そういや気付けば、最近はオレの姿ばかりになっちゃいるが…実は、この日記で初披露だったりする。誰とも言葉を交わした事がねぇなんてどんだけ寂しいヤツなんだとか言うんじゃねぇ! …まあ何でかこの姿が一番落ち着くっつー事で、これからも多分オレで書く事が増えるだろうとは思う。普段は全く違う姿でふらついてんだがな。 そんな特に何の重要性も無い告白をぽろっと。 |
飯を食って一息つくと、もう日課になってきた散歩へと繰り出す。ちょっと前まではあんなにもセミばっか鳴いてたくせに、今じゃ鈴虫の鳴き声ばかりが耳に届くな。 相変わらず誰もいない公園へと脚を踏み入れベンチへ座ると、程無くして現れる黒い影。あの日から毎日、こうしてここを訪れてはこの猫との逢瀬を繰り返している。 手土産と称して適当な食べ物や、持ち合わせが無いとその辺りで毟ったエノコログサを持ってきたりもした。(まあ全くじゃれついてはくれなかったのだが) 今日は家から持ち出したかつお節を差し出すと、躊躇う様子も無く無心に食べ始めた。懐かないくせにこういうところはしっかりしてやがる。 恐る恐る手を伸ばし、頭を撫でても特に抵抗は見せない。これは餌付けとやらが成功した証なのだろうか。 掌から伝わるその温もりは、オレの体温より少しだけ熱かった。 |
『あなたのような友人と出会えてよかった。今までは縁が切れてしまったり、どうしてか好意を寄せられて告白されたりと…厄介な事が多かったから。』 ※一部音声は変えております。 知らないってのは、つまりこういうことだ。 確かに唯一のいる身では、告白をされても困るものだったかもしれない。だが、しかし……改めて釘を刺されたようで、俺の心臓の奥辺りがキリと痛んだ。 アイツへと告白をしたヤツの気持ちが俺にはよく分かる。まるでその想いすらも、彼女にしては嬉しいどころか悩みの種にしかならなかったんだろう。 育ちそうな想いは刈り取った筈だ、俺自身のこの手で。 けれど不意に疼き出す濁った感情は、まだ完全に俺の中から出ていってはくれない。 |
我ながら波が激しい、と思う。 何がって……気分の波が、だ。オレは下がっている時若しくは上がっている時、饒舌になる傾向にあるらしい。それは大凡、外部からの影響に他ならない。 正直落ち込んでいる時程酷く回りくどい言い回しを使いたくなるし、やたらとテンションが右肩上がりの時には飲み屋レベルの下ネタを連発していたりする。かと思えば唐突に欲求不満に襲われて、誰かのケツを掘ったり掘られたり。(余談だが最近は掘る方が多い) …おい何だこれ、これじゃあただの節操なしじゃねぇか(大体合ってる) さてこれを踏まえてオレの理想の相手像とやらを組み立ててみるなら… 『言葉遊びに付き合えて・酷い下ネタの応酬も出来る・それなりに性欲も強い・可愛いヤツ』(最後が最重要項目) ……たまには己を振り返ることも大事、そうだろう? ああ、今日は別のことを書こうと思っていたのに気付いたらこの体たらく。気分屋っつーのも楽じゃねぇぜ。 独身男はこれだから扱いに困るんだ。今なら一発殴らせてもいい、サービスだ。 |
最近どうにも気になっているのが…あまり無い組み合わせと、ドッペル…ってやつか。 普段はどちらかと言うと王道ばかりでやり取りをしている所為か、たまに無性にそうでない姿で話したくなる。特にドッペル、中々興味深い。 俺と同じ顔をしているヤツを相手などどうなるのか想像も出来んが、組み敷いてみるのも面白いかもしれん。 (それにしても蚊に刺された箇所が痒くて、俺の欲しいキスマークはこんなモンじゃねぇと切に思った午後。) |