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┗1622.玉散る刃の巡恋歌(31-35/186)
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31 :
志波海燕
2008/03/15(土)02:58:45
続いた雨音が徐々に静寂へと変わるにつれ、
雨樋を伝う微かな音が逆に大きく聞こえる。
雨上がり特有の匂い
湿気に伴う温い感触
此の鈍い痛みさえ無けりゃあ、
少しは好きになれるんだろうか。
嗚呼、イイ感じで眠ィ。
── 宵月 ──
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32 :
志波海燕
2008/03/24(月)10:11:35
我慢するなと、
全てを晒せと、
幾度と無く口にしてきた。
然し、そうさせ無えように仕向けてるのは他でも無え俺自身。
若しも俺が首を縦に振ったなら、
全てが解決するのか?
そんな自問自答を繰り返す中、其の結末を瞼裏に映すだけで吐き気がする。
「オマエが楽になれるなら」
以前の俺なら口にしたであろう言葉。
オマエ宛に吐くつもりは毛頭無え。
嗚呼、
雨が降る。
── 立待月 ──
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33 :
志波海燕
2008/03/24(月)20:24:00
宴の時は呆気無く終わり、
長き歳月を費やした物語も一旦は幕を下ろした。
再び舞台が開幕した時
俺はどんな顔をして役に徹するのだろう。
漆黒の衣に包まれた俺は
何処を目指し
何時まで演じ続けるのか。
でも、今だけは。
手にした喜びに酔い
共に闘った仲間へと賛辞を贈らせてくれ。
そして、
オマエには。
密やかなタダイマを此処へ。
── 張宿 ──
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34 :
志波海燕
2008/03/28(金)12:59:00
他愛も無え夢を見た。
季節外れの海岸をオマエと二人歩く夢。
甘ったりィ台詞も、
甘えるような仕草も、
何も無え色気皆無な夢。
唯、一言。
オマエが俺の名を呼んだ。
海燕、と。
── 宵月 ──
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35 :
志波海燕
2008/03/31(月)12:02:27
久々連日。
昼間は効き悪し。
気が済む迄撒き散らした後、
気が向いた時に止むが良い。
…否、早く止んでくれ。
── 雨 ──
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