが、まさかこんなことを強請られるとは。
最愛で最高の、世界一可愛いお嬢様へ、などと書かずともお嬢様は世界で一番可愛い最高のお姫様で私の最愛、どんな宝石もあなたには敵わないだろう。私の、ただ一人の貴き人。私にとってはお嬢様に仕えることが一番の幸せなんだ。だからどうか私の目を盗むのは程々にして欲しい。お嬢様の騎士である私はあなたの盾であり、あなたの剣でもある。そしてあなたが休める揺籠でありたい。
私のことを信じてくれてありがとう。その信頼が私には何より嬉しかったことをあなたは知る由もないのだろうな。私の一番星、どうかずっとその輝きが曇らぬように傍らで守らせてくれ。

そんなに熱烈に書いてとは言ってないじゃない！もう！……なんてね。嬉しいわ、イヴ。ありがとう。愛してる！



Astra Yao

昨日はあの子の依頼を手伝って色んなところを走り回ってくたくたで、ソファで寝そうになってたら丹恒がベッドまで運んでくれたんだ。すごくふわふわしてて、変なこと口走った気もするけど、「…俺から触れるのは、もう慣れてしまって、いちいち恥ずかしくなったりときめいたりしないんじゃ、ないかと…。」なんてことを言われたのは覚えてる。慣れたような気はするけど、恥ずかしいし、どきどきはずっとしてるもん。これは昔から変わらないし、…好きだなぁって思う。そのあと丹恒のお腹を触った辺りで記憶がないから寝ちゃった気がするんだけど、丹恒の身体はウチとは全然違う。胸とか、やっぱり硬い気がするし、お腹も引き締まってる。男の人の身体なんだ、って当たり前だけど思っちゃった。照れた顔が可愛くて、もっと触りたかったけど昨日はすごく眠くて。ねえねえ、また触ってもいい？丹恒があんなに照れるの新鮮だもん、いつか慣れちゃったら寂しいけど今はいっぱい照れてくれるよね？♡

今日も大好き！

いつまでも慣れる気はしない。不慣れであることを除いたとしても、お前から触れられることに対して反応を薄めることは無いと思う。……駄目と言わないのを分かって聞いているだろう、三月。ここでは答えてやらない。直接聞いてくれ。
…俺も愛している。


March 7th

課長と二人がかりでbotみたいに「ですが」ばっかり繰り返す副課長を説得して、無理矢理押し付けたお休み。僕らの努力の甲斐あって、今日はお堅い副課長どのも蒼角ちゃんと二人仲良くお出掛けしてくれたみたいで何より。

時々届く写真が美味しそうなご飯ばっかりなんだよね。たっくさん遊んで、たっくさん美味しいもの食べて、盛大にお祝いされちゃってよ。二人がいない間こっちの事は任せて下さいって、こう見えても僕、やる時はやるんで──って、あれ？課長？何処行っちゃったんです？ちょっと。さすがにこの量、僕一人じゃ無理ですって！

はあ…副課長の苦労がちょっとだけ理解出来たような気がするなあ。今日頑張った自分へのご褒美に、月城さんが帰ってきたら病欠届け通して貰わなくっちゃ。

お誕生日おめでとう、蒼角ちゃん。


追伸、月城さんへ。
明日のお昼は僕と課長からのプレゼントってことでご馳走をたーっぷり用意してあるんで、お弁当作らなくても大丈夫ですよ～。
全く…貴方も課長も強引ではないですか。お陰で喜ぶ蒼角が見られたので良かったです。あの子からお土産がありますので明日受け取ってあげてください。貴方には私から個別にお渡ししますね。昼食も楽しみです。…貴方とも出かけたくなりました、なんて添えておきましょうか。それではまた明日。遅刻せずに来てくださいね。


HARUMASA