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┗1622.玉散る刃の巡恋歌(16-20/186)
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16 :
志波海燕
2008/02/15(金)15:21:01
静の中にも動。
動じるべからず、
然れど止まるべからず。
ほんの数秒にも満たねえ寸暇。
其の瞬間に入るか否かが決する。
敵なんざ居ねえ。
敵は他ならぬ己自身。
あの緊張感が好きだった。
静寂に縁のねえ俺が唯一止まる時間。
否、止まっちゃいねえんだ。
ただ、狙うのみ。
己自身を穿つべく唯唯一点を狙う。
何れ勘は戻るのか?
今度こそ悔いの無ェように、かと云って急くんじゃ無く。
楽しめたらイイのにな。
── 無 ──
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17 :
志波海燕
2008/02/16(土)03:48:56
彼の大昔に交わした問答。
一人で掴むモンじゃねえと知った時、
其の答えを知ったような気がした。
二人で掴むからこそ一つ加わって、
独り善がりじゃなくなる。
其処に真実が在ると、
俺は信じてえんだ。
── 寒緋桜 ──
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18 :
志波海燕
2008/02/19(火)01:21:38
こんな時、ベタな語彙しか浮かばねえ手前が厭になる。
イヤ、違うか。
ンな言葉、何処を探しても見付かる筈が無え。
オマエ宛てに綴る一字一句
幾度と無く告げてきた至上の詞すら
足り無え
足り無え
足り無え
タリナイ。
オマエに捧げる数々の言ノ葉さえも
俺には物足り無く思えちまう。
なァ、__。
オマエ専用の喩えも考えねえとな。
候補は…先刻一つ思い付いた。
── 十三夜月 ──
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19 :
志波海燕
2008/02/20(水)04:17:21
変だよな。
オマエが居なくなる訳じゃ無ェのに。
唯、何か無性に寂しいなんて思っちまう手前が居て
オマエが纏う羽織を引っ掴みたくなる。
行くな、と。
声を掛け損ねた馬鹿な自分。
もう、言わせねえから。
如何か俺の傍に。
── 待宵月 ──
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20 :
志波海燕
2008/02/20(水)18:23:13
未だに駄目だな。
久し振りだと余計に溺れちまう。
自らの意思に反して押し寄せる波は、如何にも好きになれねえ。
けど、若干静かな街へ行ってから俺が居るべき場所へ戻った時
空から眺める街灯りの多さに安堵する。
何か、ちっぽけな矛盾。
── 参宿 ──
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