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┗1622.玉散る刃の巡恋歌(51-55/186)
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51 :
志波海燕
2008/05/17(土)03:47:49
色々在った。
ンなに云う程のモンじゃ無え気もするが、云う程のモンって気もする。
俺は変わったか?
オマエは変わったか?
恐らく互いに変わったんだろうな。
勿論、悪ィ意味じゃあ無え。
何が変わった?
…と聞かれても答えられねえが。
何が変わろうとも、変わらねえモンも有る。
傍らに居る事実。
愛しく想う気持ち。
互いに変わりようの無えモンを抱え持った侭。
此れからも共に生きて行こう。
過ごして来た刻に礼を告げるより、
此れから過ごすであろう刻に歓びを。
変わら無え愛情をオマエに。
俺の全てをオマエだけに捧げよう。
── 皐月祝日 ──
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52 :
浦原喜助
2008/05/20(火)10:53:29
一寸昔を思い出しながら、
傍らに置いた杖を擦った。
手垢の所為で幾分黒ずんだように見える柄の部分。
小さな、其れでいて多くの傷が残る鞘の部分。
此れと共に過ごして来た時間も、気付いたら随分長い事経って居たんだと。
妙に感慨深く思えたり。
縁側に座り込みながら、
珍しく紙煙草を吸う。
シトシト降る雨をボンヤリ眺めながら、
…嗚呼、成程。
独り納得して頷いた。
ハイハイ、行きますよ。
そんなに大声で呼ばなくとも、ちゃんと聞こえてますって。
偶には浸らせてくれても良いでしょう。
── 雨 ──
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53 :
志波海燕
2008/05/24(土)08:32:26
明らかに迫害されてる気ィする。
まァ、仕方無えのかもしれねえがよ。
え?…あァ?
時期違うのかッ!
今更になって気付いた。
ンで慌てて確認。
寸での処で回避成功。
こりゃ、アイツの云う通りにした方が良さそうだ。
── 無 ──
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54 :
志波海燕
2008/05/27(火)03:44:02
キザなアイツらしい口実。
良いだろう?
オマエの為だけに遣う手だ。
オマエの身体に
オマエの心に
証を刻む為ならば
アイツはどんな気障ったらしい手も遣うだろう。
脳髄に叩き込んで置け。
オマエを征服出来るのは俺
俺を支配出来るのはオマエ
互いに硬ェ鎖で縛り上げ
離れ難く
離し難く
狂おしい程の独占欲で
俺はオマエを愛しく想う。
総じて凡てが。
オマエの全ては俺だけのモノだ。
── 弓張月 ──
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55 :
朽木白哉
2008/05/28(水)01:26:49
有形的存在とは曰く「物」にしか過ぎず、
其処には想念も雑感も存在し得ぬ。
然し、人とは
何かに縋り
何かに印影を残したがる。
五感では捉えられぬ「想」を残すべく
脆く儚い其れを確かめるべく
其処彼処に頼る。
だが、見誤る無かれ。
最も重要なのは「想」であろう。
代用が利かぬ互いの「想」に重きを置く。
此れこそが真髄。
名もまた同じ。
呪詛にも似た呼称は、互いを掌握し独占し支配する。
眩暈を覚える程の征服欲。
兄の心に住まう「想」
心配せずとも私には届いている。
今宵ばかりは
天空に浮かぶ金色へ
二十二之齢を刻みし月へ
真摯祈念捧ぎ給ふ
── 奎 ──
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