★★★
小説並みに長々と綴った文章を無意識の内に伸ばした指先一本で瞬時にデリートしてしまう。度々発動するオレの身体のこの謎機能に名前を付けるとしたら、何がいいかな。大喜利は苦手なんだけど。
自画自賛って程でもないけど、頭の回転はそこまで遅くはないはず。…そう、眠くない限りは。愛してやまない例の子犬についてありったけの好きな所を書き出してやろうと目論んでいたのに、今日の脳味噌のご機嫌といったら。露骨によろしくないらしい。
パテのつなぎが見付からないから、また今度。
アイツは無事に帰り着けたのかな。
今日も一日恋しくて胸が詰まりそうだった。顔が見たくて、声が聞きたくて。お前を想うだけで、こう、………、…童貞か。