スレ一覧
┗1105.STARLESS NIGHT(4-8/8)

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4 :氷室辰也
2018/06/18(月) 23:33



★★★


あぁ、喜んで貰えてよかったよ。
お前が日記なんていうワードを出さずに書き始めていたら思う通りの筋書きで事は進んだかもしれないけど、先にその話を聞いていたものだから…、うん。普通にこうするよな。サプライズっていうのは内密にコトを進めるものだと思うんだけど?本当、お前って奴は。可愛くて仕方ない。


自分らしく生きたい。それが一番の存在理由。

男である以上可愛げなんてものとは到底無縁で。アイツはオレにそういう部分を求めないし、頑固でプライドの高いオレをそれでもいいと笑って受け入れてくれる。そういうところが凄く好きだし、日々感謝もしてるんだ。
紆余曲折あった恋。オレも彼もそういった面に関して殊更慎重だったから簡単にはいかなかったし、お互い散々頭を抱えたよな。それも表に出さないで。それでも、…アイツが言っていた事だけど、こうなるのはきっと必然だった。時間の問題だろうっていうのもそれこそ抱えた頭のどこかで理解してたんだろうな、って話をよくする。互いになかなか認めたがらなかったけどね。





…さてと。
今日は何かと気疲れした一日だった。愛しい子犬の鳴き声が足りなくて、心なしか寂しい気もするけれど…そうも言ってられない。明日は来るんだ、必ずね。
ともかく、早めに寝よう。





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5 :氷室辰也
2018/06/19(火) 23:20



★★★


小説並みに長々と綴った文章を無意識の内に伸ばした指先一本で瞬時にデリートしてしまう。度々発動するオレの身体のこの謎機能に名前を付けるとしたら、何がいいかな。大喜利は苦手なんだけど。

自画自賛って程でもないけど、頭の回転はそこまで遅くはないはず。…そう、眠くない限りは。愛してやまない例の子犬についてありったけの好きな所を書き出してやろうと目論んでいたのに、今日の脳味噌のご機嫌といったら。露骨によろしくないらしい。
パテのつなぎが見付からないから、また今度。




アイツは無事に帰り着けたのかな。
今日も一日恋しくて胸が詰まりそうだった。顔が見たくて、声が聞きたくて。お前を想うだけで、こう、………、…童貞か。




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6 :氷室辰也
2018/06/21(木) 11:52



★★★


そういう事をする夢を見て朝目が覚めたら実際にアイツが馬乗りになっていた件。

欲情するタイミングまで一緒だなんて。オレとお前はもしかすると元は一つの身体から分裂した二つの個体なんじゃないか、…とか、よく分からないオカルトチックな考察に思考を張り巡らせてしまう。細かくは書かないけど、オレ達の場合こういう偶然の一致があまりにも多過ぎやしないか。
しかしそれにしては色々と、…もう少し、分散してくれても良かったんじゃないかな。神様。体格や、才能を、全て向こうにやってしまうから。そんなのあんまりだ。
…なんて、勿論ジョークだけど。実際の所自分の生まれ持った力を余所の所為にして落ち着きたくはないし、それを認めてしまえば多分そこまでだ。オレはまだ限界なんて感じてない、諦めの悪さには定評があるものでね。
それに、一番始めにアイツに惚れたのはプレイヤーとしての才能にだったから。それが無ければそもそも今の関係なんて在りもしなかった。



神様、感謝します。大切なあの子に無限の可能性と、バスケットボールを与えて下さった事。










(オレはなんの話をしているんだろう?)




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7 :氷室辰也
2018/06/22(金) 19:52



★★★


怖いと思うものは全部取り払ってやりたい。
そのために出来る事があるなら、オレは何だってするよ。




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8 :氷室辰也
2018/06/27(水) 13:53



★★★


アツシは多分少し誤解してる。

オレはそんなに出来た人間じゃないんだよ。嫌なものは嫌だし、理不尽だって感じた事は飲み込まず立ち向かう。好きな事に関しては拘りも強いし、諦めも悪くて。少なくとも本心は温厚な方だとは言えないと思う。事実アイツにだって手を上げてしまったしね。…暴力はダメだと分かってはいるんだ、これでも。ただ、…反射反応?っていうのかな。うん。これに関しての言い訳はここまでにする。

けれど、…正当化する訳じゃないけど、きっとそれが人間なんだよ。綺麗な部分ばっかりを表に貼り付けて生き続ける事なんて出来やしない。
そりゃあ男である以上、好きな子の前では格好付けたい。それはよく分かるし、これだけ言ってるオレだってとんでもなくいい格好しいだ。それでもアイツは試合で抜かれて歯を食いしばるオレの姿を知ってるし、オレもアイツの眉間に皺が刻まれる瞬間を間近で見てきた。つまりはさ、ちょっと格好悪いところなんてもうとっくに知ってるって事。不細工な顔だって愛しいんだよ。
ここまでは曝け出せる、これ以上は無理。パーソナルスペースの線引きは人それぞれで、誰しも踏み込まれたくない領域を持っている。オレはそこに無理に足を踏み入れたり荒らしたりする事は絶対にしたくないけど、ただアイツが手を伸ばそうかどうか迷っているなら間違いなくその腕を掴んで引き寄せると思う。そして掴んだ手は離さない。
アツシ。無理に笑わなくていいし、もっともっと我儘でいいんだよ。そもそも場の空気を読み過ぎるお前なんてオレは嫌だ。年上には遠慮なく甘えて、手を焼かせればいいじゃないか。お前にはオレがいるし、その資格だってあるんだから。



それが、伝わるといいな。




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