Yahoo!ショッピング

綴一覧
┗1622.玉散る刃の巡恋歌(101-105/186)

|||1-||||リロ
101 :浦原喜助
2010/07/03(土)02:27:29


消えちゃうのもねえ。
何だか寂しいじゃありませんか。





こう見えても、アタシだって偶には想うんスよ。





── 小暑 ──

[返信][削除][編集]

102 :浦原喜助
2010/07/31(土)22:48:18


周囲を見渡せば、アタシは随分と妙な道を歩いているんだと今更ながら気が付いた。
若い頃は平凡を疎み、何事も起伏のある場所ばかりを選んで歩いて来た。
そう云った道に標がある筈も無く、己で敷く道こそが天空の頂に辿り着く唯一だと信じて疑わなかった。
其れが如何だ。
結局は自らを御しきれずに敗北を招いた。


『あわれなり』


そう言われるのも無理はない。
其れは認めましょう。
では、アタシが次に打つべき手段は何なんスかね。
道を失わないよう標となる光を模索するのか。
其れとも、在るべき道へと戻るのか。
流石のアタシも解らなくなって仕舞った。
遣り甲斐だけでは片付けられそうにありません。
ええ、分かってますよ。
らしくないのは承知の上で。






── 猛暑 ──

[返信][削除][編集]

103 :志波海燕
2010/09/10(金)18:00:25


何を遣ってやがる。
何を急いてやがる。
テメエの覚悟はそんなモンか。
有り得ねえだろ。
確りしやがれ、馬鹿野郎がッ!



何度叫ぼうが、もう遅い。
閉じた蓋を開けりゃあボロが出る。
戻るには早過ぎた。
否、戻るべきじゃ無かった。
ンなモン引き摺ってオメーは何処に行きてえの?
何をしてえか手前自身でも解らねえ、って顔だなァ。

そんな事してちゃあまた泣かせるぞ。
同じ轍を毎度踏む気か。
後生大事に抱えたモン捨てて、何もかも忘れたフリして。
其処迄して護って来たモンはテメエにとっちゃ其の程度の価値しか無えのか。

…違うだろ。
そうじゃ無えだろ。
オメーはもう前に進んで良いんだ。
俺に預けてオメーは歩み出せ。
過去は過去。
今は今。
未来なんざ誰にも分からねえんだから、逐一考えるのは終いにしろ。





最も大切なヤツは誰なのか。
オメーが一番解ってる筈だ。







── 長月 ──

[返信][削除][編集]

104 :志波海燕
2010/09/11(土)01:09:42



…あ?
いやいや、ンな筈は無えか。
だが、古ィ綴りにはついつい目が向いちまう。
俺が持った最初の書も確か三桁だったか。
流石に二桁の頃は知らねえが。
理由は特に無えんだが、オメーが掲げた題には見覚えがあるんでなァ。
此れで違ったら俺は相当の赤っ恥だが、ンなの気にする柄でも無えし。
身勝手な勘違いにしろ、無性に励まされたのは事実だ。

礼を言うぜ。







── 祝 ──

[返信][削除][編集]

105 :志波海燕
2010/09/28(火)01:27:06


嗜好の違いをトヤカク言う気は無えし、口を挟む気もねえ。
出来ることなら関わり合うことすら遠慮願いてえ。
但し、俺の大切なモンに手ェ出すんなら相応の覚悟で挑め。
テメー等が考えている以上に俺は曲がった事を好かんタチでな。
微温ィ策じゃ敵わねえぞ。



独占欲上等。
愛しい奴を独占してえなんざ当たり前じゃねえか。
例え其れが狂気だとしても俺は構わん。
オマエと堕ちるなら本望だ。
後ろばかり向いてる俺にオマエは眩しい光を与えてくれた。
前向く勇気を与えてくれた。

もう迷わねえから。
もう見失ったりしねえから。
全力でオマエを愛してやる。
俺の全てをオマエに捧げてやるから。
オマエで終いだ。






…なァ、シンジ。
遅れ馳せながらオメーと過ごした時間を過去の暖かい想い出に出来そうだ。
俺も大概引っ張り過ぎちまったが、色々と面倒掛けて悪かった。
いや、違うか。
こんな時は「有難う」だな。
オメーの口癖。
詫びより礼を、ってさ。
今でも確り覚えてるぜ。
だから、此の綴りは消させねえよ。
最後まで使い切って俺は俺自身にケジメを付ける。
此れもオメーの持論だろう。

例え此れがオメーに届かなくとも最後に言わせろ。
有難う、シンジ。
左様ならだ。











俺は、新しい路を行く。







── 心機一転 ──

[返信][削除][編集]

|||1-||||リロ

[戻る][設定][支配人の部屋]
WHOCARES.JP