スレ一覧
┗130.BLUE LAGOON(8-12/32)
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12 :弦月
2024/07/23(火) 10:18
故郷に帰ることは無いと思う、と彼が話した時に、「手紙くらい出してあげなよ」と言ったことがあんだよね。
って言っても別に親を大事にしろとかそういう……説教じみた話をしたいわけじゃなくて。俺たちこんな稼業やってるわけじゃん、生きてる上での後悔なんて、少ない方が良いんだよ。別れっていつ何時やって来るか分からないんだから。
ずっと黒衣森の中で育ってきた君は知らないかもしれないけど、俺もなかなかに自然豊かな土地で育ったんだよ。一面緑豊かで牧草は生い茂ってて、川も池もあったし兄弟と泳いだこともある。
信じられないことだよね、君がリスだか何だかに覆われて苦しんでたあの真っ白で不毛なクルザスがかつては緑豊かだったって。
俺も霊災の後は、これは夢なんじゃないかって思ったんだよ。でもきっと、かつての景色の方が夢だったんじゃないかな。だったら、母さんと父さんがドラゴン族に殺されたときに一緒に醒めて欲しかった。
世には戻らない物が多すぎる。
本当に、別れを告げる瞬間なんていつ来るか分からないんだよ。
……家族も、故郷の景色もね。
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11 :翠縹
2024/07/23(火) 00:28
故郷は海から遠く離れていたから、海を初めて見たのは冒険者になってからだった。
コスタ・デル・ソルは弦月の彼も言っていたがとてもいい場所だ。
綺麗な砂浜と透き通るような青い海、それがオレンジに染る夕暮れの景色は圧巻だった。個人的には波打ち際にあった芽を出したヤシの実の成長も気になっていて、俺もコスタ・デル・ソルはお気に入りの場所になっている。まあ、まだ通りがかる程度でしか訪れたことはないんだが。近い内にゆっくり過ごしに行ってみたいと思う。
最近になって海産物を食べる機会が増えた。元々川魚は食べていたから魚は好きだったんだが、更に好きになったと思う。何よりも美味しいと思ったのはエビ。今まで味を知らなかったことが悔やまられるくらい美味しかった。逆に苦手だと思ったのはイカだな……。味は美味しいと思うが、飲み込むタイミングが分からない。諦めて無理やり飲み込みはするが。まだまだ知らない食べ物は沢山あるのだろうな。
弦月の彼と俺は、性格も生い立ちも、何もかもが真逆だと思う。
好みも違って彼と出会ってから好きになったものが沢山ある。世間知らずの自分に色んな事を教えてくれて、世界を広げてくれた彼は俺にとって一番大切な存在だ。
手厳しい彼は雛の刷り込みと言いそうな気がするが、それだけは先手を打って先に否定しておこう。
君は俺の特別だ。
俺も君の特別でありたいと思う。
それはひなチョコボの刷り込みと同じだよ……って言おうとしたら先んじて否定されてたんだけど、どういうこと?
違うものは違うからな
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10 :弦月
2024/07/19(金) 11:40
ソリューション・ナインのクラブはやっぱり一味違うなぁ。
何を隠そう俺はロックとクラブミュージックが大好きなんだけど、ああいうギラついて音楽が絶え間なく流れていて酒が飲める場って本当に最高だよね。楽しくなっちゃって飲みすぎる時があるのが玉に瑕かなぁ。
彼はこういうところに連れて来られたらどうするんだろう。……右も左も分からないまま手拍子とかしてそうだな。ちょっと可愛い。
フォレスター族が得手としていた弓から発展して弦楽器、それを爪弾く際の詩歌、舞踊、それから身を着飾るための服飾などの芸術文化を根付かせ発展させた……って言うし、俺が音楽やファッションを好むのは本能なのかもしれないね。
……とはいえ弓に囚われてハープから離れらんないのはちょっと考えが古くない?時代はエレキギターなんだよね……
クラブがどんな場所か全く想像がつかないんだが……
常々、お洒落な君は格好良くて可愛いと思っている。
今度そういうとこ連れてってあげるね、社会勉強って大事だし。
喜んで着いて行く。
が、服装は何を着ていけば……?
自由ならいつも通りで平気か?
…………。
俺が上から下まで全身買うね。
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9 :弦月
2024/07/16(火) 09:35
……なかなかキザなこと言ってるなこの人。ほんと、恥ずかしい人。
アジムステップといったら、何だろうな……
ステーキ、エマダツィ、ステップサラダ、ゼラスープにミートパイ、ショルログ、あとはステップティー?
基本的にケナガウシを使った料理が多いんだよね、彼らの強さの秘訣はそこなのかもしれない。俺のお気に入りはショルログかな、好きなんだよね串焼きって。
実は俺もあの土地が好きで、一時頻繁に訪れてたからさ。気軽に誘ってくれれば良いのに……ああまあ、虫除けはお願いね。心から。
ねぇ、クルザスでオーロラを見たことはある?
翠がかった優しい光がシルクのカーテンみたいに空に踊るんだよ。……俺が君のことを思い出すのはそれかな。
今度行く時は一緒にいてほしい
それとクルザスに暫く籠ってくる
ちょっと待って、天気予報も見ずにオーロラ待ち惚けする気?
……凍死したら洒落にならんな
調べてから行くことにするが、君がそう言ってくれるから居ても立ってもいられなくなってしまった
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8 :翠縹
2024/07/15(月) 11:42
アジムステップの風景がとても気に入って何度も足を運ぶようになった。
故郷は人里離れた山奥の小さな村だったから空気も綺麗で星もよく見えたが、鬱蒼とした森が空を覆い隠してしまって空が狭く感じていた。いつからか、それを酷く窮屈に思うようになっていたと思う。
もう故郷に戻ることはないし、旅をして未練も消えつつあるが、偶に胸の辺りに何かがつっかえているような感覚に苛まれた時は、あのアジムステップの広大な草原を吹き抜ける風とどこまでも広がる空が恋しくなる。
少し前にアジムステップを訪れた時は弦月の夜だった。
その月を見て真っ先に君を思い出した、なんて言ったら彼はどんな顔をするんだろうか。恥ずかしい人、とまた言われてしまうかもしれないが、本当のことなのだから仕方がない。あの日の弦月の夜は、彼のことがとても恋しかった。
次に行く時に誘ったら一緒に来てくれるだろうか、と思ったが彼は虫が苦手だったな。彼が苦手としているようなモンスターはいない地域だが……虫除けの香と酒を用意すれば……どうだろうな……酒場以外の誘い方がわからん……。
『一緒にいてくれ』
の一言でいいんだよ。
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