ひとり
なにがって、日記の書き手が。一応悟と共同にはなってるんだけどね。きっぱりと「僕、もう書けないから」と言い渡されてしまってるからもう私の独り言日記になってしまってる。そうなると書きたいこととかほとんどなくなるから不思議なものだよ。ま、要は書いたって寂しいんだろうね。ひとりでつらつら書いても悟は書いてくれないんだから。この感情をどう乗り越えようか、もしくは麻痺させようかと考えてはや2ヶ月くらいになる。解決まで時間かかりすぎて、時間薬に頼るしかないかなって思ってるよ。
悟いわく、日記を作ってくれたことがラブレターでページを書く必要はないらしい。全く装丁を触れない私はそう言われたらぐうの音も出ない。何言われても「できない」と言う人にやらせる魔法の言葉なんてないことは私も身に染みて分かっているし、「そうですか」としか言えないけれどね。
あー、昔もこんなことあったなぁ、なんて想いに耽る。私は変わらないのに、恋人の方ができないことが増えていくんだよねぇ。いつも。数年経つとさ。なんでかな。むしろ何年も変わらない私がおかしい?いつかできなくなるなら、最初から一緒にやること増やさないのが一番いいよ。変わらずにできる方にとって「できない」と言われることが増えていくのは地味に蓄積ダメージだからね。ま、盛り上がってる最初の数ヶ月はそんな冷静さは欠いてるからあれこれやってしまうんだけど。
私はタスクの消化が特に苦にならない。苦になるのなら潮時だと終わりにしたりもする。その点、タスクの消化が苦になっても、潮時だと思わない悟に感謝すべきなのかもしれない。