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┗1082.Without noticing.(背透/R20)
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1 :
緑間真太郎
2018/05/07(月) 21:07
それなのに酷く知覚的な愛。
気侭更新/惚気/微背透/R20
for my sweet raccoon-dog.
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6 :
緑間真太郎
2018/05/13(日) 02:56
例えば、恋人に会いたいと思っている時。頭の中に姿を思い描いている時。
そんな折に本人が目の前に現れたなら、舞い上がってしまうのは仕方のない事だと思うのだよ。
姿を見たい。声を聞きたい。吐息に触れたい。熱を交わしたい。その他諸々の欲が、内に溜め込んでいたものが溢れるような。
そんな瞬間を幾度となく繰り返している。
アイツと出会ったのはいつの事だったか。
思い返せばそう遠くない筈であるのに、もう随分と隣にいる様な気がする。それなのに、いつも焦がれているというのはどうした事か。
恋というもののメカニズムが良く分からないながら、これが恋に違いないと確信している。この感情がどうして恋と呼ばれるものなのか理由など知らないが、きっとそれをそうと認識出来るものが遺伝子の中に組み込まれているのだろう。
恋人を見ると高揚する。もっと見ていたいと思う。もっと声を聞きたいと思う。この手でその表情を様々変えてやりたいと思う。
好きだから。
酷く一方的で身勝手な感情を、アイツが幸せそうな顔で受け止めてくれるから、それは優しく暖かいものに変わるのだろう。
汗と体液の混じる様な熱量の篭もる仄暗さの一方、差し出される手の美しく清廉な眩しさ。
オレの頭の中身なんて、恋をする平均的な男と何ら変わりはないのに。アイツがそれを尊いものであるかの様に扱うから、少しの罪悪感がある。
恋人が、オレを好きだと言って笑う時、オレはその唇を塞いでしまいたいと考えているし、ただ言葉を紡ぐ姿を傍に見ているだけで常に触れたいと思ってしまう。
その表情が蕩ける瞬間を。その声が甘く溶ける瞬間が。オレは欲しくて堪らないのだと言ったなら。
きっと、恋人は羞恥を滲ませて見せながら甘やかに誘いを掛けてくるに違いない。
或いは恥ずかしいと言って小さくなるのかもしれないが、それが余計にオレを煽る行為なのだとは理解しているのだろうか。
付け入る隙を晒されて、見逃してやる程優しくはない。
もっと、アイツの内側に手を触れたいと思う。柔らかい奥まで触れる事が叶ったなら、優しく捕らえて逃がしはしないのだよ。
丁寧に撫でて、その感覚を繰り返し記憶させて、オレからの愛撫がなくては物足りなくなる様に。
だからもっと、触れさせてほしい。お前の感触を知りたい。
繰り返し触れて記憶するのは相手だけではないという事も頭では分かっていたのだが。全く馬鹿な事だ。
物足りないとより強く訴えているのはきっとこちらの方なのだよ。
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7 :
緑間真太郎
2018/06/03(日) 23:13
随分と日が経ってしまったのだよ。以前の書き込みは五月か。もう六月になって、日の沈むのが随分と遅くなった。
夏が近付いていると日付の上では感じるが、思いの外早朝や夜に涼しいので過ごしやすく有り難い。このまま夏もそうであれば良いと思うが、まぁ、有り得ない話だろうか。
近頃、オレは学習に精を出している。自らの為の学習なので文句は言えないが、量の多さに辟易とさせられているのだよ。熟しても熟しても次々と増えていくその量に頭が痛い。
それと同時に、近頃中々恋人の顔を見る事が出来ない。オレの生活リズムに変化があり、全くの朝型になってしまった所為もあるのだと思うが、アイツはどうも忙しなくしている様だ。
中々声を聞くこともない日々は、正直嬉しいとは言えないものであるが、恋人の帰宅時、常に多くの愛情で恋人を包み込める様、毎日自らを磨き過ごしていたい。寂しさにばかり気を取られていては、きっと再会の時に後悔するだろう。
恋人との時間を欲しながら随分その機会を得られないまま来てしまった事は悔やまれるが、今は待つ時期なのだろうと理解し帰りを待ちたいと思う。オレが待たせる側であった時、アイツが変わらぬ愛情と信頼で出迎えてくれたように。
まぁ、待つばかりも性に合わない。たまには恋人という立場を利用し、アイツの目を、意識を少しだけでも奪いたいと思う。長くアイツと触れ合えていないので、どうも焦れる恋心を持て余し気味だ。
手紙でも認めて送り付けてみようか。或いは眠るアイツに口付けるのも悪くないが、キスならば起きている恋人としたい。アイツの帰宅を待てればそれも苦労はないのかもしれないが、帰宅の遅いアイツを待てるかどうか。
今晩ももう頭の回らない程眠い。最近は十時には就寝し、早朝に起きる生活である為夜に起きていられず、まるで年寄りか子どもの様だ。
これを改善する為には起床時間をずらさなくてはならないのだろうが、それは今のオレには不可能なので悩ましい。睡眠時間を減らせば健康に支障を来すだろう。
本当に、眠らずとも健康でいられる体が欲しいものだ。
学習に時間を取り、アイツと中々ゆっくり過ごせていない事もあり、この日記からも遠ざかっていたがしかし、折角始めた日記だ。また、学習の合間にも日記を付ける習慣をつけられる様に努めたいと思う。無理はしないが、少しの努力もせずに諦めたくはないのだよ。
日々募っては淡く溶けてしまう恋人への恋慕、言葉、その儚い気持ちを僅かにも残しておけるように、出来る限り言葉を紡ぎたい。
今日も変わりない笑顔がそこにあると良い。愛しているのだよ、馬鹿め。きっと良い夢を見ろ。おやすみ。
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8 :
緑間真太郎
2018/06/09(土) 00:47
夜分、眠ってしまう前、夜中に目が覚めた時。恋人は帰宅出来ているだろうかと思う。
こちらも日中努めて帰宅する頃にはそれなりに疲労感を抱いているのですぐに寝てしまう事も、よくよく理解しているのだよ。オレも近頃寝付きが良いので深夜まで起きていられないのだが、それでも、矢張り顔が見たい。
好きだと思う気持ちも、会いたいという気持ちも理屈ではないな。今晩も酷く、会いたかった。
おやすみ、きっとお前が心地良い眠りに包まれています様に。
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9 :
緑間真太郎
2018/06/17(日) 20:44
眩しく暖かい日差しのあった日中と異なり、夜分には随分と涼しい風が吹いていて肌寒い。真っ黒な空に浮かぶ星は涼やかな空気の為か、何とはなしに寂しそうに見えた。
この場所の閉鎖を知ったのは、恋人からの報せを受けての事だ。話を聞いた時には随分と驚いたのだよ。この場所がなくなるだなんて考えた事もなかった。
長い間、この場所には世話になっている様に思う。頻繁に訪れる訳ではなかったが、素晴らしい縁を、大切な思い出をもらった。
今では声を掛けることが叶わない相手もいるが、言葉を交わした奴らの事はきっと忘れないだろう。
暖かな思いを交わした者。情けを掛けてもらった者。様々な相手と知り合い、とても貴重な時間を過ごす事が出来た事。
この場所を提供してくれていた方へ大きな感謝を。そして知り合った全ての相手に感謝を。この様な場所からではあるが、伝えてさせてもらうのだよ。
さて、もうこの場所も最後の時が近付いているという事に加え、恋人には既にこの日記が知られてしまっていた様なので、こちらでも名前で呼ばせてもらおうか。
高尾。高尾和成。
名を呼んだのだからこちらを向くのだよ。返事は一度でいい。
お前と出会った場所がもうすぐになくなってしまうだろう。この日記ももうすぐなくなってしまうという事だ。
日々の忙しなさにかまけて成し得なかった事を、少しずつ熟していければと思う。後悔の残る最後にはしたくないからな。
高尾。いつだってお前の前に出ると、込み上げる言葉の波に呑まれて様々が消え去ってしまうが、本当に伝えたい事はいつも伝えられる言葉よりずっと多いのだよ。
今だって、そうだ。
お前に会えない時間が嫌いな訳ではない。それなのに近頃これ程に胸が騒ぐのは、満たされないと苦しいのは、お前に心から触れられていると思う機会がないからなのだろう。待ての出来ない、賢い犬よりも愚かな心だ。不平不満がある訳ではない、ただ恋しい。お前に会いたい。触れたい。声を聞きたい。些細なことや、下らないことをお前の言葉で耳にして、オレの言葉でお前の頭を満たしたい。そうして傍にいて、互いで満ちた体を寄せ合いひとつになれればどれ程幸せだろうか。時間のないことを嘆いていても仕方のない事だが、渇望する心は制することなど到底出来そうにない。愛してる。愛している、とは、本当に我儘で、自分勝手なものだな。高尾、今すぐお前を抱き締めたい。この見るに堪えない感情は、お前の言葉に、身体に、心に触れる事で浄化されるのだろうから。酷く悩ましいこの様な時間を、お前に知らせたくもあり、知らせたくないとも感じる。会う度に愛しい、いつものお前。嘆き悲しむ時間をお前と過ごせる貴重な時間にあてがうくらいなら、一人で抱き潰してしまう方がいい。だから会えた時にはきっと、
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