bur・i・al - 覚書帳

綴一覧
┗1153.bur・i・al(91-95/108)

91 :日番谷冬獅郎
2011/03/02（水）05:36:11

想う奴には想われず、そうじゃ無え奴からは想われる、なんざ、

無駄、だとは謂わねえが、剰りにも遠回りし過ぎじゃ無えのか。
回り道し過ぎて、何処に戻るのか解らなくなった迷子状態と謂えば聞こえは良いが、てめえを見失っただけの事じゃ無えか。
…笑えねえ。

周りに倣って飾る事も彩る事もせず、移り変わりに取り残された感を懐いたとしても。
変える気が起きねえのは、単に天の邪鬼が故の思考か否か。

不変なもの等無く、喩え其れを頭の中では理解して居るとしても、掌から零れ落ちる未来が視える様な気がして固く握り籠める指先が、何時しか緩んだ瞬間には心の色も変わって居た。
謂い聞かせるだけで、何とか出来ると思って居たてめえの浅はかさ。
残って居たてめえの言の葉に、共感出来たのは思って居た程少なくは無かった。てめえの根底のブレが少ねえ証拠だと自己分析。
果たして其れは良い事なのか、宜しくねえ事なのか。現状を見ても正確な判断を下す事は、非常に難しい。

応えねえ、て事は。
総てを覆したからだ。
恐らくもう、鱗翅も届かねえんだろうと思えば、何時迄も籠に入れて置く意味も無え。
誤解を招きそうな謂い方だが、実際の処、哀しくは、無い。
この世界に於ける喜怒哀楽の殆どは、昔に比べれば起伏が無くなった。漸く少し回復して来たらしいと、最近やっとまともに感じられる様になった、現状。故に『ヒト』として普通に感じる罪悪や懐かしさといったモノは元々有るが、情に纏わるものは未だ未だ不安定で暴走し兼ねねえのは、一隊を預かる長としては一部分が欠落した儘の不完全体で非常に申し訳無え限り。

皮肉にも、一番毛嫌いする性質に其れ等を引き出された事は、かなりの不覚。
身が持たねえと予測は出来るのに、其れが『生』に繋がる最悪な癖。
と、溜め息混じりに零した処で、此処でも矢張変わらねえてめえの根底に、唾を吐きたくなるのが本音。
だが、俺の記憶に在る奴が、今も未だ蠢くこの世界こそが俺の中の不変であり基盤なんだと、確信したのはもう随分と前の話で今更だ。
最早開き直るしか無え、てハナシ。

そういう訳で。
偶には気合い入れて動いてみようぜ。
予定通り、なァ？

ところで。
何年経ったんだ？

.

[返信][削除][編集]

92 :黒崎一護
2011/03/18（金）08:06:10

.

何だかんだで、お流れになっちまってる。
あんたの今度の休みは何時だ。
と訊いた処で、予定を組んで貰った時に限って寝てる俺。
…どうなんだよ。

そんな反面、久々に生微温ィゼリーの中にどっぷりだ。

思い出す迄に暫く掛かりそうな予感…の前に、俺が羞恥で軽く逝けんな、コリャ。

何時もよりも余計に
感じてたいのも、
触れてたいのも。
こんな時だからこそ。

喪う、怖さ。

未だ未だあの時の俺には届かねえ、全然遠い程度でしか無えけど。

其れよりも。
一人が良いと嘯いて、相変わらず変なモンを連れて来んのは、そろそろ止めねえか。
否、解るぜ。
解るんだけどよ。
最近じゃ段々面倒な事になって来てんだろ。
『アレ』と同類な気がするのは、全く以て今更だよな。

そんな訳で、また夜中とか明け方とかに、迷惑電話で泣き付いたら悪りィ！

…て、冬獅郎の代わりに俺から謝っとくな。

ゴメン。

.

[返信][削除][編集]

93 :日番谷冬獅郎
2011/05/14（土）07:55:58

で、あの鱗翅が飛んで来たと謂う訳か。

別に、本能に逆らって迄見ねえ様にする必要は無えな。恋しいなら恋しいと、手を伸ばせば良い。躊躇うなら、未だ時期じゃ無え、てだけだろ。

お前は何時も、仕舞い込む。
お陰で真意は掴めねえ儘が殆どな上に、俺が気付くのも遅い。

…莫迦野郎(八つ当たり)

其れはそうと。

昔は重く深く思えたアレが、今は下らねえモンに見えた。
逆も然りな可能性は否めねえ、て事か。
…成程な。

世界が変わったのか、俺が変わったのか。
恐らく両方なんだろう。
其の事実に哀悼の如き痛みを覚えるだけの執着みてえな類いは、未だ微かに俺の奥底に残って居たらしい。
残念だ、と。
心底そう思った。
が、同時に失笑が洩れたのも、また事実。

お前の厭う彼奴は物解りが非常に悪く、つい先日も懲罰を与えた処だが、紙一重の部分を素直に受け入れてる辺りは認めて遣っても良いんじゃ無えか？
一見混同としか思えねえ様な理不尽な条件も、今後も変わらず本気で貫くつもりらしいぜ。
多少は現実を学べと謂いてえ処だが、どうせなら知らねえ儘でも良いと思うに当たり、俺も既に相当な処迄毒されて居るらしい。
お陰で松本の小言が煩えったら無え。

隔たりが無えからこその、重みと狂気。

お前も知ってる筈だ。

愚かな頭は繰り返す。
痛み以上の陶酔を求めるが故に、隠された慾を際限無く引き摺り出そうと手持ちの符を吟味する。
直ぐに戻れると豪語した処で、精神に直接徹底的に叩き込まれ最下層迄引っ張り込まれた曉に、果たして同じ科白が吐けるのか否か。
理性は何処迄偽りで取り繕えるモンなのか、見物だとは思わねえか。

俺達には解らねえ側の、精神世界だけに。

俺と彼奴は、どちらがより倖せだと思える術を知ってるんだろうな。

.

[返信][削除][編集]

94 :黒崎一護
2011/11/26（土）06:31:46

　

後悔する事は多々ある。
ちょっと前の俺の行動なんかも、其の類いだ。
…多分。

別に本当に拘ってねえモンでも、目の前で改めて否定されんのは何つーか…言葉が出ねえ。
嗚呼、そうかそうだったのか、と。いちばん嫌う『其の程度』でしか無かったんだと、何の接点も無え処で思い知らされんのは、虚しさしか残らねえんだなと今更ながらに実感した。
今回ばかりは今後に活かせるんじゃねえか、て程には心が覚えた。
…筈、だ。
ダチ曰く、俺は自分から突っ込んでく傾向にあるらしいから可能性は零じゃねえけど、其れでももう二度と要らねえなと思えただけでも、多少は変わるんじゃねえか。
無理かも知れねえけど、今はそう思いたいだろ。
と、自分自身に云って聞かせてる段階で半分以上駄目駄目じゃねーのか。
…煩え。放っとけ。

つーか、もう11月も終わりだ。早ェ…。俺の一年て、どうだったんだ、今年。
色々考えてた事もあんのに、全然実行出来ずに終わりそうな気ィする。
否、実際其の通りになるだろうけど。
解ってんだよ。
『忙しい』のが云い訳でしかねえのも、其れでも忙しいと後回しにしちまうのが現状だってのも。

其れより、此処迄つらつら書いててずっと思ってたんだけど。
誰だ？
いやいやいやいや、
俺だよ俺だろ。
唯、そう思ってんのは自分ばっか、て気が。
ちょっと遣り直さねえと駄目だ、俺。

で、何で俺はこういう沈んだ中身ばっか置いてくのかとか思うには思っても思うだけで、頭ん中では別に大した事無えのに文字に置き換えると妙にディープだったりすんのは、最早一生直らねー癖みてえなモンだな！(キラッ☆)
すんませ…。

置き換えでふと思ったけど、違う処に住んでる彼奴を置き換えたら冬獅郎辺りだろうな。
…譲らねえけど。

色々考えても、やっぱあの時を境に気持ちが動かなくなった。
一度だけ、一人余所で遭遇した奴以外は、奥底が震わない儘終わってばっかで、結局俺はどうしたいんだろう。
今だって、あの時程の嵐なんか起こせて無えんだよ。
約束や願いだけが先走って、本当の気持ちなんか掴めねえ儘夢だけが膨らんでく。
だからって厭だって訳じゃ無くて、これで良いのか、ていう罪悪にも似た漠然とした不安。
激しいばっかが良いんじゃねえんだ。振り幅が無くなった事が良くねえと思うだけで。

.

[返信][削除][編集]

95 :日番谷冬獅郎
2012/04/16（月）10:34:24

　

零、だ。

イコール『無』とはまるで別物の其れは、『一から始めよう』的なモノでも無え。

存在自体は在る。
但し、象が無え。

空白の数年は、恐らくは思うより早くに埋まる。
自惚れでも何でも無く、短くとも濃い共有の瞬間が根底にあるからだ、てのが、てめえの認識。
別にしがみついてる訳じゃ無えが、今じゃ得難いモンの一つだ。
過去を振り返るのは、年寄りくせェ上に偲ぶばかりが善だとも思って無えから、好んでする筈も無え。

唯、礎になって居る。
俺の。
乗じて、世界の。
変わらねえのは、どう転がろうと『俺は俺』、て事だけだ。

近況としては、毎日毎日ガキのお守りで眉間の皺が増えるばかりだが、現状其れも悪くは無えな。
何だかんだで距離を置いても離れる事実は俺には無えからだ。
人夫夫。
今と為っては当然平行線を辿る話題も有るだろうが、否定する事もされる事も皆無だろう。

年月の経過は、埋める事も深める事もてめえの感情一つで幾らでも有効活用出来る。
そして、不変のモノも其処に在る。
勿論、断言するのはてめえの中でのみ。
当然じゃねえか。
俺の思考の総てが通用するのは、俺だけだ。
簡単に揺らいでる様じゃ難しいだろ、てハナシ。

零す話が無えのは、ごく普通に考えて平穏な証拠なのかも知れねえが。
其れは如何なモノか、と、てめえで思う。
生きて無え事に為り得はしねえのか。
惰性は宜しく無え。
執務を謂い訳にし過ぎな気もする。

生き甲斐、てのはかなり大袈裟だが。
其れでも以前はもっと張り合いがあった筈だ、とも。

原点回帰。
俺は、俺、だ。

.

[返信][削除][編集]

▲|前|次|1-|新|検|書|リロ

[戻る][設定][支配人の部屋]