スレ一覧
┗651.自サイトにUPした小説があまり相手にされないので、こっそりここに書いてみる。
下|前|次|
1-|
更新|
スレ検索|
書|
新
1 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:32:16 ???
まずは全力で下げる。
・書き込みする人がいてくれると嬉しいけど、sitaもしくはSageで頼む。
・本編は
>>14からどぇす。
(111.86.143.14)
[
削除][
編集][
コピー]
2 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:32:49 ???
さげ
(111.86.143.12)
[
削除][
編集][
コピー]
3 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:33:11 ???
下げ
(111.86.143.7)
[
削除][
編集][
コピー]
4 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:33:57 ???
下げえ!
(111.86.143.16)
[
削除][
編集][
コピー]
5 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:34:24 ???
Sage
(111.86.143.16)
[
削除][
編集][
コピー]
6 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:34:47 ???
したあッ
(111.86.143.16)
[
削除][
編集][
コピー]
7 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:35:13 ???
もっと下げる
(111.86.143.6)
[
削除][
編集][
コピー]
8 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:35:45 ???
潜る
(111.86.143.16)
[
削除][
編集][
コピー]
9 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:36:11 ???
さらに潜る
(111.86.143.16)
[
削除][
編集][
コピー]
10 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:37:05 ???
次から始めてみる。
(111.86.143.16)
[
削除][
編集][
コピー]
11 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:37:51 ???
やっぱりもうちょいさげる
(111.86.143.16)
[
削除][
編集][
コピー]
12 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 11:38:46 ???
今度こそ次から始めてみる。
(111.86.143.12)
[
削除][
編集][
コピー]
13 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 13:43:02 ???
わくてか
(118.159.133.198)
[
削除][
編集][
コピー]
14 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 14:01:44 ???
>>13どうも。
あまり期待しないでほしい(汗)
――――――――――
【イヴの夜の奇跡】
夜中。
駅前の公園。
雪がちらついている。
人けはない。
時計台のもとに、3人がけのベンチがある。
そのベンチの右端と左端の席に、1人の女と1人の男が座っていた。
真ん中の席には、袋が2つ、置かれている。
1つは女のもので、もう1つは男のものだ。
この2つの袋は、偶然にも同じデザインをしていた。
男女はお互いに相手を知らない。見知らぬ者同士だ。
見知らぬ男女が持つ、同じデザインの袋。
この偶然が、ちょっとした騒動を巻き起こす。
(111.86.143.9)
[
削除][
編集][
コピー]
15 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 15:38:49 ???
男は、携帯電話で話をしている。
「よう小川。俺だ、渡瀬だ」
口元に手をあて、声を押さえている。
「拳銃を手に入れた。早く取りに来い。え? 大丈夫だ。拳銃はデパートの袋に入れてある」
話しながら、男……渡瀬は、ベンチの真ん中の席に置いてある袋をちらりと見た。そしてさらに言葉をつづける。
「デパートの袋だ。中身が拳銃だなんてバレやしない。女が1人いるが、大丈夫だ。こっちのことなんて気にしてないようだ。それより早く来い。待ってるぞ」
※
一方、女の方も携帯電話で話しをしていた。
「もしもし。あ、私。百合子だよ。もう駅前にいるんだけど、石田くんは、今どこにいるの? え? あ、そう。じゃ、待ってるね。今日はクリスマスイヴでしょ? だから、プレゼントを用意してあるんだ。楽しみにしててね」
話しながら、女……百合子は、ベンチの真ん中の席に置いてある袋をちらりと見た。
「じゃ、待ってるから」
百合子はそう言って電話をきった。
「私の編んだマフラー、気に入ってくれるといいな」
百合子は独り言をつぶやいた。
それから、すぐのことだった。
(111.86.143.12)
[
削除][
編集][
コピー]
16 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 15:42:41 ???
1人の青年が、百合子のもとへ駆け寄ってきた。
「ごめん、ごめん。待たせちゃったね」
青年は申し訳なさそうに、人差し指で頭をかく。
百合子はベンチから立ち上がると、「ぜんぜん」と言って頭を横に振った。
「それより石田くん、今日はプレゼントがあるの」
百合子は、ベンチの真ん中の席に置いてあった袋を取ると、それを石田の胸に押しつけた。
「これ、受け取って!」
「え? ありがとう」
石田は若干狼狽しつつ、その袋を受け取った。
「中、見てもいい?」
「うん、いいよ」
百合子は恥ずかしそうに身をしならせながら、石田に背中を向けた。
石田は袋の中に手を入れ、中身を取り出す。
取り出されたものは……。
拳銃だった。
石田はすぐさま、拳銃を袋の中に戻した。
「ねえ、どう?」
背中を向けていた百合子は、振り返って石田の顔をみた。
(111.86.143.15)
[
削除][
編集][
コピー]
17 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 15:45:21 ???
「え? あ、あの」
石田はこわばった笑みを浮かべる。
「あのさ、これ、どうしたの?」
「私が作ったんだよ」
「作った? 君が? これを?」
「そうだよ。けっこうスゴいでしょ、私」
「スゴすぎるよ。ホントに作ったの?」
「うん」
「どうやって?」
「一生懸命」
「そういう意味じゃなくて……。でも、無理だろ。作り方知ってる人なんて、そんなにいないし、部品だって手に入らないだろ?」
「部品じゃなくて、素材っていうんだよ。素材は雑貨屋さんに行けばあるし」
「え!?」
「作り方はお母さんに教わったんだよ」
「は!? お母さん?」
「うん。学校でも習ったけどね」
「どこの学校だよ! 教えないよ学校でなんて」
(111.86.143.12)
[
削除][
編集][
コピー]
18 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 15:50:45 ???
「そうかな? 家庭科の時間にみんなで作ってたけど……あ、石田くんは男子だから、別のものを作ってたのかもね」
「男子も女子も関係ないって! 教えないよ、そんなの」
「そんなことないよ」
「どんな環境で育ったんだよ」
「どんなって。普通だよ。それより石田くん。せっかく作ったんだから、さっそく着けてみてよ」
「無理だよ!」
石田は、持っている袋を百合子に押しつけた。
「なんで?」
百合子は、押しつけられた袋を、ふくれっ面で押し返す。
「なんでって、まずいだろ、さすがに」
「まずい? なんで? ……あ」
百合子はいたずらっぽい笑みを浮かべ、「分かった」と言った。
「恥ずかしいんでしょ。私とおそろいなのが」
「おそろい?」
「そう。いま私が着けてるのと、同じデザインにしたんだよ。それ」
「きみも今、着けてんのか!?」
「うん。ほら、見てよ」
百合子は顎をあげ、首に巻いているマフラーを石田に見せた。
「そんなところに?」
石田は覗き込むように、百合子の首もとを見る。
(111.86.143.12)
[
削除][
編集][
コピー]
19 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 15:52:58 ???
「どこ?」
「どこって、ほら、これ」
百合子はマフラーをつまむ。
「その中に、隠してるのか?」
「隠すってなによ。堂々と見せてるでしょ」
「どこに? 分からないなあ」
「なんでよ。とにかく、ほら、着けてよ。今どきペアルックなんて流行らないと思うけど、2人でこれ着けて、街の中歩きたいな」
「絶対捕まるぞ」
「この前見つけた宝石店にも行ってみたい!」
「大パニックだよ! そんな所に行ったら!」
俺はごめんだからな……と石田は、百合子の腕を引っ張り、その腕に無理やり袋を抱かせた。
「とにかく、もう警察に行こう。俺もいっしょに行ってあげるから」
「嫌だよ! なんで警察なんて!」
「きみが行かないなら、俺が警察を呼んでくる!」
「待って!」
百合子は石田を呼びとめたが、石田は振り返らなかった。
「何がいけなかったのかな?」
百合子は独り言をつぶやきながら、袋の中をのぞく。
「え!?」
(111.86.143.16)
[
削除][
編集][
コピー]
20 :
nipper774さん
投稿日:12/11/25 15:54:45 ???
百合子は袋の中身を取り出した。
拳銃だった。
※
一方。
男……渡瀬のもとにも、1人の青年が駆けつけていた。
「すみません、渡瀬さん。遅れちゃって」
駆けつけて来た青年は、息を切らせながら頭をさげた。
「遅えよ」
渡瀬はベンチから立ち上がると、頭をさげる青年を見おろして声を荒げた。
「すみません」
「まあ、いい。それより小川」
「はい」
青年……小川は頭をあげた。
「俺がお前を雇った理由は分かってるよな?」
「はい。私の、拳銃の腕を見込んでいただいたからです」
「その通りだ。お前が拳銃を使えば、ウチの組に敵対する邪魔者を、確実に暗殺できる。だから雇った。それでな、さっそく、お前の腕を借りるときが来たんだよ」
「ホントですか」
「ああ。まずはこれを見ろ」
渡瀬は、ベンチの真ん中の席に置いてあった袋を取ると、それを小川の胸に押しつけた。
小川はそれを受け取る。
「中身を確認しろ」
渡瀬はまわりに視線を配りながら、そう言った。小川の方は見ていない。
「はい」
小川は袋の中に手を入れ、中身を取り出す。
取り出されたものは……。
マフラーだった。
小川は訝しげに首をひねると、とりあえずマフラーを袋の中に戻した。
(111.86.143.13)
[
削除][
編集][
コピー]
21 :
nipper774さん
投稿日:12/11/26 07:56:05 ???
続きまだー?
(202.229.177.37)
[
削除][
編集][
コピー]
上|前|次|
1-|
更新|
スレ検索|
書|
新
[
設定]
TOTAL:2276621 TODAY:124 YESTE:4 ROM:5