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┗1622.玉散る刃の巡恋歌(66-70/186)
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66 :
志波海燕
2008/06/22(日)04:20:20
背中合わせの闘いってヤツは、
互いの命を半分預けるようなモンで。
全幅の信頼が在ったればこそ実現する術。
オマエが残してくれた言葉。
オマエが想像している以上に俺ん中に響いた。
なら、逆だってあるだろう?
オマエの言葉を敢えて借りるなら。
聞くコトしか出来無えけど
聞くコトなら出来るから。
俺にも分けろ。
此れが俺等流、
愛のカタチだ。
── 寝待月 ──
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67 :
浦原喜助
2008/06/23(月)11:35:09
過去、アタシが緻密に組み上げた未來図は、
容易く実現出来るソレでは無かった。
容易く無いからこそ追い求めて来た。
物を識る事への執着も、根底に在るモノのは恐らく全てが同じ。
…研究者、ってのは大概厄介な代物なんスよ。
如何にも色が無くてイケません。
厚い雲に覆われたソラを眺めながら、
煙管から立ち上る濁煙と同化するソラを眺めながら、
無性に
君の声が
聞きたくなった。
── 更待月 ──
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68 :
志波海燕
2008/06/24(火)01:00:40
珍しく手持ちが切れちまって、近場に出張った。
其処には以前好んでいた銘しか無く、半ば仕方無しに其れを手にした。
今思えば此れも偶然だったな。
そんなモンすら「運命」の悪戯なんじゃねえかと、
手前の都合良く解釈した。
目ェ覚ましたオマエは常の後悔に苛まれるだろう。
けどなァ。
オマエに寂しい想いをさせるよりは、何万倍もマシ。
普段は壊れるんじゃねえかと思う程に良く回る口、
其れも今は呼吸をする為だけに薄く開かれた侭、
まるで幼子が如く無防備に晒す寝顔を見られるのは、
俺だけが持ち得る特権だ。
願わくは
夢なんざ見ずに
如何か安らかな眠りが
愛しいオマエに降り注ぐよう。
俺は何時だって
オマエしか見えて無えんだから。
俺だけの紅鳥へ。
…お、やっぱり桃かもしれねえ。
── 梅雨 ──
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69 :
志波海燕
2008/06/29(日)14:05:21
自室の障子越しに雨音が聞こえる。
珍しく頭は痛く無え。
腹ァ付けて寝転びながら、
藺草の匂いを何と無しに嗅ぐ。
逢いてえから。
欲しいから。
全部寄越せ。
嗚呼、手前自身の話になるとカラッキシ。
不安で仕方無え。
手前の所為なのに。
かアーッ、情け無え。
ちィとばかし頭冷やさねえとな。
…やっぱり、頭痛えや。
── 無 ──
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70 :
志波海燕
2008/06/30(月)03:57:02
単純な手前と
愛しいオマエに
乾杯。
── 甘雨 ──
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