スレ一覧
┗119.龍兎相和(388-392/411)
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392 :
モーディス(崩壊:スターレイル)
2025/04/30(水) 08:46
一度目は、部屋に呼びつけておきながら俺が気付かず眠っていたばかりに…いや、かえって良かったのかもしれん。気が付けばベッドに頭を乗せて眠っているお前を見付け、中へ引き摺りこんだ。
二度目は力尽きていたお前を見付け、抱き上げて寝室に運んだ時だ。…許可を得て入ったわけではないからあまり周りを見んようにしたが、何やら可愛らしい生き物を模したもので埋め尽くされていたのには驚いた。
その後は…、……お前は覚えていないだろうが、酷く苦労を強いられたものだ。頑なに閉じている理性の蓋を、あれほど強く揺さ振られたのは初めてだったぞ。
三度目はその日の離愁の刻。お前を部屋に呼び、膝に甘やかされ……惚けて危うく喰らいそうになったのはこの日か。何とか耐えて共に休み、そして翌日の門の刻から、初めて丸一日を共に過ごし──
…これ以降はほぼ毎日共に眠っている。針の回った数で数えれば、凡そ二十ほど俺の寝台で同衾していることになるか。木漏れ日の下で刺繍をしているお前に声を掛けたのがつい先日のようだというのに。
「心臓がこんなにうるさくなるのはモーディス様だけだと思います。もし他に私に触れられる誰かが現れたとしても、私は……」
そんな者が例えこの地に存在するとしたら、天外から異端者が降ってきた時くらいなものだろうな。…ふん、有り得ん話だ。
数えてくださるとは思わず、…まだそれだけなのかと思う気持ちと、もうそんなに過ごしているのかと驚く気持ちがあります。もし天外からそのような方が来たとしても、…私にとっての特別はモーディス様だけです。それくらいに、好きです、あなたが。
Mydei
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391 :
キャストリス(崩壊:スターレイル)
2025/04/30(水) 00:59
眠りに落ちる横顔を見つめて、ペンを走らせる。こうしてモーディス様の部屋で眠りにつくのは何度目でしょうか。…それでもきっと慣れることはなさそうです。その腕に抱かれて眠ることも、触れる唇の温度さえも、きっと私にはずっと特別なのだと…そんな確信があります。モーディス様が私を、キャス、と呼ぶことでさえこんなに心が震えるのですから。これは、紛れもなく恋なのでしょう。
恋とはどんなものか、ずっと物語を読んでいました。私がそれをするには不相応で、叶うわけがないと思っていたのに。あの日、あなたが手首に触れたその熱を私は生涯忘れることはないです。随分と取り乱してお恥ずかしい限りでしたが、それでも死を拒むあなたからは私の手は何も奪わなかった。それどころか与えられて、孤独を癒してくださった。奇跡とはこういうことをいうのでしょうか。現実感もなく、未だ夢のようだと、何度も思ってしまうのにあなたがくれた爪痕が、あなたの愛が、この身にずっと残っている──これは夢ではないのだとそう思い知る度、私はまたあなたを愛おしく思うのです。
どうか夢路で逢えますように。…願わくはそこで、いつもの“あれ”が欲しいです。
お前の体が崩れそうなのを見て、迷わず手を伸ばしてしまった。掴んだ手首があまりに細く、そして…冷たくなどない、人のあたたかさがあったことを俺もよく覚えている。あの時のお前の取り乱しようは確かに見物だったが、今となっては安心しきって俺の腕の中に収まる姿が…これ以上なく、愛おしい。
…ふん、いつもの”あれ”は今夜、倍付けてやる。
Castorice
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390 :
キャストリス(崩壊:スターレイル)
2025/04/29(火) 01:09
私にだけ見せる御姿が嬉しくて、大きな獅子さんと呼べば満更でもなさそうな顔をしてくださる。眠いときのモーディス様は、…いえ、これを書くのは少し勿体ないような、私の胸の内にだけ秘めておきたい気がします。眠いのにお部屋に呼んでくださるのが嬉しくて、膝枕を強請られたのも幸せです。
服を脱がされ、これは、あの、と狼狽する私を他所にモーディス様は気づくと眠ってしまわれました。……思わず食べられてしまうのでは、と思った自分が恥ずかしくなっていると、モーディス様が優しく名前を呼んでくださり、…あんなことを仰るので驚いてしまいました。あんなことを言うのはきっと何処を探してもあなただけです、…この手をあんな風に言ってくださるのは、モーディス様ただおひとり。
それが何よりも幸せで、夢をまだ見ているようです。
「あんなこと」がどのような言葉だったのか、何故記しておかない。しかと刻んでおけ、死蝶の掌とて、俺にとっては幸福をもたらすものでしかないのだと。獅子に木天蓼、我ながら酔狂な例えをしたものだが、的確ではあっただろう?
Castorice
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389 :モーディス(崩壊:スターレイル)
2025/04/27(日) 10:25
物足りなさを抱えながら、それでもお前の負担を鑑みて止めた。俺の体力の許す限りをいつかと夢見ているようだが…俺には想像が付かんな。だが思い悩む必要はない。直接伝えたように、お前を抱いて、満たされないことなどない。
それでももっと、叶うならばモーディス様が満足するまでと思ってしまうのです。
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とは言え、そうして堪えた矢先に煽るような素振りを繰り返されるのは困る。そのほとんどが無自覚である以上、止めさせようがないことも理解しているが……苦情の意を込めて睨み付ければ、一応反省はして見せるものの、案の定策などないらしい。
”だめ、ですか?”
”駄目と言ったらどうする”
そう問えば随分と困り果て、暫くの間ずっと黙って考え込んでしまった。その複雑そうな顔が、それはそれでまた愛らしく感じてしまう。何と答えるのか楽しみに見守っていれば最終的にその特徴的な耳を垂れ下げ、落ち込んでしまった。…ふん、笑いを耐えるのに苦心したぞ。
「全く思い浮かばないので…ファイノン様にご相談します…」
それだけは止めろ
そんなに駄目なんですね。…モーディス様が笑いを耐えていたとは知りませんでした。次まで何か…いい策がないか考えてみます。
Mydei
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388 :
キャストリス(崩壊:スターレイル)
2025/04/24(木) 22:20
最近よく笑うようになりましたね、とアグライア様に言われました。そんな自覚はなかったのですが、オクヘイマの方にも雰囲気が柔らかくなったと言われた気がします。これもモーディス様のおかげ、でしょうか。
そうであれば喜ばしい限りだが、恐らくそれだけではないのだろう。だが、それでいい。
▽
昨晩は同時にメッセージを送って、モーディス様のお部屋に行きました。いつも通り眠る前に過ごす時間が幸せで、「明日、何事もなければ一日お前の時間を俺にくれないか」とおっしゃられたときには嬉しくて、幸せな気持ちで眠りに就きました。起きたらモーディス様が戯れていらっしゃって、そしてそのまま……、…まだ夢を見ているような気がします。けれどその温もりに埋め尽くされる感覚は幸せで、…こんなに幸せでいいのかとまだ思うことがありますが、それでも知ってしまったら手離すことなど出来ないです。
……次はもっと、あなたが満足するまで可愛がってくださいね。
言ってくれる。まだ足りない、と正直に告げれば目を丸くさせて驚いていたのにか?とは言えお前がああもか弱いままでは…暫くは無理だろう。もう少し俺という熱に慣れてくれれば良いが、……いや、いつまでも初心なままでもそれはそれで。
Castorice
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