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┗1082.Without noticing.(背透/R20)(1-5/9)
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1 :
緑間真太郎
2018/05/07(月) 21:07
それなのに酷く知覚的な愛。
気侭更新/惚気/微背透/R20
for my sweet raccoon-dog.
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2 :
緑間真太郎
2018/05/07(月) 22:28
アイツのいない間に。
埋める手段を他に持たない訳ではないが、以前に勧められた事があったなと思い返してそのまま筆を執っている。
近頃、アイツにはこことは異なる場所で言葉を綴ると宣言していたので約束を違えた事にならないかと僅かばかりの懸念はあるが、こうして紡ぐ言葉もいつかの時にアイツの目に触れるだろう。報告が先か、指摘を受けるのが先か、恐らく後者ではないかと思うがどうだろうな。
この場所を教えるつもりがあまりない、かと言ってひた隠しにしたい訳でもない。気持ちを雄弁に語るあの眼差しは機能面でも優秀なのだろうか、果たして。
こんな風に日記を書くのは何時振りになるだろう。真新しい日記帳を手にし、学習机へ向かったあの日。そのさらさらとした手触りを楽しみながら頁を埋める行為自体が好きだった。
だが長続きはしない。紙に向かう時間は日記帳にではなく小説に割り当てられる様になり、日々の記録を言葉に落とし込む時には紙面に書き起こさず他者に口語で伝えるばかりとなるからだ。
書く楽しみは知っているものの、自身の記録を残して読み返す事に意義を感じられなかった。日記を書く事にはメリットがあるのだとされている事は知っているが、それはゴーヤが健康に良いとされている事を知りながら食べない事と少しだけ似ている。
…オレはあの食べ物が苦手なのだよ。あの苦味では敢えて食べようという気にはなれない。
アイツはゴーヤを食べるだろうか。あまりイメージにはないが、もし食べるのなら今後オレの皿に乗せられたゴーヤの良い行き場となるだろう。
話が逸れてしまった。
つまりは、どの様に記すのが日記として適当なのかという事を考えているのだよ。明確な答えはないのだろうが、指針は必要だろう。
まず、語り掛けるような文面になっているが誰に向けたものなのか。未来の自分か、見知らぬ他人か、或いはいつかここを見るだろうアイツにか。
他人に語り掛けるのも不自然に思えるが、未来の自分というのも漠然とだが気持ちが悪いな。仕方がない、妥協案として未来の自分を見知らぬ他人と捉えて語り掛ける事としよう。
しかし、そうして今の心境、状況を書き記したものを一体誰が読むのか。需要はどこに。
無価値に思えてならないが、自らの為に良いという何処かで聞いた日記のメリットをそろそろ確かめてみるのも良いだろう。ゴーヤと違って日記を書く行為自体には親しみと楽しさがある。
……あまりにゴーヤばかりを責めていては可哀想に思うので敢えて言うが、オレはパクチーも好かん。アレは匂いだけでもう駄目なのだよ。
パクチーを美味しく食べられるという者は本当に凄い。味覚というものはこれ程に個人差があるものなのだなと体感させられる良い実例だと思うのだよ。
オレは日記というものに親しみがないので、日常では国語の宿題にある小論文、意見文など、堅いというのか、目的のある文章しか書く事がない。
それ故こうして自分の事について、或いは自分の周囲の事について、自由に文章で語るというのは難しいものだ。少しずつ慣れていくしかないだろう。
日記の内容としては日常的な記録、そして恋人であるアイツの話を主に綴る予定だ。
愛しいあの馬鹿。
今日もお前がどうか、無事に帰宅出来ます様に。
00:08/追記 今晩はもう寝てしまわなくてはならないのだよ。残念ながらアイツの帰りは待てなかった。今日も努めて動き回っていただろうアイツが、きっと無事に帰宅し、ベットで休める事を願う。おやすみ、今日もお前の事を愛している。
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3 :
緑間真太郎
2018/05/09(水) 00:39
室内に雨音が響いている。それもとても強く。
少し前には長袖を着ていられない程気温が高くなっていたというのに、近頃には上着がなくては寒い様な日が多い様に感じられる。
今日も肌寒い日であった。途中途中、自らの運動の具合では暑いと感じる事もあったが外気は常に涼しいと感じられる程の温度だった様に思う。
…余談だが室内の空調は一体誰が決めて温度調節をしているのだろうか。皆が集まる場での空調は概ね適切であるとは言いがたい温度設定である様に思うのだよ。空調の責任者というものは一様に暑さ、寒さに敏感な者なのだろうか。周りの声を聞いてみても空調の為過剰に暑かった、寒かった、と適切でないという意見が多い様に思うのだが。
まぁ、様々な理由から導き出された適切と思われる温度設定であるのだろうと推測するが、それでも不思議でならない。
空調の不思議について、アイツも似た様な事を言っていたなと思い出す。アレは寒いので軽く羽織る事の出来る上着をロッカーに入れたままにしているのだと言っていた。
他人に自らの都合を押し付けず、自らの健康を守るその行動は良いものだと素直に褒めてやってもいいのだよ。冷房も必要な者には必要なのだろうが、体を冷やす事がない様に願う。
しかし、寒さに震えているアイツを想像するに、中々愛らしいと思えない事もないので、また冬が巡ってきた折にはそうして寒がる姿を見たいと思う。
勿論見るばかりではなくその後には出来る限りを尽くして暖めてやるのだよ。恋人の不調を見て喜ぶ性癖はオレにはない。
さて、話を戻して、現在。オレは自室で机に向かっていたのだが、意識の切れ間に入り込む音があった。窓の外、地面を濡らす静かな雨音だ。
それまでは気が付かず無音であると思っていたのだが、一度認識してしまえば耳につく。静かな雨音は次第にその音を大きくしていった。どうやら雨脚も強まってきたらしい。
こんな風に雨が降っていると知覚して、それに触発されてか肌寒さを覚えて、不安定な気候に春らしいを感じると共にそれを伝えたいと脳内で溢れる言葉があった。
言葉の向かう先は、勿論胸に住み着くアイツに。
だからこうして日記を書きに来たのだよ。それまで取り掛かっていた作業は未だ完結していないというのに、ふとした日常に潜むアイツの影が憎らしく愛しい。
(一頁に収まりきらなかった様なので頁を跨ぎ、二枚を一枚分とする。)
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4 :
緑間真太郎
2018/05/09(水) 00:43
(以降、前頁続きより)
そう言えば、二頁目では恋人の紹介を入れておくつもりだったのだが、適切な表現が思い付かないので困っている。仕方ないので思い付くまま書き記してしまおうと思うのだよ。
恋人。
性別、男性。同い年。
身長は低い。低いが平均的な身長よりは高い様だ。体重は平均値、やや痩せ気味に寄っているとは主観的な意見なのだよ。どうも身体付きが薄い様に感じられる。
髪には艶がある、健康的で良い。
視力、聴力共に良好。造形として顔立ちの評価を下すのは難しいが、平均的で愛嬌のある顔立ちをしていると思う。大口を開けて笑う姿は見苦しいが、笑顔は悪くない。
声量があるのとは異なると思うが、良く通る様な聞こえやすい声をしている。発音も明瞭。しかしながら大抵の場合口数が多いので喧しい。笑い声が煩い。
しかし夜間、眠気の強い時には口数が減り、発音も不明瞭になる。頭が回らないらしい。これについては、オレと二人きりで過ごす場合、という限定条件が付いているなら嬉しく思うが、確かめた事がないので不明。
前向きである。そうあろうと努めている部分もあるのかもしれないが、少なくとも卑屈ではない。
やや繊細な部分がある様に思う。思わぬ所まで考えている事もあるが、反対にこちらが考え過ぎていた場合もあるので条件に寄るのだろう。
……恋人を紹介したい気持ちはあるが、可愛い所は独り占めしておきたい気持ちもある。連ねる項目が増えると次第に内面の愛らしさを記す事になるので少しばかり抵抗があるのだよ。
まぁ、読者は未来の自分と仮定しているので続けよう。
短な言葉を用いていても気持ちが伝わる。とても顕著に表情や声音から感情が伝わってくるので、そうした時アイツはオレに甘えているのだなと思えて愛らしい。
名前を呼ぶと照れる。可愛らしいので常々名を呼び付けてやりたいのだが、その面映ゆい心地に慣れたくないらしく、あまり頻繁には呼ばないでほしいと柔らかく懇願されているのだよ。とても可愛い。
性交においてタチ側に属していた様だが、オレ達は互いにタチ側でありオレが全くネコの立場を受け入れられない為、恋人にはネコの立場を引き受けてもらっている。
触れられる事自体は初めてだという事はないだろうが、それにしても反応や喘ぎ声が可愛い。思い出す度早く抱きたいと欲が出るが、挿入に関しては未経験との事なので強引にせず大切にしたい。
オレはそうした行為について積極的であると自覚があるが、感情を大切にしている事をアイツはきちんと汲み取ってくれるのでそこもとても好ましい。
アイツの事を書き連ねていくと切りがないな。時間的にも今日はこの辺りで締めておこう。
今日もアイツの帰りは遅い様だ。眠気が抜けないと零していたので身体を酷使し過ぎていないか、頑張りも限度を越してしまうのではないかと心配だが、どうにか切り抜けて無事に帰宅してくれる事を願うばかりなのだよ。
愛しいお前。今日もお前を想っていた。
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5 :
緑間真太郎
2018/05/11(金) 07:20
ほんのりと身体を包む眠気。ほんのりという表現ながらそれは如実に思考を鈍らせる。
実に眠い。物凄く眠い。
今こうして日記を綴る最中にも眠りに落ちてしまいそうな程だ。勿論それは、布団に潜り込んでいる為かもしれないが。暖かいという環境では安易に眠くなる。
毎日続けなければならない理由も制限もないのだが、出来る限り感覚を開けず毎日思う事を綴りたいと思う。
…と、この文章を途中まで書いた所で眠ってしまっていたのだよ。
いつもならば起きていられただろう時間に恋人から声が掛かっていた。返事が出来なかった事が悔やまれる。何故起きていられなかったのか。
一先ず、今朝も支度をしなくてはなるまい。おは朝も見る。朝の時間はとても貴重だ。優先順位の高いものが多いからか。
時間が足りないとは恋人も頻繁に口にする事だが、オレも本当にそう思う。時間と何かが交換出来るなら交換したい気持ちなのだよ。忙しない日々で次々生まれるタスクが積み重なっていく。
だが、何となら時間を交換しても良いのか分からないものだな。この両腕に抱えるもので、差し出せるものなど恐らく何もない。
そう思える事は悪くないのだよ。それでは時間を手に入れられないのだが。
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