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スレ一覧
┗119.龍兎相和(81-85/300)

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85 :丹/恒(H/S/R)
2024/08/31(土) 02:50


# 記録
ミルクティー、狐族の耳、林檎飴、写真。揃いの腕時計、持明時調、特別な景色、俺たちだけに降る雨

念願叶って、三月と羅浮の街を行く。

手を繋いで、何に追われる事も、咎められる事もなくこの場所を歩けること。お前とこんな風に過ごせること。…全てが眩しい。

深い海の底から見上げる水面のような世界に、今の俺はいるのだと……それを噛み締める一日だった。



デートの内容はいずれ三月が書いてくれる…と信じて。ささやかな所感を認めておこう。

無鉄砲で注意散漫、そのくせお節介…三月なのかの総評と言えばこのくらいは挙げられる。行く先々でお前が居るととかく退屈しなかった。破壊される雪上車、頭上から降る岩、失くされたカードキー…挙げればきりがない。
だが、幾つもの旅を経て、何時の間にか随分と成長したようだ。そのひたむきさも、優しさも、素直さも、閉じ込めておくには惜しい。

今日は、考えを改めた記念すべき日になる。

……これから先もずっと、この時計の針が止まるまで、俺がお前の傍に居る。何があろうと護る。
だから安心して、好きにしろ。
(…だが、やはりあまり無茶はして欲しくない…)

日記はばっちり書くから任せて!
沢山の思い出も、新しい思い出も全部大事な宝物だもん。

丹恒が傍にいて、ウチがしたいこと叶えてくれるからウチはなんだってできる気がする。
無理はしないよ、それは約束する!


Dan Heng


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84 :丹/楓(H/S/R)
2024/08/29(木) 01:54


# 諸々、代筆

以前の手記を、紙が傷む前に一冊の綴りに纏めたく、書き写す作業をしているのはお前も知っていよう。今日写した一枚に、懐かしく、良く覚えている出来事が記してあった。お前に初めて子守唄を歌って聞かせた時のことだ。

切欠は、余の欠伸がお前に伝染したことから。ふと思い出した持明時調を口にしてやれば、お前はうっとりと双眸を細め、薄藤の睫毛を揺らし余の歌声に聴き入っていた。
その瞳が淡い空色に瞬く暁星のようで、ひどく美しく、心に残っている……と。そうして寝際のひとときが纏う幸福ばかりがつらつらと書き記されていて……今と何一つ変わらぬものだなと思い知る。
あれから幾年。未だお前と天蓋を潜り、褥で浸る夢見時の心地好さについて、今も殆ど変わらぬ内容で筆を走らせているのだ。


…締め括りに、件の頁の言葉を引用して余の言葉としてお前に宛てよう。


お前に捧げた”初めて”は幾つもあるが、今後何があろうともお前にしか与えられぬ、唯の一つをくれてやる。
白珠。お前は余の生涯数百年で、やっと出逢えた最後の最愛だ。その重さ、忘れてくれるな。


あなたがどんなに駄々を捏ねても我儘を口にしてもそれさえ愛おしいからどうしようもないですよね、重さはお互い様ですから。
…愛してますよ、心の底から。


12/10【花のフレークシール】
きらきらして綺麗だと思ったのでつい買ってしまった。アルバムや手帳の飾り付けに使ってくれ。



Dan Feng


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83 :丹/恒(H/S/R)
2024/08/28(水) 00:34

寝際の僅かな時間のうちに、一体どれほど俺を喜ばせてくれるのだろうかと驚く。今ばかりは、時の流れがより早く過ぎるようにと願って止まない。お前が一刻も早く全快するように。

明日は久しぶりに俺の布団で寝る約束をした。あまりに些細で、する意味さえ曖昧な約束。なのに、たったひとつのそれが楽しみで、愛おしい。
「丹恒のにおいがする」
…そう言って笑うお前が見られるだけで、一日の糧とするに足りてしまう。

こう書くと燃費良く聞こえるが、そうでもない。足りないものは足りないままで、他の者に筆を譲れない辺りそれが如実に現れているのだろう。

寝物語は三夜目。明日、また続きを聞かせよう。
おやすみ、三月。

寝る間際にちょっと会えるのもすごく幸せ、でも丹恒が干からびちゃう前にデート行きたいな。
ぐっすり寝て早くいつも通りにしないとね、待ってて!



Dan Heng


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82 :丹/恒(H/S/R)
2024/08/26(月) 00:41


お前が、俺の掌がなければ眠れなくなってしまえばいいのに。──と、一瞬過ぎった。我ながら意地が悪い考えだ。


……三月のことだからそれでもいいとあっさり笑って肯定しそうだが、実際そうなったら困る。お前には、常に穏やかに眠って欲しい。俺が傍に居なくとも。
悪夢に魘されるのは、俺だけでいい。



眠くないのか?と聞いた時、「割と眠いよ、3割くらい」と答えるので、思ったより控え目だな……と難儀していたのに。いざ髪を撫で梳かしながら寝物語を紡いでいれば、すとんと寝落ちてしまった。
…可愛い。

おやすみ、三月。寝物語の続きは、また明日。

気づいたら一瞬で夢の中だった、丹恒の手は気持ち良くて心地良い。
今夜も続きを聞かせてくれる?



Dan Heng


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81 :丹/恒(H/S/R)
2024/08/25(日) 10:18

我慢の限界が来て三月に甘え倒した翌朝、目覚めてから頁を開けば三月の文字が書き込まれていた。読み易い、綺麗な字だ。……嬉しい。ありがとう。


自分が弱くなってしまったのでは、と錯覚する。
だが、もうあの頃に戻りたいとは思わない。…これもある種、精神鍛錬だな。

俺のあんな一面は、お前だけが知っていてくれたらいい、三月。…愛してる。

どんな丹恒でも丹恒は丹恒だから大好きだよ、ちょっと元気になってきたから書いてみたんだ。丹恒が喜んでくれて嬉しい。ウチも愛してる、大好きだよ、丹恒!



Dan Heng


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