綴一覧
┗1383.Azazel(24-28/183)
▼|
前|
次|
1-|
新|
検|
書|
リロ
24 :
ウルキオラ・シファー
2008/03/07（金）04:01:17
>墓標‐[モラトリアム]
『お前の最後の声から、如何程の月日が経過しただろう。俺は未だにお前を記憶している。豪奢に着飾った室内。穢れの無い白波を泳ぐお前。深紅の道標に従事し傅き見下ろした闇の色。一度だけ触れ合った皮膚の呼吸さえ。大層な比喩に包まれた大仰な賛辞を無下にはすまいとお前の操る言葉に憧憬を抱いた。当時の俺には何物にも代え難い事柄が在った。お前の眠りを知った其の時、俺は未だに此の身に巣喰う後悔の生誕に足許を染めた。暫くはお前と同一の名に、似通った響きを持つ言葉、有り得ぬ可能性を見出だせぬものかと脳裡に刻み込んだ記憶を反芻し続けた』
『お前の声を忘却しない為に俺は俺を忘却した。玩具と化した器をお前の餞にする夢を最期に一度だけ見た。代用の器を並べて本来の俺の断片を移植する。＿＿＿の記憶を分け与えた"俺達"は夜を闊歩し気高い闇を待ち侘びる。お前の亡き心中が譲与した俺への猶予と云う慈悲、俺は同等の月日を以て忠誠を証明する』
『玩具箱を開け、手を取りワルツを！』
『(則ち声を、生を)』
>拝啓 ＿＿様
[
返信][
削除][
編集]
25 :
ノイトラ・ジルガ
2008/03/08（土）21:57:13
どんだけ埋めても飢餓は失せねえ。それでも不思議と退屈ってのはしねえモンだった。
焦がれ続けた闇は遠かった。幾ら手を伸ばしても月に届く筈が無え事位ェ初めから理解してんだ。感覚ってのは潰す必要も無えんだな。勝手に死んでいきやがる。
てめえ等との接触、嘗ての繋がりが俺の世界に意味を齎した。それで充分だ。
>最期の挨拶
>決別の連鎖
>終焉への刃
>( KILLING )
[
返信][
削除][
編集]
26 :
nnoitra
2008/03/16（日）22:50:15
虚偽
背徳
冒涜
後悔
執着
懺悔
懐古
憧憬
未練
終幕
>Un desierto infinito
[
返信][
削除][
編集]
27 :
ノイトラ・ジルガ
2008/03/25（火）01:41:02
―――――
嘗て一度、気紛れに発した声。
遠回しの装飾で塗り固めた歪曲した言葉を皮肉にもてめえの聴覚は拾い上げやがった。
…馬鹿か、俺ァ。無価値に優る意味を持たねえってのに。触れちゃならねえもんを得た…一種の自惚れが裏目に出たっつう事だろうよ。
未だ俺の片手に在る異彩。俺(達)の生産した執着の一。つってももう一対と比べりゃ軽りィのが救いか。未だ身動きは取れる。意識も声帯も腐敗の速度は未だ遅え。
視界は一つ、支柱が折れちまう前に切り捨てろ。(求めた覚えは無え)
残した言葉に変化は無えよ。律儀に返答しやがって相変わらず馬鹿な野郎だ。
お陰で随分と妙な感覚に元から無え頭悩ます結果になっちまったじゃねえの。
良いか。俺とてめえの口約。
全て杞憂、それが全てだ。
>『総じて自惚れ』
>オシマイ
[
返信][
削除][
編集]
28 :
ノイトラ・ジルガ
2008/03/25（火）01:44:49
支柱を担う四匹の生体、
俺は獣への進化を渇望し
本能に忠実で在る事で
生を実感し咀嚼する。
>咎
全ては自己防衛。
投影、即ち回帰。
[
返信][
削除][
編集]
▲|
前|
次|
1-|
新|
検|
書|
リロ
[
戻る][
設定][
支配人の部屋]